制作記#432
                      更新日2021年 1月11日更新            

2021年 1月 9日(土) スタジオジプリの「耳をすませば」の地球屋前ロータリーの製作#4(擁壁)


 地球屋前ロータリーの高台は模型用のスタイロフォームを使用しました。
 今回は面積を拡大するためにスタイロフォームを追加して面積を広げました。
 前回用意したスタイロフォームは300mm×360mm×厚さ100mmでしたが、後ろに145mmほど伸ばしたいので、もう一つ同じサイズのものを購入するのではなく、同じ大きさで厚さが半分の50mmのものを購入し、それを145mmに切断したものを2枚用意して、2段重ねにして100mmにしました。

 

 またこうしてみるとロータリーに並べた建物群のうち、VOLLMERの教会だけが一際大きく、バランスを崩しています(^_^;)

 クリスマスに合わせて製作したストラクチャー(製作記#430)ですが、レイアウト上のバランスと調和が大切なので急遽、他の建物に差し替えます(^_^;)

 

 教会に代わって置くのはVOLLERのGingerbread-House(お菓子の家)でレイアウト製作記#328#329#330の3回に渡って製作した店舗です。
 ついこの前、製作したストラクチャーだと思っていましたが、製作してから6年以上経過しています。月日の経つのも早いものです(^_^;)

 製作して置いた場所には、モノレールとざき中央駅が建つことになり、立ち退きになってしまい行き場所を失っていたストラクチャーでした。

  



 地球屋前ロータリーの外構工事に移ります。
 
 北側の斜面にコンクリートブロックの擁壁を造ります。
 擁壁は、レイアウト製作記#427でアメリカのJTT Treeから輸入したコンクリートブロックを使用しました。(A4サイズで1枚350円程度)

 地形に合わせて、ハサミで切り取ります。 

 

 コンクリートの擁壁なので、塗装します。
 最初にブラックサーフェーサーを吹き、その後、グレーサーフェーサーを軽く吹いて陰影を付けました。
 ちょっと、黒い部分が目立ちすぎるので、後ほどライトグレーを軽く吹いて修正する予定です(^_^;)

 

 西側の地球屋のバルコニーがある斜面を緑化します。

 

 今回、スタイロフォームを接着したり、スタイロフォームを緑化するためにパウダーを塗ったりするのに、どの接着剤を使用するか迷いました。

 以前、1/400空港ジオラマの製作#25で、スタイロフォームに使用可能な接着剤をいろいろと試しました。

 

 その結果、その時は下記の写真のようになりましたが、これはあくまでも塩ビの空港ジオラマのシートをスタイロフォームに貼り付けることをテストしたものです。

 今回は スタイロフォーム同士の接着と、スタイロフォームに軟質プラスチック板を貼り付けるために試験してみました。

 その結果、下記の写真では×が付いている4番のセメダインスーパーXクリアが、スタイロフォームの接着に一番相応しいものでした。
 ○が付いているGクリアボンドは、接着することが出来ますが、接着面が接着後にネズミが食べたチーズのように大きな穴が空いてしまうことが判明しました。
 接着剤に含めれている有機溶剤の影響のようです。
 従って、消去法でセメダインSUPER X クリアが無溶剤の接着剤なのでこちらを使用しました。
 接着には時間がかかりましたが、しっかりと接着出来ました。

 

 スタイロフォームに緑化するためのグリーンのパウダーを貼り付けるのですが、スタイロフォームという難しい素材にパウダーを貼り付ける接着剤として、最初に試したのがモーリンのマットメディウムでした。
 パウダーにマットメディウムを混ぜて貼り付けようとしましたが、全然貼り付かずに失敗・・・

 そこで従来から自分が使用していた接着剤をしようしました。薄く草を貼り付けるところには強力なWoodlandScenicsのHobeTagを塗り、パウダーを振り掛けて接着。

 厚く草を盛り付ける場所には、パウダーと水とヤマト糊を混ぜてペースト状にしたものを、ヘラで盛り付けました。
 パウダーは暗い茂みを造りたかったので、KATO=NOCHの湿草を使用しました。

 さすが襖や障子などにも使用する日本の伝統の接着剤のヤマト糊! しっかりと接着出来ました。

 

 側壁の外構工事が途中ですが、収まりが付いたのでロータリーの整備を進めて行きます(^_^)

    


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450