新日本海フェリーで小樽・函館への旅#1(新潟駅前広場)
2018年 1月24日更新
2017年9月29日、新日本海フェリーに乗って小樽と函館に出かけてきました。
もう既に新日本海フェリーには2回乗船していますが、自分には気に入った所には3回行くという習性があるようで、
2016年 8月 3日 札幌へ 旧 らべんだあ
2017年 7月22日 千歳基地航空祭へ 新 らべんだあ
前2回とも、特等船室にあたるデラックスルームAを使用しましたが、2回目は2017年に就航した新造船に乗れたので、同じ名前の船でも新旧の船の施設の変化を楽しみました。
あとは、最上級の客室であるスイートルームを利用すれば新日本海フェリーの旅も満了します(^_^)
そこで、貸切料金がかからなくなった期間Aになった9月にスイートルームの居住性を体験するために、三度、新潟から小樽へと新日本海フェリーに乗船しました。
今回の旅の目的は、
(1)旧手宮線遊歩道を全踏破したい。
以前、2回ほど人日本海フェリーに乗って小樽を訪れ、旧手宮線を歩きました。
1回目は小樽の運河沿いを歩き、小樽駅に向かう途中に、旧手宮線遊歩道と出会い、少し歩きました。
2回目は、旧手宮線遊歩道の終点、小樽総合博物館(旧小樽鉄道記念館)までタクシーで行き、遊歩道を小樽駅前通りを越えたところを歩き、遊歩道全体の3/4くらいを歩いたところで時間切れ。いずれも4時30分にフェリーを下船し、小樽駅5時53分発のエアポートライナーの始発に乗るため、小樽の滞在時間は実質1時間15分に限られるので、どうしても途切れ途切れになってしまいます(^_^;)
今回は、旧手宮線遊歩道の始点から歩き、未踏破区間を歩いてみたいのと、前回、見逃してしまった地点があります。
(2)荒巻山の突端の岩を見たい。
小樽市中心部に荒巻山という岩山があります。有名な広くて急な坂道、十間坂もある山でその突端の岩盤が遊歩道に面しています。
2回目に行ったとき、その場所を通りましたが、旧手宮線のホームを模したポケットパークに機をとられ、切り通しの上にあった突端の岩に目が目に入らず、その岩を見た記憶がまったくありませんでした(^_^;)
自分は巨石や岩山が好きなので、この荒巻山の突端を良く見てみたいという思いが強くありました。
沖縄本島の前田高地の戦跡に立つ石灰岩の尖った岩、為朝岩(ニードルロック)を見逃したこともあって、小樽の岩も見に行きたくなりました。
小樽から北海道のどこに行こうかと思い、札幌には何度も行っているので鉄道を使って函館まで行くことにしました。
(3)室蘭本線 特急 スパー北斗で函館まで。
札幌から函館まで特急で乗り通すのは、国鉄時代に1度乗ったきりだったので、JR北海道になって30年、何かと経営上の問題を抱えていますが、JR北海道の稼ぎ頭の都市間の特急列車に乗って見たくなりました。
(4)函館の谷地頭温泉
何度も函館を訪れていたのは、青函連絡船の運航があった頃。青函トンネル開通後は1度しか訪れていないので、海外旅行客に人気の函館の今の姿を見てみたい。
そして市電の終点にある温泉浴場、谷地頭温泉を訪れたい。昔、青函連絡船の夜行便の時間調整のために入った谷地頭温泉は、赤茶色をしたインパクトのある湯の温泉で、25年以上たっても強烈な印象を持つ大公衆浴場です。また入浴したいという願望を何年も持っていました。
ということで、新潟からの新日本海フェリーで小樽に行き、札幌からスーパー北斗4号で函館に行き、函館空港から空路で帰ることにしました。
新潟へは大宮駅からMAXとき305号で。
E4系はまもなく廃車になり、E7系が上越新幹線に代わって入ってきます。毎回、E4系に乗る度に、2階建新幹線に乗るのもこれが最後と思いながら乗りますが、また乗ることが出来ました(^_^)
2階建新幹線は東海道新幹線の100系時代から好きで、東北上越新幹線の200系、E1系、E4系とも2階席は眺望がいいので、走行速度は遅くとも愛用してきました。
2階席は高くなった新幹線の防音壁に遮られずに、群馬、新潟の山々を眺めることが出来ます。
各新幹線の最高時速は、
東海道新幹線が285㎞。
東北新幹線の宇都宮-盛岡間が320㎞。
それに比べて、上越新幹線のE4系の最高時速240㎞はいかにも遅い。
スマートフォンのGPSを利用した速度計アプリによると、E4系はほぼ237㎞で走っていました。しかし、新幹線もこのくらいのスピードが車窓の景色を楽しむのに相応しい。トンネルが多い上越新幹線ですが
MAXとき305号は新潟駅に9時59分に到着します。
新潟駅前広場の観察も、前二回は万代口を中心に見てきたので、今回はほぼ整備が完了している南口の駅前広場を見ることにしました。
きれいに整備された南口駅前広場ですが、目立つ商業施設がビックカメラとPLAKA1,2,3くらいしかなく、駅前広場としての賑わいに欠けているのが玉にきず。
万が一、ビックカメラが撤退ということになると悲惨な感じになります。
ただ新しくなった駅ビルのCoCoLo新潟が大型商業施設なので、いいのかもいいのかもしれません。
南口バスターミナルはサークル状のバスターミナルになっていますが、駅高架化完成のあかつきには、万代口と結ばれて南北が貫通したバスターミナルになり、大きな変化を迎えます。
TOMYTECのバスコレでお馴染みの新潟交通のバスもラッピングバスが目立ちます。
2007年から始まった新潟駅周辺連続立体交差事業に伴い、新潟駅も高架駅に生まれかわります。
事業開始10年経過後でようやく高架駅が姿を現してきました。完成するのは3年後の2021年になります。
高架駅完成後には、現在の駅舎は取り壊され、万代口の新しい駅前広場に生まれかわります。
駅前広場整備事業に伴い、レトロな万代口バスターミナルも数年後には姿を消します。
フォーク型のバスターミナルは、バックしてバスターミナルに進入しなければならないのが運用上のネックになっています。
バスターミナルとしてはコンパクトな造りになるので、乗客にとっても使いやすい構造です。
ただし、降車客があると乗車客と動線が重なってしますので、降車場は別の離れたところに設けなければならないのが欠点です。
また新しいバスターミナルになれば、駅始発のバスも減って、駅を経由するバス路線に変わっていくのでしょう。
新日本海フェリーターミナルに行くバスは10時15分発ですが、それに乗ると駅前広場観察が出来ないので、近くの末広橋停留所に行く10時50分のバスに乗りましたが、万代バスターミナル経由のバスだったので、思ったより時間がかかり、出港30分前に末広橋停留場で降りてからフェリーターミナルまで歩いて10分。出港時間の11時45分まで20分を切っていたので、少しだけあせりました(^_^;) 出港時間は係留索が岸壁から離れる時間なので、タラップはそれよりも早めに外されてしまいます(^_^;)
時間がないので、乗船する新あぜりあ号の全体を眺める時間はないので、乗り場に置かれている船舶模型を眺めます。
25ノットで航行する高速化と燃費向上のために、垂直になった舳先と近接2軸推進システムが特徴です。
模型よりも実物の船体を見ると197.5mの船体は大きく感じます。
かなり高さのあるボーディングブリッジを渡って乗船します。
NEXT #2 スイートルームへ →