制作記#394
               更新日2017年 6月3日更新            

2017年 6月3日(土) 港の風景から、モノレールの走る都市風景へ


 先日、都市型レイアウトを人に見せるために、レイアウト周辺の仕切りを外し、10年以上前から整備しているレイアウトの補修作業を行いました。
 
 作業を続けている内に、前々から心の中に湧いてきた、「都市型レイアウトの背景に、護衛艦のマストが見えるのは特異な景色で、いかがなものか」という思いが強くなってきました(^_^;)

 

 都市型レイアウトなので、船舶のマストが見えるよりも、列車が走る背景としてはビルなどの都市の建物が背景になっていた方が、都市型レイアウトらしく見えるので、港の風景ではなくて、ビルの並ぶ風景に変えようと決意しました。

 思えば、レイアウト製作記#216(Nゲージサイズの艦船模型)で1/144~1/200艦船や船のを造り、港の情景を造ろうということから始まり、レイアウト製作記#272で本格的にレイアウトスペースを拡大して戸崎観光港周辺の情景を造ってきました。

  幸い、レイアウトの拡張部分の港の風景は、都市型レイアウトから分離可能なように、してあるので簡単に外せます。
 外した部分は港の風景のジオラマとして楽しむこととして、新たに街の風景に差し替えることにしました。

 

 これから制作する新たな拡張部分は、新たな大通りを通して、その沿道にビルを並べた風景にしようと思います。
 そこには、現在制作中のハイラインは新たな部分に引き継ぎます。
 LRTの走るトランジットモールと建物群も新たにトランジットモールを制作して引き継ぐ予定です。
 また以前、レイアウト制作記#321#325で作成したフジミの1/150ゆりかもめも並べようと思います。
 それにフジミとグリーンマックスが共同制作した1/150の東京モノレールのキットも購入してあったので、そちらも都市交通の情景としてレイアウトに使用しようと思います。
 他にも中国・上海のリニアモーターカー(Shanghai maglev)の1/160の模型もありますが、ただでさえ新都市交通が溢れているレイアウトにもう一つ増えるとクドくなるので、リニアは投入しないことにします(^_^;)



 大通り上にはモノレールを走らせてみようと思うので、レイアウトの基本デザインを決める大きな要素として、モノレールの軌道を仮組みしてレイアウト上に並べて、基本デザインを検討したいと思います(^^)

 
 拡張部分のレイアウトボードは取り外し可能なサイズにするので2分割として、1200㎜×450㎜のサイズのものを縦に2枚並べます。
 5.5㎜厚のベニヤ板をホームセンターの工作室で1200㎜×450㎜のサイズに2枚切り出してきました。
 本来ならば、台枠をベニヤ板に取り付けなければならないのですが、レイアウトの基本デザインが決まらないと、道路等のデザインもできないので、先に基本デザインを検討したいと思います。

 


 フジミが2011年にNゲージサイズの東京モノレールを発売しました。
 ストラクチャーシリーズキットシリーズのプラモデルで、1/150 STR1 東京モノレール1000形が基本編成の4両、それに中間車両セットを購入することにより2両が加わった6両のフル編成になります。 
 その後、バリエーションキットとして1/150 STR11 東京モノレール1000形 50周年記念 ヒストリートレイン 500形導入 1969年仕様
1/150 STR10 東京モノレール1000形 50周年記念 ヒストリートレイン 開業1964年仕様
1/150 STR12 東京モノレール1000形 50周年記念 ヒストリー トレイン 1000 形車導入 1989年仕様
が発売されました。
 その後、2016年には1/150 STRSP1 東京モノレール1000形 (リニューアル車塗装)が発売されました。
 
 フジミから発売されたのは未塗装の組立キットですが、キットを発売されるにあたって鉄道模型メーカーのグリーンマックスが協力しています。
 グリーンマックスより、ボディのみ塗装済みのキットが2012年に発売になりました。
 東京モノレール1000形(ディスプレイモデル)新塗装 車両6両/レール入り旧塗装の両方が発売されました。

 パッケージはフジミに比べたらグリーンマックスの製品仕様で地味になっています。またコスト削減のためにパッケージは共通で、旧塗装のパッケージは「新塗装」の文字の上に「旧塗装」のシールを貼ってあります。
 また鉄道模型のグリーンマックスの製品なので、走行モデルと勘違いされると困るので、「ディスプレイモデル」と明記してあります。

 

 フジミのキットでは4両基本と2両増結と分けて発売されていましたが、グリーンマックスの塗装済みキットは6両フル編成の形で発売されました。
 
 

 Nゲージのストラクチャーキットなので、いつかレイアウトで使うことがあるかもしれないと思い、新塗装と旧塗装の両方のキットを購入しました。
 今回はこのキットを制作してレイアウトに登場させたいと思います。


 今回の都市情景の中心となる大通りを4車線の道路をプリントしたA4サイズの紙をレイアウトボードの上に並べます。

 

 大通りの上をモノレールの複線軌道を通すので、最初にモノレールの軌道を仮組みして並べてみます。 
 レイアウトに使うモノレールの軌道は車両キット付属のものだけでは足りないので、別売の1/150 STR4 東京モノレール 直線&曲線レールセットも購入して軌道の延長を行います。

 

 レールも橋脚も2つのパーツを貼り合わせるモナカタイプです。

 

 貼り合わせた橋脚にレールを載せましたが、レールのボッチと橋脚の取付穴が小さいので、ちょっとした振動でもレールが落下してしまうので、透明ゴムボンドを少々付けて仮止めしています(^_^;)
  

 この場所をモノレールと新都市交通、それとLRTとバスの交通結節点とするためにモノレールの駅を造る予定です。
 ホームは2016年5月にTOMIXの都市型ホームの新製品が発売されるので、新製品の出来を見てから使用するホームを決定することにしていました。
 
 TOMIXの新製品を見た結果・・・   KATOの近郊形 対向ホームを使うことになりました(^_^;)

 モノレール駅舎については、TOMIXの高架駅を使うことにしました(^_^)

  

 KATOのKATOの近郊形 対向ホームは新戸崎駅で使っていて、同じレイアウトでダブりますが、塗装やデザインの変更で違いを出していこうと思います。

  

 モノレールの両数は、キットの6両だと長すぎます。東京モノレールは首都の日本を代表する国際空港なので、6両という輸送力を必要としますが、地方都市のモノレールでは輸送力過剰になります(^_^;)

 地方都市のモノレールといえば千葉都市モノレールの2両編成。政令指定都市のモノレールですが、混雑時には増結して4両編成にすることが出来ます。
 那覇市の沖縄都市モノレール ゆいレールは2両編成です。しかし、ゆいれーるは乗客数も伸びており、自分が乗ったときには那覇空港からの観光客で満員になり、外国人旅行客のトランクがあると、さらに混雑がきつく感じます。
 他の都市モノレールを見てみると神奈川の湘南モノレールが3両編成、東京都の多摩モノレールが4両編成、北九州市の北九州高速鉄道(北九州モノレール)も4両編成です。
 ここ戸崎市のモノレールは政令都市と比べたら4両編成だと輸送力が過剰そうです。逆に2両編成だと輸送力不足になりそうなので、中を取って3両編成が妥当かもしれません。東京モノレールも開業当初は3両編成でしたから・・・
 でも、模型として並べてみると、4両編成にしたほうが模型映えしそうです(^_^;)
 長さも400㎜で、KATOのホーム2本分で納まりそうなので、4両編成にすることにしました。

 

 こんな感じで、モノレールの駅を設置したいと思います(^_^)

 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400