2009年4月25日(日) 背景の設置
ここしばらく、車掌区周辺の整備を行っていますが、製作記の画像を見るとバックが白いシートになっているのが気になります。
(白いシートは防塵の為にレイアウト全体を覆っている物です。レイアウトの埃対策参照)
レイアウトの背景はレイアウトの完成後にと、考えていましたが同じレイアウトの写真撮影をするのに背景が付いていた方がいいので、レイアウト制作の途中ですが、レイアウトの側面に背景を取り付けることにしました。
レイアウトの後背部分にはすでに製作記10において取り付けたので、製作法は製作記10のやり方を踏襲します。
自分で背景画を書いたり、市販の物を使用するより、実際の空の写真を引き伸ばして、パネルに貼り付けた背景を自分は好みます。
使用する写真は、レイアウトで設定した梅雨明け後の夏の空を、撮影したものを使いますが、今は春で撮影することは出来ないので、手持ちのデジカメ写真のファイルから探してみました。
選んだのは、昨年(2008年)の8月9日に仙台湾において行われた平成20年度海上自衛隊横須賀地方隊訓練展示において、護衛艦むらさめから撮影した画像です。空の部分を切り取って使用します。
元の画像はこれで、エアブラシで描いたような夏の薄雲が広がっていますが、使用しない下半分の護衛艦と海の部分を切り取ります。
仙台湾で艦隊行動する自衛艦 左から護衛艦さわかぜ 護衛艦はまぎり 試験艦あすか
切り取った画像をUSBメモリーに入れて、大規模ホームセンターのジョイフル本田のプリントサービスに持込みました。
大型のジェットプリンターでユポ紙にA0のサイズに出力して大きなスチレンボードのミラパネに貼り付けてもらいました。
A3サイズまで印刷可能なインクジェットプリンターを持っていますが、A3で印刷して貼り合わせるよりは、プロに頼んで大型のパネルに仕上げてもらった方が自然に仕上がります。
A0サイズは841mm×1189mm で、見慣れたA4サイズの16枚分の大きさになります。
続いて、2枚目の背景です。
レイアウトの背面部の背景は、沸き立つような夏の入道雲にしましたが、側面部はうっすらと雲が漂っている感じにしました。
元の画像には、訓練展示に参加してくれた陸上自衛隊のOH-1観測ヘリコプターも写り込んでいますが、そのまま印刷してもらいました。
実際に上空を飛んでいるように見えれれば・・・
まだ完成していないレイアウトの側面に背景を取り付けると、今後の作業の妨げになるので、背景は取り外し可能にしました。
ホワイトシートを被せるためのイレクターパイプに横棒を一本追加して、そこから吊り下げることにしました。
背景のパネルの裏に、イレクターパイプのプラスチックジョイントを貼り付け、レイアウト制作の際には外せるようにしました。
以下は全くの余談ですが、2008年8月9日に行われた、平成20年度海上自衛隊横須賀地方隊訓練展示の様子をご紹介します。
ハガキで申し込んだところ、護衛艦むらさめ(DD-101)に乗艦することが出来ました。
陸海空自衛隊は、国民に対する広報活動に熱心ですが、海自の艦船の体験航海が自衛隊の活動に触れられる機会かと思います。
各港での体験航海の他、3年毎に行われる観艦式(今年2009年は開催年)も一般の人でも抽選での申込があります。
艦内も公開されていて、居住区画や戦闘部署などの制限はありますが、士官室、課員食堂や機関制御室など乗組員の任務、艦内生活の一端に触れることが出来ます。
艦橋(ブリッジ)の中も入れ、出港から航海中、そして入港までの一連の操艦の様子も見学できます。
艦長を頂点とする乗組員が、帝国海軍の伝統を色濃く残した操艦を行っているのは見応えがあります。号令や手順を踏み、各員が確認し合って艦を動かしていく様子からヒントを得て、自分の日常の仕事でも参考にしています(^^)
レーダーのレピーターを覗いているのが艦長小澤二等海佐
航海の間、武器操法展示で、76o砲の操作を展示したり、航海科のらっぱ演奏など、招待客を飽きさせないようにしています。
護衛艦むらさめには最新のSH-60K哨戒ヘリコプターが搭載されています。
訓練展示が始まると、発艦して艦隊の周辺で飛行展示を行いました。
そして、SH-60K哨戒ヘリコプターの航行中の離着艦という、ヘリコプターの中で一番迫力あるシーンの見学も格納庫内から出来ます(^^)
さて、ただいま車掌区周辺に配置する人形の塗装作業に追われています。
人形の塗装はけっこう時間がかかります(^_^;)