制作記#334
                  更新日2014年6月 5日更新           

2014年5月31日(土)  トランジットモール歩道敷設#1


 昨年の5月からレイアウトの拡張部分の製作に入りましたが、1年が経過して、ようやくレイアウトベースの地面造りに入ります。
 どうも、レイアウトベースのベニヤ板の表面が露出していると落ち着かないもので、ようやくベニヤ板の模様が隠せます(^_^;)


 さて、インナーハーバー・トランジットモールの歩道ですが、ブロックパターンをシールプリント用紙にプリントして、それを1㎜厚のスチレンボードに貼り付け、最後にレイアウトベースに接着することになります。

 ブロックパターンは、点字ブロックも印刷したいので、パソコンで作画したオリジナルのブロックパターンを使います。
 最初に、点字ブロックの位置を決めたいので、定規で測ります。



 作画はワープロソフトの一太郎と、図形ソフトの花子を使い、測った数値に基づいて点字ブロックなどを描きました。



 LRT乗り場の点字ブロックの位置に合わせたり、LRT軌道の横断帯に合わせて点字ブロックを描きました。



 歩道を接着した後は、KATOユニトラムの軌道をレイアウトベースに接着しました。
 
 緑化した軌道の両側にオブジェを接着します。
 オブジェはワイヤーアート作家 関昌生さんワイヤーオブジェで大阪の国立国際美術館で購入したものです。(1/400空港ジオラマ製作記#21参照

 街のオブジェとしてと、歩行者のLRT軌道内進入防止の目的があります。



 LRTの軌道の南端は、既存のレイアウトの複々線の高架線路の下を通ります。
 接続先の既存のレイアウトにもLRTの軌道と停車場がありますが、これはユニトラムなど存在しなかった6年前、2007年の製作記#41で行ったのはダミーの軌道で、実際に車両は走れません(^_^;)   (当時はレイアウトを拡張するということを想定していませんでした(^_^;) )

 実際には行き止まりになる接続部分には、接続できないことを隠すために、トンネルを設ける予定です。
 ただ、NゲージのLRTを走らせるときに、ユニトラムから車両が飛び出しては事故に繋がるために、とりあえずNゲージの車両セットのウレタンを2個積み上げて、車止めとしています。
 そして、トンエル内の歩道を歩く人が、LRTの軌道内に侵入しないように手摺りを取り付けました。 手摺りはフローベルデのキット付属の紙製のものを、シルバーで塗装しました。



 20年前にドイツの都市を訪れたとき、トランジットモールになっている石畳のショッピングストリートの中を、LRTが疾走していくのを見たときに、激しいカルチャーショックを受けました(^_^;)  LRTの軌道とは柵などの安全設備もなく、歩行者と自転車が行き交うトランジットモールをLRTは颯爽と走り抜けています。 
 ドイツには歩行者とLRTが共存する文化があるのかと、恥ずかしながら感心していました(^_^;)

 日本の場合、路面電車は車道の真ん中を走っているし、軌道と歩道と接している場合には。柵かガードレールで軌道と歩道を分離しています。 柵が設けられていないドイツの場合は安全は規則に従って自己責任でという文化があるのかもしれません(^_^;)

 歩行者の目からすると、LRTの車体は巨大で重量感を感じます。 自動車の運転をしているときもそうでした(^_^;)
 自分がまだ自動車の免許を取り立ての頃、広島と鹿児島でレンタカーを運転したときに、自動車の隣を走る路面電車の圧力を強く感じ、そして背後から路面電車が近づいてくる中、どうやって軌道を越えて右折しようか、戸惑った記憶が強く残っています(^_^;)  この免許取り立ての頃、路面電車の恐怖感を感じたトラウマが残っているのか、歩行者とLRTの軌道を安全のために分離したくなります(^_^;)



 そんな、トラウマがあるせいか、ドイツあたりのトランジットモールの精神を無視して、横断帯や緑化した以外の部分に、柵を設けました(^_^;)






 今回は、東側の歩道を設置したので、次回は西側の広い歩道を設置したいと思います。
 寸法を測って、設計してからパソコンで作図しなければならないので、地面造りは意外に時間がかかります(^_^;)


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350