2014年4月19日(土) VOLLER Gingerbread-House(お菓子の家)の建築#1
前回に引き続き、またドイツのVOLLMERのストラクチャーキットを組み立てます。
今度は、Gingerdread-Houseです。
ジンジャーブレットというのは、ヨーロッパやアメリカで生姜を入れたパンまたはクッキーのことで、アメリカでクリスマス前後に家庭で焼かれるクッキーが有名です。
このジンジャークッキーを壁や屋根にして、ミニチュアの家のお菓子を作るジンジャーブレッドハウスが海外では有名です。 クリスマスシーズンに作るので、屋根に砂糖を雪の代わりに掛けたりして、見て楽しんだり、食べて楽しんだりします。
日本ではジンジャーブレッドハウスは、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる、お菓子の家が知られています。
そんなVOLLMERが2010年に発売したGintgerbread-House(Lebkuchenhaus)は、同社のChristmas-villageシリーズの1つで、製作記#233で造ったサイレントナイト記念堂(Silent-Night-Memorial-Chapel)の他に、郵便局(Post Office’Chrismas kindl'), ワインスタンド(mulled wine kiosk)、ホットドック・スタンド( Kiosk "Hot Dog Henry")の5つのストラクチャーで1つの商品群を構成しています。
HOスケールのキットもありますが、このジンジャーブレッドハウスの仕様は、HOの方が少し複雑な構造になっています。
同じく、製作記#319で造ったALDI MARKTのキットもHOの方がNよりも、凝った造りになっています。(うらやましい(^_^;) )
キットの中身を見てみましょう。
現地価格で2,500円くらいのキットですが、値段のわりに完成後は小さなストラクチャーです。
その訳は、Christmas-villageシリーズ共通で、室内照明用の電球(昔のクリスマスツリーで使ったバルブ)が付いています。
それに、雪用のパウダーと、白色の水性塗料が付いていて、パウダーで雪にまみれたストラクチャーにするようになっています。 白色塗料も建物の装飾として、組立説明図に塗装の指示があります。
自分のレイアウトの場合、季節の設定は夏なので、いずれも使いませんが・・・・
サイレントナイト記念堂は、15カ国語のサイレントナイトのCDが付いていましたが、ジンジャーブレッドハウスには、VOLLMERのオリジナル ジンジャーブレッドのレシピが付いています。 紙の表面が、材料の分量で、裏側に作り方がドイツ語で書かれています。
さて、キットの製作に入ります。
いつもどおりに手抜きして、ランナーに付いたままの状態で塗装をしてしまいます。
白い壁の部分は、ホワイトサーフェーサーで。 木の部分はフラット ブラウンで塗装しました。
ベースは、グレーサーフェーサーを吹いた後、タミヤのスミ入れ塗料のブラウンを表面に塗りました。 タイルの目地にブラウンが入ってメリハリが出ます。
いつものように、外壁に窓枠を取り付け、窓ガラスを貼り付けます。
さすが、2010年の発売という新しいキットなので、合いもガラスの透明度も高くなっています。
窓から見えるカーテンのパーツはプリントされているものを、切り取って家の形にして建物の中に、はめ込みます。
照明用の電球が付属しているので、点灯時に建物の隙間から灯りが漏れないように、黒い紙で完全遮光してあります。(このレイアウトでは照明は取り付けませんが)
屋根はチョコレートのような感じにしたかったので、一度ブラックサーフェーサーを吹き、乾燥後、フラットブラウンを軽く吹きました。
すると、屋根のパターンの部分にブラックサーフェーサーが残って、屋根が立体的になり、いい風合いの色に染まりました。
今思えば、入り口の近くにあるパーゴラも、最初にブラックサーフェーサーを吹いてから、ブラウンを吹けばメリハリが付いて良かったかなと思いましたが、あとの祭り。
煙突は、説明書では、もう一回り小さな煙突を付けるようにと指示がありましたが、さらりと無視して、キットに付いていた大きい方の煙突を取り付けました。
この段階でも、商店街にあるドイツ風の建物と言っても通用しそうです。
でも、お菓子の家にするのならば、もう少しデコレーションパーツを取り付けたいと思います(^_^)
そして次回は、ヘンゼルとグレーテルに出てくる「お菓子の家」は森の中にあるイメージが強いので、隣のマクドナルドに負けじと、お菓子の家の周りにも木を多く植えてみたいと思います(^_^)