2018年 8月4日(土)フジミ 東京モノレール10000形の製作#1
フジミ模型の1/150 東京モノレール10000形6両編成(彩色済) 定価14,000円(税込15,120円)が2018年7月に発売になりました。
フジミの東京モノレールは以前、1000形を旧塗装と新塗装の2編成を作成しました。レイアウト製作記#396
1/150のNゲージのレイアウトで使用できるストラクチャーとしては、
未来型水上バス ヒミコ レイアウト製作記#279
東京ゆりかもめ レイアウト製作記#321
の2つを製作しました。
新たに東京モノレールの新作となった10000形、待望の新作です(^_^)
大きなパッケージを開けて、パーツを出してみると、中段左側の塗装済みの車体は美しく仕上がっています。
そして、下段の軌道のパーツを除くと、モノレール本体のパーツは前作の東京モノレール1000形に比べると、驚くほど少なく感じます。
1000形はプラモデルの感覚で凝りに凝ったキットでしたが、10000形はNTTファイナンスゲージのレベルにキット内容を落としたようです。
パッケージには、車両は彩色済み 塗装不要! 接着剤不要!」と書かれています。
接着剤不要!には、驚きました! 何ていっても1000形の時には、何百というパーツを接着剤を使って接着しましたから、これが同じ会社から発売されたモノレールのキットか! と、思いたくなるほど衝撃的な一文です(^_^;)
いかにパーツ数が少なくなっているかというと、
台車1基 1000形 24パーツ → 10000形 2パーツ
車内床板・インテリア 1000形 40パーツ前後 → 1パーツ
と、激減しています。
1000形だと、シートやシートの肘掛けなどは全部別パーツでしたが、10000形はNゲージの車両と同じように、床板にシートも一体成形されています。
さすが最近は、超精密化の傾向にある1/700の艦船キットの中で、ガンプラのように未塗装でも艦船模型が楽しめる特EASYシリーズを発売しているフジミだけのことはあります。
また、前作の1000形だと、GMバージョンはボディは塗装済みでしたが、スカートは未塗装だったので塗装する必要がありました。
それが今回の10000形だとボディとスカートが一体のパーツになっていて、恐ろしいことに、ボディのシルバーとスカートのシルバーが実物に合わせてきちんと塗り分けてあります。
まさに、外観は塗装不要なスゴイ、キットです。 これなら気楽にモノレールの組立を行うことが出来ます(^_^)
組立説明書を見ると、塗装の指示に一番力が入っているのは室内インテリアです。壁面、床板、座席の座面などです。
ここまできちんと載っていると、室内の塗装をやらざるを得なく感じます(^_^;)
一応、説明書に塗色の指示がありますが、やはり自分で実車に乗って自分の目で確かめたいと思います。
昨年も1000形のキットを製作するために、東京モノレールにわざわざ乗りに行きましたが、その時には製作する1000形に夢中になっていて、新型車両の10000形の室内の写真は1枚も撮っていませんでした。まさか1年後に10000形のキットが発売され、製作するとは思ってもいませんでした。
そこで夏の暑い日に、10000形のキット製作の為、東京モノレールに乗ってきました。
ただモノレールに乗りに行くのではなく、寄り道もしてきました。
京浜急行の平和島駅で下車し、100円のワンコインバスに乗り(無料のバスもある)平和島競艇に。
ここは競艇場だけではなく、ビックファン平和島などの施設もあって、ショッピングや娯楽、そしてスパなどが楽しめます。
特にスパの天然温泉 平和島は羽田空港への無料送迎バスもあり、早朝、深夜便に乗るときに重宝しています。
今回、立ち寄ったのは平和島競艇場です。
ギャンブルはしないのですが、目的はここのもつ煮込みを食べることです。
競艇場の入場料100円がかかりますが、ここの牛もつ煮込みライス(700円)が好きなもので、何回か訪れています(^_^;)
ギャンブルはしないのですが、試しに1レースだけ予想してみたら、結果は1着。舟券を買っていればと思いましたが、次のレースでは予想が外れたので、競艇にのめり込むことがなくて幸いです(^_^;)
もつ煮込みは、良く煮込まれた、牛もつと四角に切られたコンニャクと大根に、味噌味というより醤油味のスープも美味しい。美味しいので同じものを2回だ部手島します。
店の写真は、ギャンブルをやっている競艇場の中は写真撮影に許可が必要なので、競艇場のホームページから拝借しましたm(_ _)m
もつ煮込みに満足して競艇場を出て、灼熱の日差しの中をモノレールの流通センター駅目指して20分歩きます。
途中、環七のクローバー状の立体交差があって、はとバスの整備工場があります。
これだけ黄色の、はとバスが並んでいると壮観です。
東京モノレールの流通センター駅のホームで10000形の到着を待ちますが、やってくるのは1000形と2000形ばかりです(>_<)
4本、見送ってようやく10000形が来ましたが、反対側の浜松町行きでした。
こうしてみると、スカートのパネルラインが目立ちます。
これはぜひスカートのパネルラインにスミ入れをして、目立たせようと思います。
またガラスが濃くて昼間では車内の様子が良く見えません。
見えないのであれば、車内の塗装をあまり熱心にやらなくてもいいように感じますが、模型なので前作の1000形を製作したときのように車内の塗装をして、人形を配置しようと思います。
結局、なかなかお目当ての10000形が来ないので、一旦、2000形に乗って羽田国際線ターミナルに行きました。
展望デッキで飛行機が出入りするのを眺めた後、モノレールに乗って終点の羽田空港第2ビル駅に行き、10000形を待ちます。
ようやく10000形に乗ることが出来ます。
先頭の座席から運転台を見てみます。ワンハンドルのマスコンと、2つの大きなディスプレーパネルで全て運転に関する表示を行うグラスコックピットになっています。
まだ折り返しでこれから先頭車になるので、ディスプレイにはまだなにも表示されていません。
振り返ってみると先頭車両の車両の中間部がクロスシートでなくロングシートになっているのが10000形の大きな特徴になっています。
クッション部分も小さくなっているので、壁面やシートの裏のライトグレイの部分の面積が大きくなっています。
また壁際の独立シートは幅が狭くなっていて、大柄な男の人が座ると窮屈そうに見えます。
中央に3列ならんだ展望シートのようなクロスシートも10000形でも健在です。ただし1000形のように一番前の席だけ高さが低くなっていることもなく、3列とも同じ高さになっています。
床はブルーかかったグレーなので、塗料の選択が難しいです。また大きな特色としてドア前は新バリアフリー法に対応してドア前はイエローになっています。
ただ、これらのことは完成後は一切、窓から床は見えなくなるので、キットの組立上、考慮しなくてもいいことですが・・・
ロングシート部分も、シートが独立した形になっているので、座り心地が良くなっています。
シートも優先席がライトグリーンに。その他のシートの色はブルーに統一されています。
車端部のタイヤハウジング部分は背中合わせのクロスシートでうまく処理されています。
クロスリートからも展望がいいように大きな窓が付けられています。
最初はクロスシート主体の1000形に比べて、ロングシートが多い10000形(2000形はさらにロングシートだらけですが)を敬遠していましたが、座席数減でもトランクなどの荷物置き場の充実や、ラッシュ時に対応した座席配置、そしてシートの座り心地の向上などがあり、積極的に10000形に乗りたくなりました。
中間車両を見ると、中間部にクロスシートがあります。ただし反対側はロングシートになりますが。
シートには立ち客用の黄色のハンドルが付いていますが、キットでは省略されています。(1000形のキットではシートにハンドルのモールドがありました)
実際の10000形の社直野用を見てきたので、キットの車内の塗装と、人形の配置を行います。
レイアウトに置くモノレールは車体にシンボルマークのT M と書いてあっても、T東京 Mモノレールではなく、TとざきMモノレールなので、東京モノレールの実車の色にこだわわなくてもいいのかもしれませんが、実車を参考にします。(ただし2018年7月から新しいロゴマークになりますが)
そして人形も前作の1000形2編成に準じて、車内に人形を配置してみました。
完成するとおそらく車内はほとんど見えなくなるだろうということで、人形はTOMYTECのジオラマコレクションや、イベント会場で買った安価で怪しげなPreiserのコピー品みたいな人形を並べました(^_^;)
製作記#1~100 101~150 151~200 201~250 251~300 301~350 351~400