2009年2月14日(土) 車掌区周辺整備#5
(バラストの撒布#1・地下通路工事#1)
今回は前回掲げた工程のうち
(5) バラストの散布 と
(4) 業務用地下連絡道路工事 を行いたいと思います。
(5) バラストの散布
前回までに下準備が終わった部分に、バラストの撒布を行いました。 車掌区周辺エリアはかなりの面積を占めますので、一週間では終わらないほどの作業量があります。
今回はバラストの固着方法を、ヤマト糊を使った方法からマッドメディウムを使う方法にしてみました(^_^)
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モーリン(株)が扱っているリキテックス マットメディウムは同社のクラフトサンドなどの固着剤で、アクリル系で乾燥後は透明つや消しになる優れものです。
(同社から、バラスト用の専用固着剤スーパーフイックスが発売されてますが、これは入手していないので使い勝手は不明です)
初めてマッドメディウムを使ったのは制作記60で、同社のリアルサンド土職人を使ったときです。
建設現場の土の表現で使いましたが、かれこれ1年半経過したところで経年変化も見られず、バラストの散布にも使用してみることにしました。
(自分の制作記を見直してみると制作記70では木工用ボンドを使ってバラストを固着させていました)
マッドメディウムは去年(2008年)にJAMの会場でモーリン(株)のブースで180mlのボトルを購入しておきました。
使用するバラストはTOMIXやモーリンのバラストだと、自分の好みからすると目が荒すぎて大石のように見えてしまうので、目の細かいKATO=Woodland Scenicsのバラスト細目 灰色を使います。 (ここは粗目、中目、細目の3種類発売しているのがありがたい)
バラストを散布して固着させる方法は、完全に自己流です(^_^)
今回撒くのは、駅構内の線路と線路の間隔が開いているカーブの部分で、かなりの面積にバラストを撒くことになります。そこに平らにバラストを3oの厚さ(TOMIXのレールのバラストの厚さと同じ)で盛り上げるので、ヤマト糊を使った方法の応用でいけるかと思います。
カップにバラストを入れてその中に、マッドメディウムを少しずつ加えていき、ヘラで攪拌していきます。
マッドメディウムの量が少ないと、そば粉を水で攪拌したようにダマが出来はじめますが、マッドメディウムの量がバラストと同じくらいになったときに、バラストがペースト状になりました。
よってバラストとマッドメディウムの量は1:1で攪拌することにします。
ペースト状になったバラストをヘラでレールの脇に盛りつけ、ヘラの先で形をおおざっぱに整えていきます。
そのペースト状のバラストの上に、マッドメディウムと混合していない、まっさらなバラストを指でパラパラと撒きます。
そうすればペースト状だと指で触れば、ベタベタして指にくっつきますが、まっさらなバラストを上にまぶすと、それが防止されます。 その上からバラストを指で形を整えていきます。
もちろんバラストが固まる前に形を整えるのですが、撒いた直後にやっても問題はありません。
今回、広い面積にバラストを撒き、平らにするのに、カミさんから巻き上げたカリグラフィーの道具のローラーを使います。(本来はどのような使い方をするのか判りませんが・・・)
ローラーで均したので、広い面積を平らにすることが出来ました(^_^)
この方法だと、ポイントの部分にもバラストを気にせずに撒くことが出来ます。 もちろん可動部分にかからないように気を使う必要はあります(^_^)/
そして、約1日でも経過すればマッドメディウムも乾燥してカチカチになるので、固着しなかったバラストをハンディクリーナーで吸い込めば完了です(^_^)
(4) 業務用地下連絡道路工事
車掌区の隣に、駐車場。そして高架線の下に資材置き場も設けられているので、自動車が進入出来る通路を設ける必要があります。
あまり踏切は設けたくはないので、地下通路を設けることにしました。
残念なことに、スペースの関係で線路を渡らなければならない箇所があるので、そこだけ踏切を設けます。
地下通路はレイアウトベーベースに直接穴を開けて通します。通路幅は25o(実際の道路だと幅員3.75m)の穴を開けます。
最初はドリルで4隅に穴を開け、穴を取りかかりに細引きで切断します。
4o厚のベニヤ板なので、いとも簡単に穴を開けることが出来ます。
開けた穴に、はめ込む地下連絡通路は、スチレンボードを接着して作ります。
寸法は現物合わせでノギスを活用して測り、スチレンボードにボールペンで下書きした後にカッターで切断。パーツを接着剤(ゴム系の透明ボンドを使用)で貼り合わせました。
次回はこれを塗装してから、レイアウトベースにはめ込みたいと思います(^_^)