新日本海フェリーで小樽・函館への旅#2(スイートルーム)
2018年 2月21日更新
2017年9月29日、新日本海フェリーに乗って小樽と函館に出かけてきました。
かなり高さのあるボーディングブリッジを渡って乗船します。
ボーデジングブリッジは4階の高さがあるので、かなり高く感じます。
新潟フェリーターミナルビルの外壁も1年前は茶系の色でしたが、いつの間にか白い外壁に塗り替えていました。
出港時間ギリギリだったので、4階のインフォメーションはがら空きで並ぶこともなく、個室のカードキーと食事の時間が記された紙をもらいます。
新「あざれあ」は就航してから、まだ3ヶ月目で、新船の臭いと雰囲気に溢れています。
新船は今のニーズに合わせて、個室を重視した客室構成で、従来の大人数が床に寝る大部屋は廃止、一番エコノミーなツーリストC 6,480円でも1区画に1段ベットが2つ並んでいて、ロールカーテンでプライバシーが保たれます。10,180円のツーリストSはドアのある個室になっています。
デラックスルームとスイートルームには新日本海フェリーの目玉商品のプライベートテラスがすべて付いています。
運賃は(安いA期間で)デラックスルームが1人21,170円、スイートルームが1人37,030円で差額は15,860円になりますが、スイートルームはグリルでの食事代7,900円(ランチ2,500円、ディナー5,400円)が込みなので、広い客室の使用分は実質7,960円と考えることにします。
それに
最上階の6階に上がりブルーの絨毯が敷かれた長い通路を歩きます。
通路から少し奥まった所にドアがある002号室に入ります。
ドアを開けると、目隠しのスリガラス風のシートを貼ったパーテーションがあります。
これは11月から3月までの冬季期間はグリルは閉鎖されるので、スイートルームにはルームサービスの食事が運ばれるので、パーティーションがあると助かります。
部屋は太平洋フェリーのロイヤルスイートルームと違って、ベットルームとリビングルームは一体になっていて、リビングとベットルーム用にそれぞれ大型液晶テレビが備えられています。
カーペット、カーテン、クッションなどがブルー系で統一されています。
下の写真の太平洋フェリーのロイヤルスイートルームのベットよりも新日本海フェリーの方が幅が広く、寝心地がいい。
リビング部分のインテリアは極めてシンプル。
太平洋フェリーのロイヤルスーイートルームのリビングは独立した区画で、インテリアもシンプルだけど、装飾品で豪華な感じを演出しています
新日本海フェリーのセールスポイントであるテラスを見てみます。
テラスへの引き戸は旧船よりもロックがきっちりと締めてあるので、航海中でも風でドアがバタつくことはありません。
機密ドアを開けてテラスに出ると、デラックスルームより格段にグレードアップされたスイートルームのテラスになっています。
床は木張り、木製のテーブル・チェアセットもおかれています。側面をスイートルームの浴室の壁に囲まれ、奥まっているのでデラックスルームAのテラスより格段にプライバシーが保たれています。デラックスルームAのテラスは手摺りに身を委ねると隣の部屋のテラスが見えてしまいます。
ソファーに座ると大型液晶テレビが見られます。太平洋フェリーはデジタル放送をアナログに変換しているので、画質はイマイチでしたが、新日本海フェリーは地上デジタル(沿岸部でのみ受信可)、衛星デジタル放送を高画質で見られます。
またDVDプレーヤーも備え付けられており、インフォメーションでDVDソフトが借りられます。1回500円のレンタル料はスイートルームの特典で無料になります。
バスルームは明るくて広く感じます。
太平洋フェリーのロイヤルスイートルームでは、タオル類の収納場所が判らなくて探し回りましたが、ここではホテルのようにバスルームの入口の棚に置かれていて判りやすい(^_^)
洗い場はお湯を流せるタイプ。
嬉しいことに洗面器と椅子が置かれていて、座って洗面器のお湯で流せるので家庭のバスルームの感覚で使用できます。
太平洋フェリーのロイヤルスーイートルームのバスルームは洗面器も椅子も置かれていないので、立ったままシャワーで洗うことになります。
トイレもスリガラスの扉と仕切りなので、太陽光が入ると明るいレストルームになります(^_^)
洗面台はマンションに入っていそうな、ちょっとだけいいグレードの洗面台。ホーローボウルが大きくて使いやすい。
太平洋フェリーはデザイン的な洗面台。これはこれでシンプルでいい。
廊下側の壁にはホテルのようなクローゼットがあり、バスローブやガウンが用意されています。
出港時間が近づいてきたので、部屋を出てデッキから出港風景を見学します。
新造船の新たな施設は、最上デッキの6Fに設けられたスポーツルーム。
エアロバイクやトレッドミルなどのマシンが5台並び、船尾の風景を見ながらトレーニング出来ます。
下の4デッキにはドックフィールドが設けられています。すぐ近くにペットの犬と一緒に泊まれるウィズペットルームがあって、部屋の狭さに飽きた犬が走れ回れるようにドックランのようなスペースが設けられています。○にHのマークが描かれていますが、ヘリコプター着陸甲板ではなくて、緊急時には救難ヘリコプターからホイスト降下する場所になっています。そこを手摺りで囲い、下部にネットを張り巡らしています。
佐渡の両津港から来た、佐渡汽船の新潟港入港時間は本船の出港時間と同じ11時45分。
佐渡汽船のターミナルは港内の奥まった所なので、佐渡汽船が入港してきたら入れ違いで本船が出港します。
定刻の11時45分 出港でした。