制作記#378
               更新日2015年10月28日更新           

2015年10月24日(土) とざきハイライン二期工事#1



 秋は何かと忙しい。土日はバザーに、コンサート出演といった予定が目白押し・・・ PTAの役員になったので、学校行事の他にPTA連合会にも行くので、声をかけられると「はい喜んで」と、のこのこ出掛けるので、なおさら忙しくなってしいます(^_^;) それに、それらの予定に自衛隊の観艦式や小松基地、百里基地の航空祭がうまい具合に、公的なスケジュールに引っかからないで、行けることになったので、なおさらレイアウト製作の時間が取れなくなってしまっています(^_^;)

 それでも、隙間の時間を見つけては、手を動かしています(^_^)


 


 製作記#251から始まり、製作記#260で完成した、とざきハイラインですが、二期工事として新たな部分を製作します。

 とざきハイラインを完成させたのが製作記#260で、2012年9月8日ですから、かれこれ3年以上経過しています。

 モデルにした御本家 ニューヨーク市のハイラインは第一区間が2009年にオープンし、第二区間が2011年にオープン。そして残る第三区間が2014年にオープンしました。
 
 戸崎市のハイラインも御本家に倣い、第二区間の工事を着工します。

 着工区間は以下の区間です。
 本体レイアウトと接続していないのでイメージが判りにくいですが(^_^;)、ハイラインの右側を複線の高架線が走り、高架線を通る列車と並んで歩く遊歩道になる予定です。

  

 今回のハイラインを造る目的は、このレイアウト増設部分と、既存のレイアウトの境界線に配置して、レイアウトの分割線が不自然にならないようにするためです。


 鉄道が通っていた高架区間を、来街者にわざわざ階段を使って上り下りしてもらうためには、魅力のある施設にしないといけません。
 魅力ある施設にするために御本家ニューヨークのハイラインをまた参考にさせていただきます(^_^;)

 ニューヨークの第三区間の目玉は、ボール型のガーデンです。

 
 
 The Spur(シュプール)という調理用のボールの内側に庭園を配したようなユニークなデザインです。
 ハイラインの公式ブログで2013年11月11日の記事で、このパースが公開されると、たちまち魅了されました(^_^)

 これがどのような形で完成し、どのようにニューヨーカーが楽しむのか、一日千秋の思いで待っていましたが、未だにこれが完成したというニュースに接していません(^_^;)
 GoogleMapで見てみると、まだハイラインの第三区間が完成していない時の2013年あたりの航空写真しかありません。ストリートビューも同じ。
 10thアベニューとW30ストリートの交わった部分なので、第三区間の北東部分に設けられるようです。
 
 

 この地区は大規模な再開発を行っているようで、隣接したビルの建築が終了してから、The Spurを造るのでしょうか?
 ボウル型の庭園Thw SpurがオープンしたらWebでもニュースやブログで紹介されると思うので、完成の記事を見逃さないようにしているのですが・・・
 もしかして、Thw Spurの建築計画が中止になっていなければいいのですが・・・ プロジェクトというものは計画を発表するときには、大々的に発表しますが、中止の際は、ひっそりと発表するか、発表なく中止される場合があります(^_^;)

 
 
 2年前から、Thw Spurの完成後の姿を参考にレイアウトに、Thw Spurもどきのものの製作を開始しようと思っていましたが、1年以上も実物が完成しないので、完成予想のパース図を参考にしながら、ハイラインを製作しようと思います。 
 

 このThw Spurを、とざきハイラインの第二区間の目玉にしたいと思います(^_^)
 
  



 まず、第二区間の資材調達から始めます。 御本家ハイラインは廃線となった高架鉄道線の、既存のインフラを生かしたリノベーションですが、レイアウトで造るものは一から建てあげることになります。

 昇り降りする階段部分はFALLERの跨線橋(Railway Buildings)を使用します。

 この製品は2013年に発売されたもので、新製品らしさにあふれています。

 パッケージの紙箱は、最近のFAKLLERの製品らしく、共通のものに、跨線橋のパッケージが掛け紙のように巻いています。 こういうことをされると、プラモデルから撤退する前に、共通のパッケージを採用した日本模型(ニチモ)と同じような運命をたどりそうで不吉ですが、FALLERだから大丈夫でしょう(^_^;)



 パッケージを開けてみると、今のキットらしくシャープな金型で打ち出されたパーツがぎっしりと詰まっています。

 
 
 ガラスパーツも透明で、格子の模様がプリントしてあります。

 

 あと、ミニカタログや、ポイントをためるスタンプシールと、シールを貼って応募する台紙が付いています。 さすがに集めるシールの枚数が多そうなので、シールを集めることはしませんが(^_^;) Nではなくて、HOのレイアウトを造っていたらHOには魅力的で、日本型のレイアウトに改造できそうなストラクチャーが多くあるので、スタンプシールを集めそうです(^_^;)

 

 ユニークなのは、パーツに薄めた塗料を吹いてウェザリングがされていることです。

 最近のFALLERでは、ウェザリング済みのキットを出しているらしく、KATOと組んだFALLERのアメリカの駅のキットにも、レンガ部分のパーツにスミ入れがされています。
 自分の場合は塗装し直すので、メーカーのやったウェザリングは活用しませんが(^_^;)

 
 


 いつものようにランナーに付いたままパーツを塗装します。

 階段や通路部分は、グレーサーフェーサーを吹いてコンクリートのようにしました。
 鉄の支柱部分は、ブラックサーフェーサーを吹いて、重厚な感じにしました。

 



 次にトランジットモールとLRTの軌道をまたぐ部分は、廃線となった高架線路らしくするために、石積みの橋台を使います。

 


 この橋台は宇都宮ロコ模型の店主からもらったもので、旧ロコ模型の在庫品だったもので、30年以上前のレイアウト用品で年代物です。
 材質は石膏で造られていて、今だったら生産が容易なレジンキャストで造られますが、レジンキャストが存在していない時代の製品なので、石膏を型から抜いて簡単に塗装がされています。
 今でも石膏で出来ているレイアウト用品はWoodlandScenicsのトンネルポータルなど多数ありますが、レジン製と違って30年40年経過しても、ゆがみがないのが利点になっています。
 欠点は、柔らかいので爪で削っても削れるし、落としたら割れます。 まあ、レーザーソーを使えば切断も可能なので便利な素材です。

 この橋台を反対側の出入口に配したいと思います。

 



このボウル型の庭園をどうやって造ろうかと、いろいろと検討しました。




 最初は100円ショップで乳児用の茶碗を買ってきて使おうと思いましたが、側面に穴を開ける加工が難しいのと、底も球形なので、人が行き来する庭園には難しいので、底が平らなものを探しました。

 次に選んだのは、ハーゲンダッツアイスクリームの容器です。これは紙製なので加工が簡単です。
 しかし、紙なので壁が薄く見え、コンクリート製のボウルには見えないので違うものにします。

 

 食品スーパーマーケットで見つけたのは、森永焼きプリンです。軟質プラスチック製の容器は、ポリプロピレンで出来ています。これはカッターやニッパーで加工が容易なので、これを使います。

 

 レーザーソーで2箇所の穴を開け、塗装しやすいように、内側と外側を紙ヤスリでこすってザラザラに加工しておきます。

 

 これをボウル型の庭園に加工していきたいと思います。

 


 これらの他に、スチレンボードなどを使って、ハイラインを構成していきたいと思います(^_^)


  


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