制作記#412
                      更新日2018年 4月23日更新            

2018年 4月21日(土)とざきハイライン二期工事#17(グリーン・ボウル)


 レイアウト製作記#393(森の小径#2)の続きになります。

 ニューヨーク市の高架鉄道の廃線跡を利用した遊歩道 ハイラインの第三期工事の目玉施設として、The Super(ボウル)のイラストがハイラインの公式ブログで2013年11月11日の記事で、このパースが公開されると、たちまち魅了されました(^_^)
 10thアベニューとW30thストリートの交差点上にこの巨大なボウルが計画されていました。

 

 2014年にハイラインの第三期工事が終了しても、この巨大ボールが完成したとの記事を見かけません。

 さすがに交差点の上に厚いコンクリート製のボールと人工地盤を置くのは重すぎるのか、計画が変更になったようです。
 ハイライン公式ブログを見てみると2016年2月18日の記事に変更になったデザインが載せられています。

 

 交差点に重量物を置くのはやめて、歩道上にマウンドを作って、人が切り通しの中を歩くデザインになっています。

 

 

 そもそも、このエリアは巨大な再開発エリア Hudson Yardsの再開発が進行中なので、再開発地区のビル群の建築に合わせて工事されるようなので、もうしばらくニューヨークのハイラインを注目していきたいと思います。


 さて、とざきハイラインではグリーン・ボウルの製作を進めていきます。

 レイアウト製作記#378で試行錯誤の上、グリーン・ボウルにはプリンの容器を使うことにしました。

 

 プリンの容器の下のスカートの部分を切り取り、出入口の穴を二つ開けました。
 そして、塗料の食いつきを良くするために紙ヤスリで擦って、表面をザラザラにしました。

 

 その後、ブラックサーフェーサーを吹いた後、ホワイトサーフェーサーを吹いて下地処理と塗装を行いました。

 グリーン・ボウルの中を人が通り、ボウルの中の森を眺めるので人が歩く部分をMIDWEST MICRO-CUTのSCALE LUMBERの薄い板材を張りました。

 

 樹や草を植える部分と人が座る部分の盛り上がりを、クレイ粘土で作ります。

 

 ベンチ部分は木片を押し付けて、段を作ります。

 

 反対側にも粘土を盛り上げ、乾燥するのを待ちます。

 



 乾燥したら、ミニドリルで樹を植える穴を開けて樹を差込みました。

 

 樹の根本にはターフをヤマト糊と水で練ったペーストを塗ってグランドカバーとし、乾燥後、NOCHなどの様々な草を植えました。

 

 最後に、ボウルから溢れるように吹きだした草の蔓を、miniNaturの草を使ってみましたが、ちょっと1/150のサイズでは草が荒いような気がするので、要修正です(^_^;)

 



 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400