制作記#429
                      更新日2020年12月16日更新            

2020年12月12日(土) スタジオジプリ「耳をすませば」の地球屋前ロータリーを造る#2


 レイアウト製作記#425 スタジオジプリ「耳をすませば」の地球屋前ロータリーを造る#1の続きです。 

 スタジオジプリのアニメーション映画「耳をすませば」に登場する骨董品店の「地球屋」。
 その店舗の前のロータリーにある大木は印象に残ります。
 モデルとされている東京都多摩市桜ヶ丘2丁目のロータリーには、大木はなく雑木林のようになっていますが、アニメの設定に従います。
 このイメージで作成していきます。

 

 大木を植えるベースとなるロータリー内側のサークル状の植え込みの台座はSankeiのペーパーキットのものを使用します。

 

Sankeiの「耳をすませば 地球屋ジオラマセット」にはペーパーの幹や枝に、グリーンスポンジの葉を接着する大木がセットされています。
 地球屋の2階の2倍の高さがある、立派な大木です。

 ペーパーキットの大木が、どのような形になるのか、試しに造ってみました。

 

  造ってみると、いかにもペーパーキットの樹木といった感じで(幹や枝が平らになっている)レイアウト上に置くのは少し厳しい感じがするので、レイアウト製作記427で触れたように、アメリカのレイアウト用樹木の専門メーカーのJTT Treeの樹を、アメリカから取り寄せてみました。

  JTT treeの樹はリアルな造りで、一度、JTTの樹を使用すると他のメーカーの樹がチャチに見えるので、少し値段の高い樹になりますが、他のメーカーの樹を使い気にはなりません(^_^;)

  数ある樹の製品の中から選んだのはパインツリー(松の木)です。
  日本の松とはかなりイメージが異なるパインツリーですが、もみの木のようです。 日本の松に近いのはOld Pineです。

  パインツリーには、Zゲージ用から、Gゲージ用まで9種類のサイズの樹が用意されています。
  アニメの設定を見ると地球屋の建物の2階の高さの倍くらいの高さの巨木になるので、10cmくらいの樹を選びます。
  それに該当するのは、HOスケール用の4inchのパインツリーなのでこれを使用します。

 

 石垣で囲まれたサークル状の台座はパーパーキットのものはそのままでは、再生紙のボール紙の素材感が強いので、若干、塗装することにしました。
 一番下のベースは、グレーサーフェーサーを吹いてコンクリートのような感じにします。

 石垣部分はライトブラウンで軽くドライブラシして仕上げました。
 
 植え込みの樹の周りは、アニメの設定に従って、KATO=Nochのをヤマト糊:1、水:1の割合でペースト状にして盛り上げ、1日以上乾燥させて固まるのを待ちました。
 固まったら完成です。

 

 地球屋前ローターリーに巨木を立てました。

 

 実際にレイアウト上にみると樹が大きい分、ロータリーが狭く感じてしまうので、少しロータリーは大きくしようと思います。

 

 あと1軒だけ、ロータリーに並べる建物を造ってからロータリーの地面造りを行いたいと思います(^_^)  


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450