2012年9月11日(火) エデン・スクエアの開設#1(キット収集)
今回からハイラインの降り口に、飲食スペースを設けます。
ハイラインを訪れた観光客や地元客が食事を摂ったり、喉を潤すコーナーです。フードコートといえば普通、屋内の施設ですが、屋外型のフードコートを造ります。大雨が降ったり、風が強い場合には閉店を余儀無くされるコーナーですが、そんな荒天時にはハイラインを訪れる客もいないので、問題はないかと・・・
また今回整備する場所は、通常レイアウトの運転を楽しむ場合、運転台からは全く見えない場所にあります(^_^;)
だからまともなレイアウトビルダーならば、こんなところは手を抜くべき場所なのですが、私の場合は楽しんで、こんな部分も手間をかけてしまいます(^_^;)
この広場の整備は当初の構想だと、屋台が並んだ広場にするつもりでした。
しかし制作記#258で仙台市を訪れたときに、偶然バス乗場の前にあった施設がEDEN仙台です。
仙台駅前の老舗ホテル 仙台ホテルの跡地に誕生したのが地価の高い駅前には珍しい平屋の贅沢な商業施設です。
上の写真の入口はバス停のある青葉通りに面した北側の入口です。
もう一つの入口は西側にあり仙台駅前のペデストリアンデッキに階段で繋がっていて、ペデストリアンデッキから階段を降りて入るのは、私のレイアウトのイメージと一致します(^_^)
階段を降りていくと、飲食店の間の通路を進むと、広場にでます。
広場の周りは飲食店で固めています。 ファッション店はすべて青葉通りに面するように配しています。
飲食店の価格帯はリーズナブルで、朝の時間帯に訪れたので閑散とした状態しか見ていませんが、食事時間帯には客で賑わうそうです。
ただ、出店しているのが,、テナントで多く出店している大手の業者の店舗が大半で、ここのみの出店というのはごく少数で、観光客が仙台らしさを味わえないのはしかたがなく、地元住民が楽しめる商業施設です。
EDENの特色は中庭です。
敷地面積2,744平方メートル、延べ床面積1,550平方メートル。そんな一等地に約800平方メートルの中庭が設けられています。
草花が多く植えられ、壁面には若山農場の竹と思われる竹が植えられています。
中庭のテーブルには、テイクアウトしたドリンクや、デリバリーされたピザを味わえそうです(^_^)
パラソルとテーブル・イスは88席用意しているそうです。
中庭のセンターには仙台のシンボルツリー ケヤキが植えられています。
また、中庭ではEDENオープン1周年記念で、オープンしたばかりのすみだ水族館が広報のために移動水族館を行っていました。
海水魚の入った4本の水槽と、アカエイ・ネコザメ・ドチザメを触れるタッチングプールが2本あり、なかなか楽しめました。
移動水族館は7月27日~29日の3日間の予定でしたが、大好評につき開催期間を1ヶ月以上延長して9月2日まで開催されていたそうです。
駅前の一等地の地価から考えれば、坪あたりの単価が低い店舗が多くて採算が取れるか気になりますが、うがった見方をすれば、簡単に取り壊せる材料や構造をしているので、新たなプロジェクトが生まれたら簡単に取り壊せてビルを建てられるような感じでした。
出来ればこのままずっと継続してくれて、仙台を訪れる度に足を運んでみたいです(^_^)
レイアウト制作に移ります。
ここに造る広場の名前を何にしようかと考えました。
先のEDEN仙台は、旧約聖書の創世記に出てくるアダムとイブのいた楽園 エデンの園から名前を取っていると思います。
仙台に倣って、エデンの名前を使おうと思います。
ハイラインが多くの実のなる場所で、そこの実を無断で採ると楽園から追放されそうですが・・・・・・
英語でエデンの園はThe Garden of Edenで、今回制作するのはエデンの園と名乗るのにはおこがましいほど、狭い猫の額ほどの土地です。
とりあえす、Gardenは使わないで一角を意味するSquareを使うことにして、エデン スクエアという名称にしました(^_^)
フードスクエアに並べる屋台は、TOMYTECのジオコレの屋台を並べるのが簡単です。
でもCR旅客鉄道のレイアウトの基本コンセプトはアメリカ製、ヨーロッパ製のストラクチャーキットを使用して、日本風の建物にしたものにすると掲げているので、安易にジオコレを使わずに、アメリカ製、ヨーロッパ製のストラクチャーを使って情景を造ります(^_^;)
そこで、選んで輸入したのが・・・・
Vollmerの7626 Kiosk Chicken-Charly ローストチキンの売店です。
2010年発売の最近の製品です。
別バージョンでVollmer 7625 Kiosk 'Hot Dog Henry' もあります。 これはスノーパウダー付きのキットでしょう。
これは購入していません。
もう一つ、Vollmerのキットを使います。 7616 Mulled Wine Stand で、トレーラハウスのワインスタンドです。
これも、スノーパウダー付きです。
ドイツのキットが2つ続いたので、次はアメリカのものです。
WoodLand ScenicsのDrine 'n Dineです。
アメリカのドライブインスタイルのハンバーガーショップ。塗装済完成品で、いい値段だけに、ドライブインの店舗に、ピクニックテーブルやゴミ箱などの店舗什器に、客の自転車、オープンカー、そしてオープンカーの運転手にローラースケートを履いたウェイトレスが2体などがセットされています。
WoodLand Scenicsの人形や完成品のストラクチャーはKATOの中国製と同じ工場だと思うので、最近のKATOのストラクチャーと同じような品質です。
ドライブイン形式のハンバーガーショップは50年代、60年代のアメリカでポピュラーだったものです。
車で駐車場に乗り付けると、ローラースケートを履いたミニスカートのウエイトレスが来て注文をとり、ハンバーガーのセットをトレーに載せて車まで運んでくるのですが、そのトレーが窓を開けたドアの部分に引っかけることが出来て、トレーがテーブル代わりになります。
知り合いのアメリカ人に聞くと、アメリカでは今ではそのような店は廃れていますが、去年、沖縄に行ったらA&Wという沖縄ではポピュラーなハンバーガーチェーン店で、ローラースケートは履いていなかったけれど、車まで注文を取りに来てデリバリーしてくれたので、懐かしいスタイルにアメリカ人が逆に驚いたそうです。
最後にもう一つ。 同じくWoodLand ScenicsのIke's Ice Cream Truck アイスクリームトラックです。
これは以前の制作記#152でフードバスを作ったときに2台購入し、1台はフードバスに改造し、もう1台は今回の為にとっておきました。
とりあえず、次回はキオスク風の飲食店のキットを組ことから始めたいと思います(^_^)