制作記#11
更新日2012年4月14日更新
マンションの建築 #1・2 勾配部分の線路移設
2006年4月22日(土) マンションの建築 #1
このレイアウトにも、一つマンションがほしくなりました。マンションと言えばTOMIXのマンションがありますが、それよりも大きく、平成風のマンションがほしいのでキット改造で対処することにしました。
いつもストラクチャーを製作する前にやることですが、街に出たときに実物のマンションを観察したり、Googleの画像検索で「マンション」と入れれば外観写真やパースまで、これでもかと言うばかりに出てきます。 この画像を見ながら作る建物のイメージを頭の中で組み立てます。
今回使用するキットはWalthersの「The Bralick Building 」のキットを2個使用して8階建てのマンションを作成することにしました。例によってこのキットも大きいので(17.8cm
x 15.9cm )場所確保のために、すでに置いてある「ブテック」と「俊三書店」を移転させることにしました。
2つのキットを切断し、貼り付けることによって、建物の高さを稼ぎます。 ベランダを設けるために、プラ棒を活用してマンションを組み立てて行きます。
また駅前の商業地に住居専用建物では、中心市街地の活性化に寄与しないので、下層階は商業施設にすることにし、あまっていたFaller製の「カフェ」を利用して1.2階をテナント部分にする予定です。
↓また、ひょんなことから国内の模型店で同じくWalthersの「Ice & Storage」(冷蔵倉庫)を手に入れました。 パッケージの写真を見たときには湘南モノレールの江ノ島駅に似ていると思いましたが、マンションの隣に商業ビルとして配置することにしました。(このキットは現行のカタログには載っていないので絶版だと思います)
※2012年追記・・・・このキット、2011年に再販されたので入手可能になりました。 この建物は制作記#29でファッションビルCRossになりました。
例によって、これらのキットも大きいのでマンションが(17.8cm x 15.9cm )場所確保のために、すでに置いてある「ブテック」と「俊三書店」を、そして3度目になる消防署を移転させることにしました。
中心市街地活性化法の適用により、大胆な区画の変更が行われます。 今後、この地に2つの大型物件の建築が始まります。
特にマンションは、各戸にベランダを設けたりするので、工数が多く、完成まで少し時間がかかりそうです(^_^)
↓
2006年4月29日(土) マンションの建築 #2
このマンションではないストラクチャーをいかにマンションらしくするには、実物を観察した結果、肝はベランダを作成することだと思いました。 規模が大きなマンションにするので居住部分だけで6階もあり、数を数えたらベランダは4面で60カ所もあり手間がかかりそうです(^_^;)
ベランダは外壁から付きだしたタイプが多いのですが、外壁から内側に作られているベランダもある(正式名称は判りませんがインサイド型と称します)と、外壁から付きだしているタイプのベランダ(アウトサイド型と称します)の2種類を作ります。
まずは駅前通りに面した南面にインサイドタイプのベランダを24カ所作成します。手摺はVollmerの手摺セットから縦桟の物を選びました。(横桟だと子供が手摺によじ登って危険) そして壁面の裏側に貼り付けた角棒に、このキット付属の窓枠を貼り付けます。これがベランダに面する部屋の出入口兼、大型窓になります。
最初、近所のマンションの例に従って、手摺をブラック、サッシをフラット・ブラウンで塗装しましたが、マンションの外壁をダークアースで塗装したために、フラットブラウンだと手摺やサッシがぜんぜん目立ちませんでした(^_^;) 近所の平成10年以降に作られた高層マンションもサッシはアルミ色をしているので、それに倣いアルミシルバーで塗り直しました。
このベランダ作りを根気よく続けていきます(^_^;)
勾配部分の線路移設
最近、ストラクチャーの製作にかまけてばかりいるので、線路周りの工事作業も少しずつ行うことにしました。
まずは駅前大通りの建物群の後ろにある一番内側のエンドレスのレールと盛り土部分がバラストもなくレールも未塗装というむごい状態なので、こちらを手がけることにしました。
この勾配はWoodland Scenics社のサブテレイン(発泡スチロール製)を使用していますが、片側は斜面にするためにカッターで斜めにカットしてあります。
※2012年追記・・・・この部分はレイアウトの奥の部分なので、整備されるのが一番最後になる部分です。
内側と外側のエンドレスの複線が平行に走る部分ですが、4本の直線がただ並んでいるだけでは面白くないので、お互いに高さをずらして、内側の複線では上下線が少し離して敷きました。最初は電流線が2本間に入れた巾でしたが、大通りの拡張のために今回位置をずらしてストラクチャーを置く場所を確保しました。
まだこのときは、トラス橋やガーター橋は未塗装でしたが、この後の制作記#47でガーター橋のガーターや線路まで塗装したのね・・・ 我ながら当時は気合いが入っていたようで(^_^;)
最初にレールと勾配の位置を外側に2.5pほどずらしました。これは大通り沿いの建物が大型化してしまったからです。 すでに勾配部分は木工用ボンドで接着してあるので、位置をずらすために接着部分にカッターを入れて切断しましたが、どうやっても発泡スチロールの破片がレイアウトボードに残ってしまいます。やむを得ず残った部分をハンドドリルにワイヤーブラシを取り付けて、発泡スチロールの残りカスを削り取ります。なかなか木工用ボンドはしぶとい・・・
勾配をずらすと、上のレールもなじませながら外側にずらしていきます。列車の走行試験後問題が無かったので、レールを勾配に木工用ボンドで固定します。この固定が終了すると次回はバラストの散布を行います。
※勾配部分の線路の続きは制作記#15になります
※2012年追記・・・・それから6年が経過した2012年まで、この鉄橋と高架下の部分は未だに、ベニヤ板が露出している状態でした。
ようやくレイアウト制作記#250以降から、この部分の整備が始まり、ベニヤ板が露出した状態が解消されることになります(^_^)