2009年5月9日(土) 車掌区周辺整備#12(車掌人形・アクセサリーの配置)
車掌区周辺も、地面が出来上がり、架線柱も立ち、整備終了としたいところですが、仕上げとして、人形を配置し、アクセサリーも追加したいと思います。
やはり人形のいないレイアウトは活気がないので、このエリアにも人形を投入します(^_^)
人形は車掌区に勤務する社員と、保線支所に勤務する社員の人形です。
入手したのは、KATOの最近の製品、鉄道員(中国製)と、しばらく再販がなかったPreiserのOEM製品の駅員と乗務員です。Preiser製の人形は今年(2009年)2月に一挙に再販されました。てっきりKATOは中国製の人形に完全にシフトしたかと思いましたが、円高ユーロ安の恩恵も受けての再販となりました。
再販にあたって、Preiser製の人形の伝統的な長方形のプラケースから、パッケージをKATO:Woodland Scenics:NOCH連合が共に採用している、吊り下げ型に変更されています。
夏のレイアウトなので、夏服の駅員の人形を塗り替えればいいのですが、発売されている夏服の駅員の人形は、知る限りTOMIXがPreiserにOEM生産を委託している363駅員だけですが、この製品はしばらく店頭では見かけていません。保有していたものは、すでに塗り替えてプラットホームに配置してしまっています。アメリカ、ドイツ、スイスの鉄道員の人形にも半袖の人形は見あたらないので、今回、冬服の人形を塗り替えて夏服にしてしまいます。
クールビスという言葉が一般的になる2005年よりもかなり以前から、鉄道の現業部門や、警官や自衛隊では夏服はノーネクタイの開襟、ノージャケットの半袖という、クールビズの服装でした。(現業の職場環境が冷房と縁がない場所が多かったということもありますが・・・)
冬服を夏服に塗り替えるのですが、あえてネクタイだけは、人形のいいワンポイントとして描いています。
CR旅客鉄道の社員には、夏でも暑い思いをさせています・・・・(;^_^;)
KATOの詰所のキットを組み立てると、階段の部分の窓が開かれています。せっかく開いているのなら、窓から外を眺めている社員の人形を置きましょう(^_^)
KATOの乗務員の人形に、ダブルの制服を着ている人形がいます。さすがにこれを夏服に塗り替えるわけにはいかないので、優等列車(特急)の車掌ということで、ダブルの制服のまま社員専用通路をホームに向かわせます。
同じくKATO=Preiserの鉄道作業員の人形もオリジナル塗装は水色の作業服ですが、CR旅客鉄道の
保線社員はイギリスの鉄道員をまねて、ライムグリーンの蛍光色のジャケットに塗り替えました。
線路際に配置したアクセサリーは以前、製作記126で調達したアメリカのBLMAのものを、まとめて投入しました。
戸崎保線支所の建物もBLMAのYard Officeを、日本の駅構内の建物を参考に屋根、窓、ドア等を塗り替え、建物の中ががらんどうに見えるので、一太郎で作ったブラインドを窓の内側に貼りました。KATOのお召列車 1号編成 のAssyパーツのテレビアンテナも取り付けてあります。
最後にタミヤのウェザリングマスターで汚しました。
倉庫やリレーボックスもBLMAの製品を塗り替えたり、ウェザリングして配置しました。
今回の最後に、架線柱に標識を取り付けました。架線柱のビームの下に、黄色い長方形の標識と、架線柱の根本付近に「下161」という感じで架線柱の番号を振った標識を取り付けました。
本来ならば、シールで架線柱に巻き付けるように貼り付けた方がいいのですが、架線柱をグレーサーフェーサーで塗装してあるので、シールを貼ると塗装皮膜ごと剥離してしまうので、ゴム系接着剤で貼り付けました。
黄色い標識は、意味は判りませんがJR 九州管内を走る展望ビデオからヒントを得ました。架線柱の続き番号の標識は先日、名古屋のあおなみ線に乗った際に、架線柱に大きく番号が振られているのを見て、参考にさせて頂きました。
架線柱の標識は、JR東日本やJR東海の架線柱を観察してみましたが、共通しているものはなく、同じJRであっても地域によってバラバラで、特に国土交通省の通達や規則で定められていないようなので、
気にせずにCR旅客鉄道の方式を定めて、オリジナルでいこうと思います(^_^)
車掌区周辺を完全に完了するには、信号機と各種標識を線路際に取り付けるのですが、自分は列車運行施設に対する知識が不足しているので、これらは勉強が終了してからの取り付けになります
。
手始めに参考書として、坂本衛(まもる)著の「鉄道施設がわかる本」(山海堂)を購入して、少しずつ勉強をはじめることにしました(^_^)
坂本さんは34年間の国鉄勤務の後、百貨店の模型売場に12年間勤められた経歴で、「車掌裏乗務手帳」「車掌真乗務手帳」「坂本衛の鉄道模型(秘)工作手帳」などの著作がありますが、何よりも鉄道模型を制作していることも有名で、HOの車両やレイアウトを作られています。
ゆえにこの本はレイアウト制作にも役立つように書かれています。
ただ実地に学ぼうとこの本を持って、JRの主要駅に出掛けましたが、この本に載っている以上の信号関係の機器や標識が多数ありました。やはり入門書だけでは判らないことが多いので、さらに参考書を購入して見識を広めたいと思いました(^_^)
おまけ
前回の製作記135において、背景を設置しましたが、その中の1枚に本物の陸上自衛隊の観測ヘリコプターOH-1が写っています。
そこに大きさを比較するために、1/144のコナミの陸上自衛隊装備大全のOH-1をつるしてみました。
背景に写っているヘリコプターの方が小さいので、少し離れたところを飛んでいる景色になります。
逆に写っているヘリが吊しているヘリよりも大きければ、変な景色になりますから・・・・
車掌区周辺の整備は一旦終了し、次回は新たな部分の整備に移りたいと思います(^_^)