制作記#321
                  更新日2014年3月 8日更新           

2014年3月 8日(土)  フジミ1/150 ゆりかもめ#1 (軌道)


 インナーハーバートランジットモールの建物の建築を続けている最中ですが、造りたくなったものが発売になったので、いったん建物の建築は中断して、FUJIMI1/150 STR(5) ゆりかもめ7200系 先頭車両セットゆりかもめ7200系 中間車両セットの組立を開始します(^_^)



 この新都市交通システムを現在製作している都市型レイアウトに組み込む予定はありません。 人口70万人弱の戸崎市に新都市交通システムは財政負担が重すぎます(^_^;)
 分相応なのは現在建築中のLRTです。
 今回のゆりかもめは純粋にプラモデルとして造りたくなったので、造るだけです(^_^;)

 そういう財政的なことを考えなければ、リニアモーターカーもレイアウトに登場させることも出来ます(^_^;)





 1/150ゆりかもめのキット、唐突にフジミ模型から発売が発表され、その後短期間で発売された感じがしますが、フジミ模型は各種展示会にあまり出展しなくなったので、唐突という感じがしても、やむを得ないかもしれません。
 前作にあたる1/150 ストラクチャーキット No.1 東京モノレール1000形は販売チャンネルに鉄道模型のGMが絡んだので、展示会等でGMによりアピールがありました。
 GMから販売されたキットは、ボディが塗装済みで、新塗装と旧塗装の2種。 フジミから発売されたのが、未塗装で基本と増結の形で販売されました。
 この東京モノレールのキットの出来も良さそうなので、このあと東京モノレールのキットも組み立てるかもしれません(^_^;)


 
 フジミ模型は最近1/150のキットに力を入れていて、鉄道関係では東京モノレールの他に1/150 札幌市交通局 3300形電車や1/150 雪ミク電車2014年モデル 札幌市交通局3300形電車 札幌時計台セットなどのキットも発売されています。
 
 CR旅客鉄でもレイアウト上に置くために、製作記#279281282で1/150 未来型水上バス ヒミコを製作しているので、2度目のフジミ模型のストラクチャーとなります。

 他にもフジミ模型の製品を最近作っていまして、1/72の陸上自衛隊の車両を作っています。
 陸上自衛隊車両はフジミもアオシマと組んで(はないと思うけど)、最近活発に製品を出しています。
 
 

 ミリタリーのプラモデル製作に手を染めると、レイアウト製作の進行が遅れるので芳しくないのですが、観閲式や災害派遣の現場で自衛隊のトラックを何度も見かけるので、つい手を出してしまいました(^_^;)

 


 キットの内容を見てみましょう。
 
 先頭車セット(2両)と中間車セット(4両)の2つに分けて発売しています。
 キットの箱書きを見ると、先頭車セットの方は、
ゆりかもめ7200系電車は、株式会社ゆりかもめが保有する新交通システム車両。東京都港区の新橋駅から江東区の豊洲駅までを結んでいます。キットは、先頭車両2両、専用レール4本、橋脚5本のセット。●車両:塗装済み ●レール:直線2本、曲線2本 ●車体番号はデカール再現

 中間車セットの方は、黄色字のところが、中間車両4両のセットに変わっているだけです。



 値段の方は両方とも7,800円(税抜)と同じで、先頭車セットは2両と専用レールが4本付いていて、中間車セットは車両が4両だけです。
 7,800円とプラモデルとして高いのは、車体が塗装済みになっているからです。
 原価のうち、外注に出しているボディの塗装費が、大きく占めているんでしょう。



 仕上げは非常にきれいで、最近のGMの塗装済みキットのボディと同じくらいの仕上がりになっています。



 
 製作に入ります。

 説明書の順番に従えば、車両の内装から組立が始まるのですが、レイアウトビルダーの性として専用レールの組立から始めます。展示台にもなるので(^_^)
 新交通システムがゴムタイヤで走る案内軌条式鉄道の軌道なので、レールというより軌道と言った方がしっくりするのですが。

 専用レールの造りは、かなりあっさりとした造りになっています。
 フジミの1/700の最近の艦船キットは、とても細かく作られています。 しかし、1/72の自衛隊車両は見えないところは、誠によく省略してあるので、こちらと同じテイストです(^_^;)



 
 最初に塗装をします。
 組立説明書によると、コンクリート部分はクレオスの水性塗料H61明灰色で塗装するようにとの指示があります。
 高架線の外壁などは、ゆりかもめの高架線独特のスカイブルーで塗装されています。 これも説明書によるとH61明灰色とH15インディーブルーを5:1の割合で混色する指示になっています。

 自分の場合、基本的に筆塗りはタミヤ エナメル塗料を使い、エアブラシはタミヤ アクリル塗料を使っています。 出来ればタミヤの塗料を使いたいところですが、フジミは競合するタミヤの塗料の指定はありません(^_^;)
 それならば、組立説明書の塗装指示は参考程度にして、それに近い別の塗料を使うことにします(^_^;)

 
 ます、高架橋のコンクリートの部分は、明灰色でなくグレーサーフェーサーを使います。

 グレーサーフェーサーを吹いた後に、高架橋の外側外壁をスカイブルーで塗装します。
 その前に、軌道の部分はコンクリート仕上げなので、サーフェーサーを吹いた部分はマスキングテープで覆っておきます。



 組立説明書によると、スカイブルーの色は、明灰色とインディブルーを5:1の割合で混色するようにとの指示があります。
 しかし、今は販売するかどうか判りませんが、モノレールのレールセットが別売されたように、ゆりかもめの専用レールも別売されるかもしれないので、そのときにまた調色すると、前とは違う色となりそうなので(よく考えるとレイアウトに新都市交通は置かないので、別売の専用レールセットを買う必要はないのですが(^_^;) )、市販のカラーから探してみました。
 
 するとボークスの扱っているファレホ MODEL Airの008ペールブルー(税抜300円)が、ゆりかもめの高架橋のスカイブルーと同じ色なので使ってみました。

 エアブラシ専用塗料なので、希釈することなく、そのままエアブラシのカップに注ぐだけでいいので便利です。

 ファレホは乾燥が早いと聞いていましたが、今回は乾燥が非常に遅く(冬だから?)、3時間経ってもベタベタしていたので、2回目に吹くのに間隔を6時間以上空けました。




 今回の組立説明書の塗装指示はけっこう大ざっぱで、高架橋のどの範囲までスカイブルーで塗装したらいいのか判りません(^_^;)

 一番いいのは実際に新橋から、ゆりかもめに乗りに行き、実際はどうなっているのか観察してくるといいのですが、今の時期は仕事の繁忙期で、休日も仕事をする日が多く、休日に出かけることが出来ないので、Webで情報を収集することにしました(^_^)

 YouTubeで「ゆりかもめ 前面展望」で検索した映像を、始発駅の新橋から見てみると、最初はスカイブルーに塗装されているのは高架橋の外側だけですが、レインボーブリッジを渡り、お台場に入ってくると、内側の側壁もスカイブルーで塗装されています。 
 結論として、側壁の内側はスカイブルーで塗っても塗らなくてもいい、でも、延伸区間の有明-豊洲間の側壁の内側はスカイブルーで塗られているので、塗り替えに際しては内側もスカイブルーで塗装される可能性が高いので、内側もスカイブルーで塗装することにしました。

 2014年3月16日追記・・・・実際に、ゆりかもめに乗ってきました。
 実物を観察してみると、側壁の内壁は塗装してありましたが、スカイブルーではなく、ライトグレーでした。 YouTubeの画像を見誤りました。
 後日、外壁の内側を塗り直したいと思います(^_^;)





 ファレホAirのペいるブルーをまず、1回吹いて6時間おいてから、2回目の吹きつけを行いました。



 次は5本ある橋脚で、これはグレーサーフェーサーを吹きます。
 
 乾燥後、マスキングテープを剥がして、組立を開始します。 KATOやTOMIXの高架線路のように、ジョイントを使って組み合わせるのではなく、接着が前提になっているので、取りあえず今のところは、積み木のように積み上げただけです。



 複線に挟まれた真ん中には、点検通路が設けられており、非常時には旅客を誘導して避難する通路になっているので、通路の高さはドアの高さに合わせて、脚付きの通路になっています。 このパーツは脚が9~10本付いたまま一体成形されているのは見事。
 この脚もスカイブルーで塗られているので、最初にファレフォMODEL Airのペールブルーをエアブラシで吹いて、乾燥後に脚の部分をマスキングしてから、通路をグレーサーフェーサーで吹きました。



 実物のゆりかもめの高架線路を見ると、ガイドレールや側壁内側のケーブル類とか、点検用(非常用)通路の手摺りとかは、あっさり省略されています。
 走行レーンも実物はもっと凹凸があるはずだと思いますが、ほとんど平らな仕様になっています。
 東京モノレールのキットのコンクリートレールの方が、ケーブルなども再現してあって、今回のゆりかもめの専用レールは期待していたのですが・・・       東京モノレールのキットほどの、細かい部分までのこだわりはないようで(^_^;)
  
 専用レールには、もっと手を入れたいところですが、実際に現地に行って、ゆりかもめの軌道をしっかりと観察してからやろうと思います。



 次回は、車両の組立を行います(^_^)


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350