制作記#98
              更新日2008年5月31日更新       

2008年5月31日(土)  戸崎駅南口駅前広場の整備#9(駅舎通路の設置)

 静岡ホビーショーで浮かれている間に、もう6月の声が聞こえてきました。まもなく2008年は、もう半分近くが過ぎようとしています。 
 今年の1月に年頭所感として製作記80にこれから実行する8つのプロジェクトを上げましたが、5ヶ月を経過する今、いまだ最初のプロジェクト”(1)戸崎駅南口駅前広場の整備”が実施中で、たぶん6月中には完成しないおそれがあります(~_~;)

 年頭所感では8つのうち年内に4つは終了させたいと記していますが、1つのプロジェクトだけで半年以上の時間を費やしていることになります(-_-;) 遅れの原因は、南口駅前広場が拡張に拡張を重ねて、当初計画の4倍の規模に膨れ上がっているのと、予定していなかった”児童公園の整備”に1ヶ月ほど時間をかけてしまったこともありますが・・・


 制作記92まで作り続けた集団店舗”サザン・スクェア”はテラスを少しずつ仕上げています。まだ完成には至らないので、次週へ持ち越しです。
 
 


 さて、少しずつ広場の方も整備を進めていかないと終わらないので広場の方も着手します。
 手順としては奥から手前に作業を進めた方がやり易いので、広場の一番奥、線路際から行っていきます。



 7月が想定のレイアウトなので、ホームと駅舎の間の空き地や、金網の根本も草に覆われているだろうと、最初に草むらとしてWoodland Scenics=KATOのコースターフとヤマト糊と水を攪拌して苔状にしたものを盛り付けます。 


 駅前広場と線路を隔てる柵として、製作記60で使用したイギリス製のSharp MODELS社のエッチング製の金網が残っていたので使用しました。
 金網はホームセンターで購入したアサヒクリエイティブ・カラースプレーの"ピーコック・ブルー"を吹いた後、有刺鉄線部分を"ダークグレー"で塗装したものです。このスプレーは皮膜が強いらしく、スプレー前にプライマーでエッチングの下地処理をする必要はありませんでした。
 今回の金網の立て方は、実験的にヤマト糊ミックスのターフに直接差して立ててみました。
 


 次に、そこにエッチング製の金網を差し込むだけです。立てた後、金網が垂直に留まるよう気を付けて1日以上乾燥させます。
 そして乾燥後さわってみると思った通り、強固にエッチング製の金網が固定されました(^_^)


 次ぎに駅舎から6番線ホームに延びる通路を一本設けます。



 当初、この通路はTOMIXの橋上駅の通路を使用しようかと思っていましたが、駅舎のイメージと合わないので、プラ板・プロ棒・透明アクリル板を使って自作しようと思います。 
 だいたいTOMIXのストラクチャーは(駅舎、ホームも含めて)レイアウト上の省スペースを重視しているので、ストラクチャーの大きさが全体的に小振りになっていて、TOMIXの橋上駅舎の通路だと2人がすれ違うほどのしか巾がなく、都市の駅の通路としては失格です。(戸崎駅のホームをTOMIXのホームを使用したことを少し後悔しています(-_-;) )
 ノギスを使用して実地に寸法を測り、プラ板とEverGreenのプラ棒をカットします。今回は組立前にパーツ段階で塗装は済ませておきます。



 ここで、駅前広場の設計変更があり、駅前広場の面積をもう少し広くするために駅舎を少し下げるために通路は当初よりだいぶ短いものになります。
 設計変更に伴い、通路の下の草地の面積も広すぎるので、草も面積の狭くなった分、除去します。
 草は、”ターフ”をヤマト糊で固定したものなので、ヘラを使って剥がせば簡単に除去出来ます。 




 通路完成した通路を、巾に不満の残るTOMIXの高架駅の通路と比較してみます。(KATOの場合、充分な巾を確保してくれますが、反面、小型レイアウトでは大きさ故にストラクチャーの取り回しに苦労するようですが・・・)
 通路巾にして5oほどしか差がないのですが、4人がすれ違うには十分な通路幅になります。



 手前の紙がめくれ上がっていて変な感じですが、これは広場のブロック舗装のパターンを作画して印刷したものを、仮置きしてあるものです(^_^;)



 通路を反対側から見てみます。南口の駅舎から通路を通って6番線に、そして地下道を潜って他のホームや、北口に向かいます。
 いかにも、裏口という風情・・・

 通路も無事設置できてやれやれですが、次回以降は駅前広場の地面の方をもう少し煮詰めて、地面の作画の第3稿目を作って検討していきたいと思います(^_^)

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