制作記#281
                  更新日2013年6月14日更新           

2013年6月14日(金)フジミ1/150未来型水上バス ヒミコ#3
              (ボディをエアブラシで塗装)
          
            


 制作記#279ではマスキングシートの貼り付けが途中でしたが、140枚ものマスキングシートの貼り付けが終了しました。
 始める前は、ものすごく大変かと思いましたが、始めてみると簡単に貼り終わりました。
 デカール用ピンセットとハズキルーペの世話になりましたが・・・・





 大きな窓ガラスに貼り付けるマスキングシートは苦にならないのですが、軍用機のようなバブル(涙滴型)キャノピーは1個につき9枚のシートを貼るのが後部に4個



 6枚のシートを貼るのが前部に2個



 細かい6枚のシートを貼るのが最後部に4個と、気力と集中力を使うものがあります(^_^;)



 ここで塗装に移りたいところですが、ボディのシルバーと同じ色を塗るパーツが多数あるので、塗装前に取り付けました。



 細かいのが側面のハンドレール。U字型のハンドレールが下方向に曲げられています。
 エッチングが得意なフジミなのでエッチングパーツでもいいのですが、1/700の艦船模型でハイディテールシリーズを出しているだけあって、プラスチックでも、かなり細かいパーツになっています。
 ただし、実物のハンドレールを見るともっと細くなっていますが・・・



 前後に2枚付けられているウイングは、上昇姿勢と下降姿勢の2種類の支柱が用意されています。 下降姿勢は、隅田川の橋の下をくぐるために下げてあり、東京湾に出ると上昇させています。
 自分が製作しているのは、港内の水上バスなので橋の下をくぐることもないので、上昇姿勢です。

 もう一つ、マスト灯用のマストはやはり、橋をくぐるために起倒式になっており、キットでは倒した状態になっています。
 マストには起こしたとき用と倒したとき用の2つのマスト灯が付けられています。 ヒミコの画像をWebで検索しても、倒した状態の写真ばかりで、起こした状態の写真は見つけられませんでした。 夜間航行中も倒したままマスト灯を点灯させていますし・・・
 いったいどんな状況でマストを起こすのかは判りません。 海上衝突予防法第23条を見ても、この大きさの船ならば、高さは関係なさそうだし・・・   定期点検で回航するときに使うのでしょうか・・・・  今度、ヒミコに乗ったときに乗員に聞いてみようかと思います。



 マスキングシートを貼り終えて見ると、ボディがグリーンに見え、ボディをJR東日本のE5系新幹線の常盤グリーンのようなグリーンにしてもいいかなと思ったりしています。 (もし、2隻目を作るのならE5系のような塗装にしよう(^_^) )


 
 エアブラシを使って塗装します。
 ヒミコのシルバーはキンキラキンのシルバーではなくてグレーに近いシルバーなので、ファレフォカラーのエアブラシ専用のMODEL AIRクローム(メタリック)を吹きました。
 エアブラシでメタリックカラーを吹くのは初めての経験

 梅雨時で湿気の多い時期ですが、最初に軽く薄めに1回吹いてみました。



 1日乾燥時間を空けて、さらにもう1回。
 これ以上吹くと被膜が厚くなって、ある恐れが懸念されるので2回で止めておきます・・・・

 船体の方は、ブラックとフラットブラックを混ぜて、半光沢の黒で塗ろうと思ったら、タミヤアクリルのセミグロスブラックが手元にあったので、これを吹きます。



 同じく乾燥時間を1日かけて、マスキングシートを剥がしてみました。
 
 140枚も貼ったので、剥がすときもそれなりに時間がかかります。
 細かいシートが多いので、先の尖ったピンセットで慎重に一枚ずつ剥がしていきます。
 
 マスキングシートが剥がれると、鈍く銀色に光るヒミコになります(^_^)



 実物のヒミコは船内の人や椅子などのインテリアが外から見えますが、キットの方は外から中は暗くて良く見えないので、特に内装を設けなくてもいいような・・・・・ でもインテリア有りのキットもほしい(^_^)



 マスキングシートを剥がしてみると、恐れていた事態が発生しました(>_<)
 キャノピーの部分で、マスキングシートと一緒に窓枠部分の塗料被膜も一緒に剥がれてしましました(*_*)
 これだから被膜は厚くしたくなかったのですが、仕方がありません。
 ファレフォカラーだったから被膜が厚くなったのか、0.5㎜のハンドピースで吹いたのか、梅雨時だったので乾燥が完全でなかったのか・・・・
 
 

 対処法として対策としては、マスキングテープを貼って細筆で桟を再度描かないといけないので、入れ直します。

 逆に、桟がはみ出している部分は、爪楊枝の先端で擦ると落ちるので、爪楊枝で擦ることにします。



 また、マスキングシートの糊がガラス面に残ってしまったところがあるので、これは綿棒にコンパウンドを付けて、擦ってきれいにしようかと思います(^_^;)

 キットは日本製ですがマスキングシートは韓国製のようです。140枚ものマスキングシートのお陰で、なんとかボディの塗装を終えることが出来ました。 (塗装済ボディのキットが発売されれば、もっと簡単に完成させることができますが)
 
 ボディの塗装が終わると、キット製作の工程が半分以上終了した感じです。
 次回は、船体の組立と細部の塗装、そしてデカールを貼って完成としたいと思います(^_^)

 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300