制作記#158
更新日2010年 4月13日更新 TOPへ
2010年 4月10日(土) 戸崎セントラルタワー周辺整備#2・モデルにした打越橋訪問
(高架歩道#2・県庁前ロータリー#1)
前回の製作記157の最後にて、駅前大通りを跨ぐ高架歩道にはモデルにした実際の橋があるとからと書きましたが、制作するにあたってモデルにした橋を見に行ってきました(^_^)
モデルにしたのは神奈川県横浜市中区の山手の尾根地区に架けられた赤いアーチ型の陸橋 打越橋です。Googleマップ
昭和3年に山手の尾根に切り通しで根岸新道が通る際、尾根上の道が切り通りを越える為に架けられた橋で、82年以上の歴史がある陸橋です。
昔、雑誌でこの橋を潜る横浜市電の写真を見たことがあります。
初めて打越橋に出会ったのは、4年前です。
横浜の黄金町のビジネスホテルに家族で泊まったときにいつもの習慣で、早朝、カミさんが目を覚ますまでの時間(^_^;)、ホテルの周辺を散歩することにしていました。そのとき当時1歳だった息子を子供用の背負子に乗せて散歩に出掛けました。
何の予備知識もなく切り通しの道を歩いて行くと、目の前に登場したのが赤い打越橋でした。
いきなり現れた赤い鋼鉄製のアーチ橋に魅せられ、いつかレイアウトに置きたいもんだと思っていました(^_^)
そんな訳で、天気のいい春の日、打越橋を再訪してみました(^_^)
最寄りのJRの駅は根岸線のJR石川町駅です。 せっかくなので最初に近くの元町商店街に足を向けました。
さすが日本有数の高級買回品の商店街だけあって、店格の高い店舗が並んでいます。
その中にちょっと気になる建物があるので見に行きました。
それはKのマークで有名なハンドバックの㈱キタムラで、以前元町商店街に行ったとき本店の建物が、TOMIXのラウンドビルセットの建物に似ているような気がしていました。
今回、再訪してみてよく観察してみると、似ているような似てないような(^_^;)
ラウンドビルの説明書を見ると、5階建のビルにする場合、1階の入口を左側の一番下を使い、2階は右側の1階部分を載せます。
すると2階にも入口があるようなビルになりますが、キタムラの本店のようなデザインのビルにすると、左右の1階部分を組み合わせても、デザイン的にもおかしくはなくなります。
さすがビルのファサードにも店格の高さがにじみ出ているキタムラの本店ビルです。
TOMIXのラウンドビルは製品のままではのっぺりしすぎて、そのままレイアウトに使用するのは他のビルとのバランスを欠いてしまいます(^_^;)
(以前、ラウンドビルはロゴス百貨店で使用しました 製作記5参照)
そのうち、ラウンドビルをキタムラの本店を参考に手を加えてみようかと思い、資料用に写真を撮っておきました(^_^)
さて、元町商店街から、打越橋に向かうのには上から尾根伝いで行くか、首都高3号狩場線沿いに下から行くか、と2つのルートを考えましたが、今回は尾根沿いに橋へと向かうことにしました。
元町商店街から厳島神社の境内を経て、汐汲坂を登り、山手の尾根に挑みました。Googleマップ この汐汲坂はかなりきつく、急な坂道を約40mの高さまで登っていきます(^_^;)
息を切らして尾根に登り着くとフェリス女子学院、横浜山手女子高、山手カトリック教会と文教地区、キリスト教地区になっています。
カミさんにフェリスの学生は毎日こんな急坂を登っているのか! と聞くと、学生の頃は石川町の駅前からタクシーに乗り合わせて女子大まで行っていたそうです。さすがお嬢様学校(^_^;)
山手の尾根地区に登ってしまえば、普通の住宅地の道ですが、時折建物の間から見える尾根の下の景色や、しばしば現れる尾根から下る急な坂道を見ると、かなり高さのある道を歩いているのが感じられます。
険しい地形の尾根地区ですが、横浜の中心に近いだけあって、豪邸も何軒か見られ、つい視線が右左と動きます(^_^;)
地蔵坂上から進んできた道を外れて、横浜共立学園の方へ向かうと、住宅が続く細い道を行くと突然打越橋が現れます。
鮮やかな赤いトラスに、高い白いフェンスが連なっています。
橋からの景観は素晴らしく、横浜みなとみらい21地区が遠望できます。
反対側を見ると、丁字路の先には至って庶民的な山元町商店街が広がり、落差は激しくなっています。
Yahoo!などで打越橋と検索すると、やたらと出てくるのが心霊スポットとしての打越橋です(-_-;)
飛び込みの名所らしいので、フェンスも高くなり、フェンスにこのようなプレートが掲げられています。
ここに記載のある共立聖書学院は近所からもうすでに移転しています。
幽霊なんかいるわけないだろう、と思うほうなので、心霊スポットであろうがレイアウト作成の為の資料として、気にせずに写真を一杯撮ってきました(^_^)
橋の下でも心霊スポットにも関わらず、休憩や仮眠をとっているドライバーがたくさんいます。
鉄橋のトラスは下から見上げると、けっこう複雑に見えます。
鉄橋はしっかりとメンテナンス(ペンキの塗り替え等)をすれば、82年以上経過しても古さを感じさせません。
側道の長い坂道を登り、打越橋の上に戻ると昭和3年当時の幅のままなので、下から見た堂々とした橋の印象にしては、かなり狭く感じます。
橋のたもとにはバス停があり、1時間に2,3本出ているようです。帰りはこのバスに乗ることにしました。
時刻表より4分ほど遅れてきたバスは、神奈川中央交通(横浜市営バスより路線譲渡)の狭い道にも関わらずフルサイズのノンステップバスがやって来ました(^_^)
このバスで終点の保土ヶ谷駅東口を目指します。
何の予備知識もなく乗りましたが、この路線、久しぶりにこんな変化に富んだ路線はないのではないかと、楽しい路線でした(運転手はたいへんでしょうが・・・)
普通乗用車がすれ違うのもたいへんな尾根上の曲がりくねった道を進み、クランク状の道もあります。 それ故に対向するバスの為に、バス専用信号機が設けられ、↑と×で対向するバスの交換を行っています。
曲がりくねった道を行くと、突然アメリカンな住宅地が現れます。ここは山谷の米軍住宅、ゲートには海兵隊員が警備しています。
ゲートを過ぎると、いままでのくねくね道とは違って、ほぼ直線な長さ約500mの稲荷坂で一気に50mほど気持ちよく下ります。
この神奈川中央バス11系統は、
桜木町駅前 - 日本大通り駅県庁前 - 港の見える丘公園前 - 平楽中学校前 - 中村橋 - 蒔田駅前 - 井土ヶ谷駅前 - 北永田 - 保土ヶ谷駅東口
とみなとみらい地区、横浜中華街・元町や港の見える丘公園、山手のミッション系の学校地区など観光地も巡る、変化と刺激に富んだこのバス路線はお勧めです(^_^)
次回は保土ヶ谷駅東口から桜木町駅前まで乗ってみようかと思っています(乗車時間は1時間ほどかかりますが)
高架歩道#2
さて、仕事が多忙な時期だったのでなかなか進まなかったレイアウトの製作ですが、横浜へのミニトリップで刺激を受けてきたので再開です(^_^)
今回は駅前大通りを跨ぐ高架歩道の先を伸ばしました。
高架歩道が渡った先の県庁舎の4階部分に繋げますが、県庁舎を回遊する回廊を設けたいので、2階の出っ張った部分にトラスを組んで、その上に回廊を載せます。
県庁舎の2階部分の屋根と、セントラルタワーの4階部分から伸びてきている高架歩道との高さの差が20mmあるので、20mmのアングルを用意しなければならなかったのですが、偶然にもFALLERのBietschtal
Bridgeのキットに20mmの高さのトラスが何枚も入っていたので、これを使いました。
設置したアングルの上に、20mm巾にカットした回廊を載せてみました。
ついでに、高架歩道に下の歩道やバス停の為の、明かり取り用の穴をPカッターで開け、穴の周囲をGMの高層ビルに付属の手摺を取り付けました。
セントラルタワーのルーフガーデンを抜けて、高架歩道を渡り、県庁方面に抜けるイメージを描いております。
この先、県庁舎の隣に、大々的に県庁公園を整備する予定です(^_^)
県庁前ロータリー#1
県庁舎の前に、車寄せと地下駐車場に向かうロータリーを整備します。
まずは紙に一太郎&花子で線を描いた第1稿をプリントしたものを置き、自動車を並べて使い勝手をシミュレーションしてみました。
A5くらいの大きさでしょうか・・・・ たいへん狭いです・・・・ 駅前広場のところでも書きましたが、理想とするようなものを造ろうとすると、このレイアウトの4倍くらいの広さが必要になります(-_-;)
当初計画ではこの2倍程度のスペースを確保していましたが、県庁舎の建物の敷地面積が途中から2倍になり(現在の県庁舎はAtlasの高層ビルを2つ合体させて造った)、ロータリーのスペースを喰ってしまいました(^_^;)
本来ならば戸崎県庁に相応しいロータリーにしたかったのですが・・・
狭いと思った神奈川県庁よりも狭い・・・ 愚痴を述べてもしょうがないので、試行錯誤しながらロータリーを造っていきたいと思います(^_^;)