#30 ターミナルアクセス道路のアンダーパス
                                                            2014年4月17日更新

 今回はGemini JetsのAirport Matの中で一番、不自然な箇所の加工です。

 ターミナルへのアクセス道路は誘導路の下をアンダーパスでくぐりますが、Airport Matは平面に印刷してあるのでジオラマにするためには、2次元から3次元へと立体化しなければなりません。





 すでに旧空港の製作記#6で一度やっているので、同じ作業を行います(^_^;)



 そもそも空港ジオラマのベースを、スタイロフォームやミラパネを重ねて製作したのは、このアンダーパスを立体化するためと言っても、過言ではありません(^_^)

 アンダーパスの掘り割りは、Airport Matを貼り付ける前に、アンダーパスの位置を合わせて製作記#27で切り出しているので、今回は紙粘土を使っての地面造りです。



 使用する粘土は、GSIクレオスの軽量石粉粘土を使用しました。 旧空港では同じクレオスの情景粘土を使用しましたが、乾燥後の収縮が大きかったので、今回はこちらに代えてみました。(結果として、軽量石粉粘土は収縮が見られず、これを使って正解でした)



 石粉粘土をまず道路のマットの下に入れて、斜面がなだらかになるように、指やローラーを使って形を整えて行きます。


 
 ここで気になったのは(^_^;)、 B747を置いてみると、アンダーパス上の誘導路を通過する際に、右端のNo.4エンジンが誘導路の端から飛び出しているところです。
 さすがに運転中のエンジンの真下を多くの自動車が通過するのは危ないので、誘導路の巾を広げることにしました。

 広げるのはエプロン地区のスクェアになったマスの1マス分広げます。
 誘導路の土台としてスチレンボードを最初に貼り付け、エプロン地区のマットの端布から8マス分のマットを切り取り、これを貼り付けます。
 これでB747のNo.4エンジンが、道路の上を越えなくてすみます。 (さらに大型機のA380もぎりぎりエンジンがはみ出さなくなりました)



 マットがはがれないようにシッカリと貼り付け(^_^;)



 軽量石粉粘土が完全に乾燥したら、パウダーを蒔く前の下地の色を塗っておきます。


 そして最後にアンダークロスを渡る誘導路の端に地覆(側壁)をプラ角棒にサーフェーサーを吹いた物を取り付けました。



 粘土で作った部分にはターフを蒔いて緑化する予定ですが、それは道路のウェザリングが終了した後に行います(^_^)

 1/400空港ジオラマ制作記INDEX