レイアウト制作記#226
              更新日2011年11月2日更新         

2011年10月29日(土) 県庁公園の整備#1(斜面工事) 


 戸崎反転地公園の整備が一段落して人形を配置して、活気のある情景になりました。
 あとで、反転地公園にいる人形の数を数えたら148体もおりました・・・

 しかし、そこへのアクセス場所になる県庁公園が完成していないので、ここの整備を行います(^_^)



 まず、この部分の地形が完成しておらず、バックリと大きな穴が開いた状態なのでこの部分を埋めます。



 みごとに崖状態になっているので、ここが仕上がらないと安心して人形の配置が出来ません(^_^;)
 
 石垣の上の部分を斜面にしたいと思います。
 レイアウト制作で山などの斜面を作るときはKATO=WoodLand Scenicsのプラスタークロスが定番でしょうが、今回のように施工面積が非常に小さい場所に、わざわざプラスタークロスを買ってくるほではないため(2011年現在KATOのホームページによればプラスタークロスはメーカー在庫切れで再生産の予定は未定)、違う技法にトライしてみようかと思います(^_^)


 違う技法と言っても、CR旅客鉄道のレイアウト制作で多用されているヤマト糊を使う方法です(^_^;)

 高校時代、弓道部に入っていて1年生の仕事は(まと)作りでした。 矢が命中して穴だらけになった的紙を紙を直径36㎝の丸い枠から剥がし、そこに下紙として新聞紙やハトロン紙を貼り、その上に的紙を貼ります。 
 貼るときに使うのがヤマト糊で、新聞紙やハトロン紙に水で薄めたヤマト糊を刷毛で塗って貼っていきます。 それで1日くらい乾燥させると的紙も含めて、シワもなく太鼓のように表面がピンと貼れました。  そんな的を弓で矢を射ると、命中したパンという音が28m離れた的から聞こえてきます。

 そんなわけで弓道の経験から、薄めたヤマト糊を紙に塗ればパンパンというかカチカチに固まるのが判っているので、これで地形を造っていきます。


 まずは、骨組みとして厚紙をゴム系接着剤で貼り付けました。



 次に、新聞紙を2㎝四方くらいの大きさに切り取り、ヤマト糊を3倍くらい水で薄めた水糊に浸してから貼り付けます。
 まるでスポンジで濡らした切手のように、気持ち良く貼り付いてくれました。



 乾燥は1日もかかりませんでした。  
 予想通りカチカチに、そして障子のようにパンパンに張っています。  もし万が一、堅くなっていなかったら、刷毛でまた水で薄めたヤマト糊を塗ればいいと思っていたので、あまり心配はしていませんでした。

 今回施工した場所の上と下が仕上がっている場所なので、気を使いました。 特に下の部分はスチレンボードに石垣の模様をプリントした紙を貼ったものなので、薄めたヤマト糊の水分が下に垂れると、滲んだりふやけたりする恐れがありましたが、3倍に薄めたくらいでは新聞紙から水気は垂れませんでした(^_^)


 次にグランドカバーをしますが、実際の県庁の斜面なんかを見ると、芝生を植えるときには一直線の斜面でなく、土留めがされていて段々になっていますが、段々は省略して土留めだけにしておきます(^_^;)

 グランドカバーはいつものようにKATO=WoodLand Scenicsのターフ若草色をターフ 1: ヤマト糊 1: 水 1でペースト状にしたものを、左官職人みたいに塗っていきます。



 半日置いた半乾きの状態のところで、土留めとしてグレーに塗ったプラ角棒を貼り付けておきます。


 さらに1日置いたところで、県庁舎サイドから伸びている高架歩道の延長部を取り付けます。
 
 この高架歩道を最後に造ったのがいつかと振り返ってみると、制作記182になり2010年11月14日だったので、ほぼ1年ぶりでセントルタワーからの高架歩道が繋がります(^_^;)

 高架歩道は制作記158で紹介したFALLERのBietschtal Bridgeのキットのパーツを切り接ぎして作成しました。



 ようやく戸崎セントラルタワーから高架歩道で駅前大通りを越えて、戸崎反転地公園に向かう通路が完成しました(^_^)

 完成した記念に街灯を設置し、人形を並べました。



 大通りを越える高架歩道も1年以上、無人のまま放置していましたが、通路の完成により人形の配置を始めました。



 次回もこの周辺にアクセサリーや人形を配置していきたいと思います(^_^)                         


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