制作記#260
                  更新日2012年9月9日更新           

2012年9月8日(土)  とざきハイライン完成                          


 ハイラインの建設は、6月23日のレイアウト制作記#251から始まって、2ヶ月半の時間をかけて完成しました。 
 
 思えば2009年にニューヨークの高架公園ハイラインの整備の記事を見てから、レイアウト上に再現する夢を抱いてから、3年の歳月が経過してようやく実現しました(^_^)
 
 ハイラインの建築はとても楽しい作業でしたが、ハイラインの足下の海面も制作したので、今までにないレイアウト制作の経験を積むことが出来ました(^_^)



 完成したからには、いつものように人形を配置します。
 人形を置かないと、寂しい光景です。



 レイアウトに列車が走るのが当然のように、都市型レイアウトでは、都市の規模や設定した時間にふさわしい人形を配置するのが当然と思うので、レイアウト制作における人形の予算に関しては潤沢に確保してあります(^_^)

 このレイアウトの季節の設定は7月中旬なので、夏です。
 
 人形も夏服の人形を用意します。
 上着を着ている人形は、上着部分を削ります。
 長袖の人形を肌色を塗って半袖の人形に仕立て上げます。

 また、原色のように彩度の高い服を着ている人形は、彩度の低い淡い色の服に塗り替えます。
 塗り替えには時間がかかりますが、ちょうど季節は夏だったので、街行く人々の服装を参考にして、原色のタミヤエナメルカラーを混色して色を作って、淡い色を作りました。

 塗り替えが終わると、透明ゴムボンドを使って人形をハイラインに接着していきます(^_^)



 それでは、ハイラインに配置した人形の様子を見てみましょう(^_^)

 

 まずは県庁公園からの入口から、階段を降りて線路のあった高さまで降りて行きます。



 降りたところには、岡本太郎作品の青春の塔があります。 これは海洋堂のカプセルトイをツヤ消しクリアースプレーで処理したもの。



 ハイラインを眺められるベンチが置かれ、反対側にはハイラインを絡めて列車の撮影を行うカメラマンがいます。




 ハイラインの第1パートは、あまり見通しの効かない緑の中を歩む道です。



 中程まで行くと、視界が開けて大通り側を見渡せます。 そこから見下ろせるのは戸崎21世紀美術館の裏に展示された巨大な岡本太郎作品です。
 左から、河童と赤と青の手一対です。



 ここから展示作品を眺めたり、写真撮影をする観光客が多く、名所になっています。
 背の小さな子ども用に、お立ち台が設けられていて、子どもはここから眺めを楽しみます。

 
 巨大な岡本太郎作品を撮影している人だけでなく、ハイラインに植えられた草花を撮影している人もいます(青→

 ニューヨークのハイラインには意匠を凝らした椅子が置かれていますが、とざきハイラインにも意匠に富んだ椅子が置かれています。
 一脚だけ置かれていますが、ここはハイラインの草木を眺める特等席です(赤→

 

 途中に緑のトンネルがあります。



 トンネルは列車の車体を輪切りにしたものが、土盛りされて緑で覆われています。
 中には列車の座席を模したベンチが置かれ、中から脇の鉄橋を通る列車を眺められるという趣向です(^_^)



 トンネルを抜けると、木々の脇を通り、紫色をした巨石が置かれています。
 


 第2パートは木製のデッキです。
 船の甲板のように歩くとコツコツと音がします。

 デッキ部分には張り出しがあり、ここから平行して走る鉄橋を行く列車を撮影できるポイントなので、カメラを構える人の姿が目立ちます。



 ハイラインはくつろぐ遊歩道なので、ベンチは数多く設置してあります。
 ベンチはPreiser、FALLER、WoodLand Scenics、それに木片で自作したものと、わざとバラエティーに富んだものにしています。
 



 第3パートは明治時代に造られたレンガ造りの鉄道橋です。  歩くと歴史の重みを感じます。
 


 ハイラインの出口の先に広場が設けられています。



 ここには、フードバスや屋台が並ぶ屋外型のフードコートのようなものを設けたいと思います。 


 
 たいへん狭い場所ですが、県庁公園からハイラインを回ってきた人が、一息付けるような場所にしたいと思います。
 この広場が完成しないと、とざきハイラインは完全に完成はしていません(^_^)


 

 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300