#35 滑走路緑地帯緑化#1
                                                            2014年7月28日更新
  

 エアポートマットには、緑地帯は緑の単色で印刷されています。
 実際の空港では緑地帯には芝などが植えられていますので、ジオラマだったら、パウダーなどで芝の表現をしてみたいところです。

 ただ、実際の飛行場の中には、芝などの天然の緑化を行っていなし空港もあります。砂漠地帯の空港などは緑化されていません。
 アメリカ カリフォルニアのサンディエゴ国際空港で、滑走路のショルダーの部分は緑色のペンキで塗られていますが、芝が植えられているような部分はコンクリートで舗装されています。 これはサンディエゴがほとんど雨の降らない気候だからで、多くの空港に舗装していない緑地帯があるのは、滑走路や誘導路の水捌けのためです。
 



 最初に、緑化する部分をマスキングテープやメンディングテープで囲みます。



 緑化の材料は、KATO=WoodlandScenicsのターフを使います。 ターフはとても細かいパウダーです。
 ターフは、草色、若草色、緑褐色、枯草色、そして緑色ブレンドの5色を用意しました。 



 接着剤はWoodlandScenicsのHob-e-Tacを使います。
 HobeTacは木工用ボンドの粘着力を高くしたようなレイアウトの緑化用の接着剤で、にかわのような強力な接着力があります。容器のふたに付いた刷毛で塗りますが、はみ出したり、手に付いたらやっかいな接着剤です。
 旧空港でも、緑化のときに製作記#7でも使いましたが、1年半経過しても、ターフの剥がれは見られません。
 
 このHob-e-Tacは去年ビックサイトで開催された鉄道模型コンテストの会場で、ホビーセンターカトーがジャンク市をやっていて、そこの会場で買った物です。半額で買えたと喜んでいましたが、考えてみるとジャンク市の商品になったということは、取り扱いをやめた在庫品処分ということになります(^_^;)
 その後、模型店でHob-e-Tacの取り寄せを依頼したら、ホビーセンターカトーでは取り扱いをやめていました(>_<) 
 アメリカのWoodlandScenicsのWebsiteを除いてみると、まだ取り扱っているようです。 そして最近、ホビーセンターカトーに行ったら、このHob-e-Tacが半分の大きさになったミニサイズの物が置いてありました。
 Hob-e-Tacはこの後も、大量に消費しそうなので、レギュラーサイズの物をアメリカから通販で3本ほど調達しました。



 Hob-e-Tacを塗ったら、すかさずターフを蒔きます。
 5色のターフをGoogleMapの飛行場の航空写真を参考に、まばらに蒔いていきます。



 乾燥時間は1、2時間もとれば充分なようです。



 接着しきれないターフの粉をハンディ掃除機で吸い込みます。



 それから、マスキングしたテープを剥がします。



 このマスキングテープを剥がす手順が拙かったようで、Hob-e-Tacでマスキングテープや、メンディングテープも接着されてしまい、テープをきれいに剥がすのに苦労しました(^_^;)



 次は、マスキングしたテープを剥がすのは、ターフを蒔く前の、Hob-e-Tacを塗った直後に行なうことにします(^_^;)



 舗装された地面をウェザリングして、緑地にターフを蒔くと、ジオラマらしくなるので、次回も残りの部分を緑化していきたいと思います(^_^)


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