レイアウト制作記#15    更新日2006年7月12日更新    TOPへ

2006年7月8日(土)   バラストの敷設 #1 (バラストの固定)
 
 
このレイアウトの製作手順としては、手が入りにくい中心部から手掛けていって、最終的に外周部を整備するという手順を踏んでいます。 外周部のレール部分は、ただ走らせる為にレールを敷いていますという状態なので、駅前広場の整備が一段落した今、少しずつレール周りも手を掛けていきたいと思っています。
 
 今回手がけたのは、レイアウトの駅の部分が表とすると、裏側のレール部分です。 そのうち一番内側のレールにバラストを敷いて、塗装を行います。 現状ではただユニトラックが固定されているだけですが、レイアウトらしく仕上げていきます。
 
 まずバラストを敷くわけですが、レイアウトでバラストを敷くのは2年ぶりになります(^_^;) (2年間、ストラクチャーと駅前広場に心血を注いでいた)
 今回も2年前と同様に、ほとんどの人がバラストの固着法としている、木工用ボンド等を使用するのでなく、ヤマト糊を使用して固着します。
  これからのことは、「レールとバラスト」で記載したこととダブりますが再度説明いたします。
  
  単線の直線部分120pくらいを、実質バラスト蒔きと整形が30分仕事、準備と後片付け込みでも1時間弱かかりませんでした。

   1.バラストとヤマト糊の混合

  バラストはWoodland senics社のバラスト(国内ではKATOがKATOブランドで発売)のグレーの細目を使用します。
 
 グレーだと後ほど行う塗装作業が楽になります。 
 また大きさも他のバラストだと実際のスケールだと小石どころか大石くらいの大きさになるので、このくらいの細かさを好みます。
 これをプラカップに入れておきます。
   2.ヤマト糊の添加

 バラストの固着剤としてヤマト糊を入れます。 これは100円ショップで売っているまがい物でなく、きちんとデンプンから造られた本物のヤマト糊を使います。

 混合比率はバラスト4に対して糊を6くらい加えます。(経験則)
 これは決まりはありませんが、試行錯誤の結果このくらいがいいのではと思っています。

 2年前は、バラスト4 糊3 水3の比率で混合したら、乾燥後ひび割れを起こしたので、水は一切加えません。

※2011年追記・・・・ヤマト糊に替えてモーリンから発売されているマットメディウムも、ヤマト糊同様に作業しやすいです。
 ヤマト糊と違ってひび割れの危険はありませんが、しっかりと固着されるので、剥がすときはたいへんです。
   3.攪拌

 バラストと糊をへら等で、よく攪拌して混ぜ合わせます。

 水を加えれば楽に混ぜられますが、やはりひび割れが心配なので水無しで、混ぜ合わせます。
 まるでコンクリートをミキシングしているような感覚になります。
   4.盛りつけ

 次は左官屋さんのような作業になります。

 へらでバラストを線路脇へ盛りつけます。 
 糊のお陰で粘性が高くなっているので、土台のライザーがぱっくりと隙間が空いていたとしても、問題なく盛りつけられます。

 糊なので指で盛りつけたら、指に張り付いてしましますが、へらにはほとんど張り付くことなく、盛りつけられます。
 後に整形するので、きれいに盛りつけられなくても気にせずにラフに行います。
   5.へらで整形

 次ぎに盛りつけたバラストをへらで軽く形を整えます。
力を入れずになでるように平らにしていきます。
  6.指で整形

 次ぎに指で、形を整えていくわけですが、そのままだと、バラストが指に粘り付いてしますので、糊と混ぜていない、まっさらなバラストを指でふりかけるように、糊と混合された部分を完全に覆い隠すように蒔きます。
 
 その上から、指で道床の形を整えていきます。指で押した感触は、よく砂糖をまぶしたゼリーがありますが、それを押している感触そっくりです。
 蒔いたバラストは、糊によってピタリと貼り付けます。
  7.後整形

 作業が終わった約6時間くらいに(夜バラストを敷設したらなら翌朝)、もう一度指でバラストの形を整えます。
 この時点で、バラストの形の修正が出来るのが、ヤマト糊を使った場合いの強みです(^_^)/

 後は一日置いて完全に乾燥した後、こぼれたバラストを塗装前に掃除機で吸っておきます。

      これが終了すると、次回はレールとバラストの塗装作業を行います。
 


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