2007年7月21日(土) 高層ビル躯体工事現場の作成 #4 (地面の制作)
工事現場の地面を作ります。固定レイアウトですがモジュールレイアウトのごとく作るので、地面はスチレンボードの上に作ります。
実際の工事現場をいくつか見て回りましたが、躯体工事をしている段階では、地面はきれいに舗装されているところは皆無でした。
土が露出した地面もありましたが、建物の周辺部は車輌の通行に支障がないように鉄板が敷き詰めてありました。
この鉄板をプラ板で再現することにしましたが、プラ板を細かく長方形に切るのもたいへんなので、模型店に置いてあった幅10o厚さ0.14oのプラストライプがあったので、それを20oの長さでカットすると長方形の鉄板の形になります。 それを敷き詰めます。
そして鉄板の色に似たタミヤアクリルの”ハル・レット(艦底色)”をエアブラシで吹いた後、同じくタミヤアクリルの”パブ”をぼかしながら薄っらと吹いてウェザリングを施しました。
工事用車輌としてブルトーザーとショベルカーを用意したので、盛り土を行っているシーンを作ります。
土はカラーパウダーをヤマト糊で溶いて、盛りつけようかと思いましたが、先日JNMRに行った際、モーリンのリアルサンド・土職人3号(ライト・ブラウン)を購入したので、これを使うことにしました。
リアルサンドは非常に細かい砂を、メディウムというボンドと混合して盛りつけます。 盛りつけてみると、けっこう粘りが強く、べた付くので形を整えるのはたいへんですが、混合していないサラの砂を生乾きの盛り付けた所にかけると、指で形を整えることが出来ます。
そして、たっぷり一日かけて乾燥させると、カチカチに固まります。そのままでも土らしく見えますが、やはり鉄板と同様にタミヤアクリルの”パブ”をエアブラシでまだらに軽く吹いてアクセントを付けます。
建築現場を囲む塀も取り付けます。道路側はよく工事現場で見る鉄板の塀にして、線路際は金網フェンスを取り付けることにしました。
鉄板の壁は例によって「北海油田のリグのキット」に波板のような塀のパーツがあり、それを使うことにしました。 赤いプラで成形されているので、サーフェーサーをスプレーしてから、クリーム色に塗装します。
金網フェンスは、エッチング製のものは、以前は1社くらいしか手に入りませんでしたが、いまやアメリカのMicro Structures(製作記23で使用)や、日本のホビダスの金網など、なぜか突然、販売先が増えました。今回は製作記ホビーセンター・カトーで購入したイギリス製のSharp MODELS社のエッチング製の金網を使用しました。(エッチングにKATOの刻印があるけれど、KATOとは関係ないかも)
エッチングにプライマーを吹いた後、アサヒクリエイティブスプレーの”エメラルドグリーン”を吹き、最後に上部の鉄条網の部分はグレーで塗装し、違いを出します。
塀を取り付けましたが、道路に面した部分には工事現場入口のゲートが設けられていますが、ずばり工事現場用ゲートのそのもののエッチングパーツがアイコムより発売予定なので、発売されたら取り付けます(^_^)
前回取りそろえた工事車両たちも並べます。
★パワーショベルはWiking製のものを4台ほどまとめて投入しました。これらはそのままだときれいすぎるので、ウェザリングと色差しを行っています。
★ブルトーザーは前回製作記59で作ったGHQ製のものと、小型の方は日本のアイコムのメタル製完成品をウェザリングしたものです。
★土砂を下ろしているダンプは、TOMIXの「THEトラックコレクション第2弾」のもので荷台を挙げるギミックは付いていますが、荷台後部の扉?は固定してあるので、ニッパーで切り取って、開いているように付け直しています。
★トレーラーはビルの鉄骨を運搬しているもので、TOMIXの「THEトレーラコレクション第2弾」の日産ディーゼルクオンのコンテナを外した物に、「北海油田のリグのキット」に大量についている鉄骨を3本ほど載せてあります。
作業員はTOMIXの「ザ・人間 工場の人々」を一部リペイントした物を主に置いてあります。
ベニヤ板を大量に野積みしてあるのは、Micro-trains社の貨車用の積荷として売られているのもです。これに本物のブルーシートを切ったのをかけてあります。
他にプレハブの工事事務所を置きますが、これはホビダス、ハイパーパーツのエッチングで発売されたばかりの「プレハブ事務所」があるので、これを使います。
この組立はまだ途中なので、工事事務所はまた次回にでも・・・・(^_^)