新日本海フェリ-で札幌の旅#1(新潟へ)
                                                 2016年8月6日更新                                                                 
                                                    

 新日本海フェリーに乗って、札幌に行ってきました。

 
 
 最初のプランは8月7日(日)に行われる千歳基地航空祭に行く予定でした。
 旅行プランを作成してみると、8月は北海道旅行のハイシーズンで、飛行機での日帰りを考えても飛行機の予約は満席(後日確認すると、1週間前には空席が出てきた)、札幌に前泊しようと思っても、安い宿はなくシングルでも2万円近いものしかありませんでした。
 そこで、札幌には宿泊せずに、往復フェリーを利用して前日の土曜日 10時30分新潟港出港 翌日の日曜日の4時30分に小樽港着。小樽駅か南小樽駅に歩いて行き、小樽5時54発の二番電車に乗れば千歳駅に7時14分に着き、歩いて千歳基地には8時頃に着いて航空祭を見学。
 帰りは南千歳駅からJRで苫小牧駅に移動して、連絡バスに乗り、19時出港の太平洋フェリーで翌朝10時には仙台港へと、2連続船中泊のプランを立てました。
 フェリーも個室に乗れば快適な旅なので、このプランの実行を楽しみにしていました。

 しかし、あとでスケジュールを見てみると、迂闊なことに前日の土曜日は夏祭りの予定が入っていました。子ども達を引率して御輿を担がせなければならないので、会長という立場上、休む訳にもいかず、千歳基地の航空祭に行くのを断念しました(>_<)
 今年はPTAと子ども会で、土日になると地域の行事も合わせて何某かのイベントがあるので、なかなかレイアウト製作の時間が取れません(^_^;) 
 
 しかし、新潟からフェリーに乗って、北海道に行くという机上のプランに魅せられて、どうしてもフェリーの船旅をしたくなり、6日の土曜を外して少し早めにプランを実行することにしました(^_^;)
 但し、平日に行くことにしたので、日程を短縮し、帰りのフェリーを新千歳空港からの飛行にに替えて2泊3日から1泊2日に短縮しました。
 せっかく北海道に行くのに現地滞在が1日の日中だけとはもったいない気がしますが、フェリーに乗りたいがための弾丸ツアーです。
 ありがたいことに、今回の旅は北海道に行くと行っても、現地に一泊もしないで帰ってくるという強行スケジュールに、家族は同行したいと言うはずはなく、今回は目出度く一人旅となりました(^_^)   よって、自分の興味のあるところばかり回って来ました。

 それと、私には北海道在住の友人がいて家族ぐるみの付き合いをしているので、2年に一度は北海道を訪れています。交通手段は飛行機とフェリーが半々くらいで、フェリーを使うときは仙台―苫小牧間の太平洋フェリーばかり使っていました。まだ新日本海フェリーには一度も乗船したことがなかったので、旅行前から楽しみにしていました。

 


 新潟へ

 新潟へは上越新幹線です。MAXとき303号新潟行きの2階のグリーン車に納まりました。
 かつてはMAXは東北新幹線の通勤時間の定員増加のために導入されましたが、速達化を優先する東北新幹線では速度性能の劣るMAXはすべて上越新幹線に移りました。

 

 先代の二階建新幹線E1系は2012年ですべて引退。このE4系も2017年3月までに全編成引退なので、E4系も1年と経たずに見られなくなります。
 新潟での滞在時間を延ばすために、始発の新潟行きの新幹線にしようかと思いましたが、MAXに乗りたかったので、ぎりぎりの時間になりますがMAXとき303号にしました。

 自分にとっては久しぶりの2階建新幹線なので、グリーン車を奮発しました。

 

 総二階建新幹線は階段部に特徴があります。
 車内販売ワゴン用のリフトを巻くようにカーブを描く階段です。
 1階が普通車の指定席。2階がグリーン席。7号車と運転台のある8号車も同じ構成です。

 

 総二階建新幹線の構造上、電動車の主変圧器や主変換装置などを床下に設置することが出来ないので、車端部に機器室を設けなければならないので、デッドスペースが生じます。

 

 これが隣の車輌の車端部にあるトイレ、洗面所、多目的室の部分と合わせると、細い通路が長く続くことになります。

 

 8号車の2階グリーン席には車椅子用のスペースがあるので、リフトも車販ワゴン車だけでなく、車椅子も乗れる大型のリフトになっています。階段も直線になっています。

 

 いくら定員を増やすために2階建にしても乗客にとっては使い勝手が悪く、運用するJR東日本にしてもスピードは出ないし、整備も大変なので廃車になるのは当たり前だと思いますが、2階席からの眺めは秀逸で、東北でも上越でも沿線の山々の景色を観るのに楽しませてもらいました。とても、あと一年で引退するとは思えないほど、車内はきれいな状態でした。もう乗ることはないと思います。さようならE4系。

  

 新潟には8時59分着です。
 フェリーターミナル行きのバスが9時15分発なので15分しか時間がありませんが、新潟色の鉄道車両が好きでNゲージでも集めているので、在来線ホームに行って撮影。

 新潟駅は在来線の連続高架化事業の一環で、高架化終了後は高架駅になる予定です。駅前広場を整備し、バスを万代口と南口とを貫通させたて、市内の交通を一変させる計画です。高架化工事の進行により、新潟駅構内の地上線は見納めになります。

 

 特急いなほのE653系1000番台、常磐線から改造後、移籍して稲穂をイメージしたカラーに変更しています。

 

 E129系100番台 朱鷺をイメージしたカラーです。
 期待していた、新潟色の気動車は時間帯の関係か観ることが出来なかったのは残念です(^_^;)

 


 駅前広場とバスターミナルも関心があるので撮影。


 取り壊し決まっている駅舎です。昭和の駅舎らしい駅です。

 

 駅前広場には、だまし絵のナイアガラが描かれています。肉眼でも大きな穴が開いているように見えます。
 これを参考にレイアウトにもだまし絵をやりたかったので、本物を観ることが出来ました(^_^)

 

 駅前広場工事の一環として、第一期導入区間のBRT用の停留所が新たに設けられています。BRTは赤い車体の連結バスです。

 

 
 こちらは従来からのバスターミナル。

 

 バックで縦に入線するので、狭い場所に2番線から13番線の12の停留所が集まっています。
 この縦のフォーク型のバスターミナルを都市型レイアウトに造りたかったのですが、なかなかスペースが取れずに、結局レイアウトでは京都駅のバスターミナルを参考に造りました。
 新潟交通のバス専用なので、シルバーで屋根の赤いバスが多く出入りします。自分のレイアウトに置くバスは、このノースウエスト航空の旧色に似た新潟交通のバスを使っています。以前、新潟を訪れていたときに決め、その後、TOMYTECよりバスコレクションの新潟交通が出て、大量にレイアウト上に配置しました。
 
 

 新幹線から降りて10分くらいですべての写真を撮ったので、5分前の9時10分にはバスに乗り込込み、新日本海フェリーターミナルへ。 15分210円

 新潟港山下埠頭

 ターミナルには新日本フェリーのゆうかりが車両を搭載中です。
 
 

 大きな船体のゆうかりは全長が199mで、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦ひゅうがの全長197mとほぼ同じです。
 レイアウト製作記#264で乗ったひゅうがの大きさを思い出しながら乗船してみます。

 乗船は9時45分からなので5分くらい時間があるのと、個室を予約しているので焦る必要もなく、ターミナル周辺を散策してから乗船です。

 

 9時45分に徒歩客の乗船が始まったようなので、ゆうかりに乗り込もうと思います(^_^)

  →新日本海フェリーで札幌への旅#2(出港)に続く