1/400空港ジオラマ制作記#6 アンダーパスの造成・駐車場緑地帯 2013年1月7日更新
  

  アンダーパスの造成を行います。 まだスタイロフォームの切り口が露出したままになっている部分です。



 紙粘土を盛りつけて、緩やかなスロープ状にします。
 
 ついでに道路の分岐した三角形の土地に築山を盛りつけます。



 本当はここに池のある公園を造ろうと思いました。
 きっかけになったのは、ベトナム ホーチミンのタンソンニャット国際空港のターミナル前の公園です。
 池にインドシナの地図をかたどった公園があります。 ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、マレーシア、そして中国の海南島まで描かれています。



 これを、まねしようかと思いましたが、実際にやってみると場所が狭くて、地図を模した公園は造れません(^_^;)
 築山のある公園にします・・・


 さて、紙粘土の乾燥が終わると、パウダーを使って緑化します。
 使うのはKATO=WoodLand Scenicsのターフを使います。 このメーカーのターフを使うと、Googleマップの航空写真で見るのと同じ感じの地面ができます。 TOMIXのパウダーだと色の彩度が強くて、望んだような仕上がりにはなりません・・・・・


 今回は、ミネアポリス国際空港周辺の地面を参考にします。
 真夏や、熱帯地方ではないのでターフもグリーン一色だけを使うのではなく、2、3色を使って、地面を造ります。

 

 紙粘土や、プラスチックシートの空港ジオラママットの上に、接着剤としてWoodLand ScenicsのAccent Glueをターフを蒔く部分に塗ります。


 次にターフの若草色と緑褐色を地面にムラが出来るように部分部分に蒔きます。

 そして1日くらい乾燥させて接着されるのを待ちます。

 乾燥後、接着されなかったターフの粉末をハンディ掃除機で吸い取れば仕上がりますが・・・・・・・

 紙粘土に接着した部分が完全に接着されずに、一部剥がれてしまった部分があります・・・・・




 ジオラママットのプラスチックシートにはターフがしっかり接着されていますが、紙粘土にはAccent Glueは向かない接着剤らしいです(^_^;)

 接着剤には適材適所があるので、剥がれた紙粘土部分にはヤマト糊を塗って、再度ターフを蒔き直しました(^_^;)

 


 マットのオリジナルでは、ターミナル前の駐車場周辺ローターリーにも、緑地帯がプリントされています。
 緑地帯に芝と土の部分、そして街路樹を上から見た絵がプリントされています。



 これも、ターフを蒔いて実際に芝などで緑化されているように表現します。



 緑地帯の両端が三日月をしていて、横と縦に通路が走っているので、けっこう複雑な形をしていますが、オリジナルを尊重して、緑地の部分にだけ残すようにマスキングします。 マスキングにはけっこう手間と時間がかかりました(^_^;)



 そして、またAccent Glueを塗って、KATO=WoodLand Scenicsのターフを3色使いました。 
 Googleマップの航空写真と同じように見えるよう、草色、若草色、枯草色を斑になるように撒きました。

 乾燥に1日置いてから、ハンディクリーナーで余分なターフの粉を吸い込んでから、マスキングテープを剥がします。

 マスキングテープを貼るときに苦労した分、剥がすときは爽快です(^_^)
 そして、さらにハンディクリーナでこぼれたターフの粉を吸い込み、さらにブラシで余分なターフの粉を払った後に、ハガレ防止のためにツヤ消しクリアーのスプレーを吹いておきました。



 この後、駐車場周辺に街路樹を植えたり、歩道部分に屋根を取り付けたり、駐車場の料金所のゲート等を設置し、最終的に駐車する自動車を置くこととなります。
 それらは少し先にやる予定にして、次回は滑走路、誘導路周辺の芝の緑化を進めたいと思います(^_^)


 
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