#39 アンダーパスの造成
2014年12月22日更新
空港ターミナルビルに通じるアクセス道路のアンダーパスの作業を行います。
ここは、Geminiのジオラマ・マットだと、アンダーパスは平面に印刷されているので、ジオラマらしく立体化するために、スタイロフォームを積層化してジオラマベースを造り、アンダーパス部分だけスタイロフォームをカットして堀割にしてあります。
この部分は、旧空港の製作記#6で一度、アンダーパスの制作を行っていますが、今回は少し方法を変えて行います。
最初に誘導路の下をくぐる道路部分は、旧空港のジオラママットの道路の一部をカットしたものを使用します。
6車線の道路を貼り付けます。
旧空港の道路を切り取ったので、自動車が1台残っています。
次に地形ですが、旧空港ではクレオスの情景用クレイを使ったら、乾燥後の収縮に悩まされたので、別の方法を試してみます。
日本人形の造り方に、大鋸屑(おがくず)にデンプン糊を混ぜて、型に入れて人形の頭部を造るというのがあります。
これを参考に粘土の替わりとして、大鋸屑にヤマト糊の入れて、少々の水を加えてペースト状にします。
それをコテで盛り上げて地形を作っていきます。
大鋸屑の代わりとしたのがモーリンのカントリーグラスで、これは大鋸屑に着色したものです。
スタイロフォームのベースに、ペースト状の大鋸屑を盛り上げていきます。
盛り上げた後に、コテや指で形を整えて行けば、地形の形は整ってきます。
ヤマト糊ペーストは乾燥に時間がかかるので、冬の日は3日以上乾燥時間を設けます。
アンダーパスのターミナル側の緑化も進めます。
こちらの地形の方は製作記#30ですでに行っているので、粘土で作った地面を緑化しています。
Mrクレイ 石粉粘土を使ったのですが、乾燥後に収縮しているので、収縮して大きく地割れした部分を埋める必要があります(^_^;)
緑化はWoodlandScenics=KATOのターフを使いますが、その前に粘土で作った地面に下地塗装としてグリーンを塗っておきます。
ターフにヤマト糊と水を加えてペースト状にしたものを、粘土の上や地割れした地面の上にに盛りつけていきます。
モーリンのグリーングラスよりもターフは粒がとても細かいので、ペースト状にした場合にコテで塗りつけていくのがとても楽です(^_^)
緑化した部分にアクセントを付けるために、ペースト状のものが乾燥しないうちに、他の色のターフを3色ほど、まばらに振りかけてみます。
これで乾燥を待ちます。
次にはアンダーパスのガードの擁壁などを造り、緑化した部分に樹を植えようかと思います(^_^)