制作記#138
              更新日2009年6月8日更新         

2009年6月6日(土) アンダーパスと地下線路の整備#1 


  前回まで、車掌区周辺の整備を行ってきましたが、今回からは他の事業に移ります。
 
以前、製作記114で掲げた今後のレイアウト整備計画の内、終了したのが、
1.戸崎駅南口 駅舎工事、駅前広場整備事業
2.駅西側保線工事(バラスト撒布・レール塗装・架線柱信号機等設置)、車掌区・保線区事務所工事
4.県庁庁舎改築・・・・現在2つに分かれているビルの一体化)

 になり、まだ未着手の
3.駅前大通り西側アンダークロス工事
5.城山地区(県庁周辺)整備事業・・・カーブ線路周辺の整備とトンネル工事
6.都市親水公園の整備
7.新戸崎駅の対向ホームのリニューアル
8.西側へのレイアウト(シーナリー)の延長

  となっているので、今回から、
3.駅前大通り西側アンダークロス工事
5.城山地区(県庁周辺)整備事業・・・カーブ線路周辺の整備とトンネル工事

  の2つを進めて行きたいと思います(^_^)


 県庁周辺の現状はこのような状態になっているので、県庁前の駅前大通りを線路をくぐらせて、レイアウトの外に貫通させたいのと、県庁へのアプローチ道路を作成します。



 駅前大通りは交差点までは仕上げてありますが、そこから先の6車線から4車線に減少する道路はまだ仮に描いたものなので、改めて作画し直す予定です。

 道路は以前記したとおり、レトラテープなどを貼って道路の白線にするのは、出来の点から好きではないので一太郎&花子で作画していますが、良くできた道路の紹介をメールで受けました。
 大阪のもけいや松原から貼るダケシリーズでプリントされた道路が発売されています。道路の白線はテープよりも印刷の方がいいと感じる製品です。
 値段も自分で作画して印刷する手間とコストを考えればリーズナブルで、自分はカーブの道路を作画するのに苦労したので、カーブの道路は使ってみたいです。
 今回の道路は、車線が減少するところでもあり、自分で作画した方が道路の長さをレイアウトに合わせることが出来るので自作とします。


 線路を越えて、レイアウトの外へ大通りを通しますが、踏切全廃の方針から立体交差にします。
 高架線路を潜りながら道路は下に潜り、アンダーパスで地上線を潜ります。

 アンダーパスの制作は製作記41から4243と過去に行っているので、同じ手順で作業を行います。
 前回よりはさらに良き物が出来るように祈りながら・・・・

 下書き用の道路を使って、穴を開ける位置を決めて150mm×140mmの大きさの穴をレイアウト・ベースに開けます。



 ドリルで開口部の四隅に穴を開け、そこに細引きの鋸を差し込んで切断します。




 今回、作業の都合上、高架線路や周辺のストラクチャーを移動させたので、ついでに県庁周辺の人工地盤周りの整備も行います。

 県庁舎を囲むように、高台としての人工地盤が設けられています。
 


 人工地盤はKATOユニトラックの高架プレートを使用しています。
 このプレートは高架駅を作成したときに余ったプレートを使用しました。レイアウトの当初プランは、高架線は新幹線用で、新幹線の8両編成が停車可能な高架駅を作りましたが、この規模のレイアウトだと新幹線の8両が停車可能な駅は大きすぎるように感じ、在来線の20m車が6両停車可能な駅に変更した結果、何枚もの高架プレートが余剰になり、再利用しました。

 高架プレートを使って人工地盤を作れば、高架線路との接続が問題なく、脚としてユニトラックの橋脚を使用すると、高さも50mmに保つことが出来ます。 


 県庁舎と高架プレートを撤去して、高架プレートの下を通る線路周辺の整備を行います。
 この部分は地下トンネルになるので、トンネルらしくするため線路の両脇にトンネルの壁を取り付けます。 
 
 山を潜るトンネルではなく、人工地盤の下を通るので壁は蒲鉾形でなく、垂直な壁にします。

 トンネルの中は、暗くて見えないのでバラストを撒いたりせずに、このままで済ませます(^_^;)
 トンネルを外から見て、明るい部分が見えないように暗くするのが目的です。

 トンネルの壁は、2mm厚のスチレンボードを使用し、グレーサーフェーサーを吹いた後、フラット・ブラックのスプレーを遠目に軽く吹いてウェザリングしています。
 最初に、壁を立てる為のガイドとして3mmのプラ角棒を線路の両脇に貼り付けます。



 プラ角棒はレイアウトベースに直接、ゴム系の接着剤で貼り付けます。
 曲げて接着しますが、無理に曲げて接着する部分には、配線用のステップル(コの字形の釘)で仮止めして接着させるのを待ちます。



 プラ角棒をグレーで塗装した誤、壁を角棒の側面にゴム系のボンドで貼り付けました。



 壁の一部は接着せずに取り外せるようにしておきます。
 これは脱線対策の為です。脱線に備えてトンネル内にはリレーラー付き線路を配置してありますが、下り坂直後のカーブなので、脱線の心配は考えておいた方がいいでしょう。



 トンネルに高架プレートで蓋をしてトンネルの具合を見てみます。


 
 この後は、アンダーパスが完成したら、高架プレートを固定して、トンネルの入口を整備していきたいと思います(^_^)


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