1/400空港ジオラマ制作記#7 滑走路脇緑地帯の緑化    2013年1月10日更新
  

 前回に引き続き、空港敷地内の緑化を行います。
 
 緑化の手順としては、ジオラマの中心部から行って最後に、周辺部の緑化を行った方が段取りがいいので、滑走路と誘導路の間にあって、ジオラマの中心部にある広大な緑地部分の作業を行います。



 ここを前回と同じ手順で、マスキングして、WoodLand ScenicsのAccent Glueを接着剤として塗り、同じくWoodLand Scenicsのターフを蒔くという作業になります。


 さて、マスキングしてターフを蒔くために、いつものようにGoogleマップの航空写真をプリントして作業を始めようかと思ってから、1つのことに気が付きました。 滑走路サイドの広い緑地には細い道みたいなものがあるぞと・・・・・



 詳しいことは判りませんが、これは空港業務車両などが通る通路かなと思います。
 業務車両が誘導路を通らずにショートカットして行くための通路か、車両が航空機の地上走行の妨げにならないように設けられた通路でしょうか?

 世界各地の空港の航空写真をGoogleマップで見てみると、この通路の引き方はかなり適当に引かれているように見えます。(実際には、きちんとした理由があると思いますが) 

 アメリカの空港が適当な感じで引かれているの納得できますが、きまじめな日本の成田空港さえ、適当に引かれているように見えます(合理的な理由は当然あると思いますが)。
 
 そんな訳で空港に関して、完全な素人である私は、各地の航空写真を参考にして、通路を適当にマスキングテープを引いて造りました(^_^;)
 


 でも世界各地の空港を見てみると、中には規則正しく通路を設けている空港もありました。
 オーストリアのウィーン国際空港です。  さすがゲルマンの血を引く国民性が表れています(^_^)



 まずは、通路部分の形をマスキングして、舗装された通路を表現するために、エアブラシでライトグレーを吹いて通路を描きました。



 そして乾燥後、通路部分をマスキングしてターフを蒔くことにします。



 Accent Glueを蓋に付いているブラシで接着剤を塗って、ターフを蒔きます。



 芝の様子を航空写真を参考に3色のターフ(草色、若草色、枯草色)を摘まんで蒔いていきます。
 なんか、そば打ちの打ち粉を蒔いているような感じになりました(^_^;)
 ターフもNゲージの車両ケースに3色分まとめて入れていると、そばの薬味入れみたいです(^_^;)



 Accent Glueを塗って、ターフを蒔くという単純作業を繰り返します。
 単純作業故に、航空機のBlu-rayを見ながら作業をしていきます・・・・・





 そして、乾燥に1日おいて、余分なターフの粉をハンディ掃除機で吸ってから、マスキングテープを剥がします。



 1ヶ所、駐車場みたくなっているところは、計器着陸装置(ILS)のグライドパスの上下位置用のアンテナを設置する部分です。
 本来ならばこの位置ではなく、滑走路の反対側に設置したいところですが、このジオラマには反対側は再現されていないので、滑走路の内側に設けることにします。



 このジオラマも、Googleマップの航空写真のような仕上がりになることを、目標にしています。



 今回は中心部の緑化だったので、次回はジオラマの周辺部の緑化を進めて行きたいと思います(^_^)

 

  ここらで各地の実際の飛行場に遊びに行って、ジオラマ製作のモチベーションを上げたいとの欲求にかられますが(^_^;)
 
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