高枝駅周辺#1 製作途上編    2004年9月22日更新 2013年7月5日再掲載                                     →峰町駅周辺  

 都市型レイアウト 戸崎駅周辺より、1年遅れでスタートしたセクションレイアウト 高枝駅周辺です。
 の長さ180p 巾20pの棚板の上に作った2つの駅の間を2両編成の電車が往復するpoint to pointのセクションレイアウトです。
 2008年くらいに完成していましたが、当時も、もう一つのレイアウト戸崎駅周辺に戦力を集中していたので、ことらの方は完成報告もなく放置しておりました(^_^;)

 2004年に作成したページを再掲載することとし、次に完成した今の様子を掲載する予定です(^_^)
 8年以上前に書いたことなので、今の目からは古く感じますが、ご笑覧下さい(^_^;) 


 固定式の都市型レイアウト「戸崎駅周辺」作っていましたが、なかなか完成までは時間がかかりそうなのと(10年くらいかかるかもしれない(^^;) )(2013年追記 本当に10年以上かかった(^_^;) )、いつでも手軽にNゲージを運転したいということから、セクションレイアウトも作成することにしました。2つのレイアウトを同時並行して作成するのは、戦争において2正面作戦を行うほどの愚行かもしれないけれど、メインの戸崎駅周辺で作るにあたってのテストベット的なレイアウト作成になっています。

 単線の2両編成の電車が2つの駅の間を行き来する、ポイントTOポイントの単線のレイアウトです。 高枝駅は1線のホーム、峰町駅は1面2線のホームを持ち、2列車を交互に運転することが出来ます。
 長さ約180cmのレールを往復するだけのレイアウトですが、Nゲージには2両編成の列車が数多く製品化されているので、けっこう楽しめます。
 
 最初はトンネル模型製の自動運転装置を設けて、ガラスケースの中を自動運転で往復するのを眺めて楽しんでいました。
 しかし、単調な感じがするのが否めませんでした。 ある日、ホビーセンターカトーに行ったとき、購入時のテスト運転線に自動踏切セットが組み込まれていて、列車が、往復するたびに警報機が鳴り、遮断機がゆっくり下がり、列車通過後にゆっくり上がるのをみて、単調さ解消のために自動踏み切りの採用に踏み切り、レイアウトに投入しました。 
 結果は成功で、音と遮断機上下のギミックは鉄道に興味のない方にも好評で、喜んで頂いております。
  ただ、自動運転装置とは相性が合わないらしく、どちらも効かなくなるので、自動運転はあきらめることして自動踏切の方を採りました。  自動踏切は動きのあるものゆえ故障が怖いので、交換が出来るように考慮したいと思います。



 結婚後、妻からあなたの持っているコレクションを飾ったらとのナイスな提案があり、壁面に作りつけの展示ケースを造ってもらいました。
 棚を造る際にはNゲージを編成で飾りたい、そして気軽に運転出来るセクションレイアウトを造ってみたいと思い、建具屋さんに発注して壁に造り付けてもらいました。作りつけなので地震の際にも心配しなくていいのと、値段も収容能力を考えれば、(当時の)TOMIXの車輌展示ケースよりもコストパフォーマンスはいいですし、部屋に調和します。
 
 Nゲージのセクションレイアウトや、Nゲージの編成も飾りたいので、180cmの長さで奥行きが20pのサイズにしました。



 2013年追記・・・2011年の東日本大震災で、レイアウトの損傷は軽微でしたが、当日レイアウト作業のために30pほどガラスドアを開けていたら、そこからアメリカ型の機関車が多数落下し損傷しました。

 レイアウトの高さは、立つと見下ろす感じですが、椅子に座るとちょうど目の高さになるので、小さくて実感的に楽しめます。横の長さが180pで奥行きが20pしかないので、奥行きがないのをごまかすために、線路の前には道路を、後ろには商店街の建物をならべようと思っています。

 コントローラーは、使用しないときは飾り棚の側面にひっかけておきますが、運転するときは運転しやすいように、ケースの正面真ん中に引っかけて運転しています。
 パワーパックはKATOのKC−1、電源ユニットがKM−1で、その両側にポイントスイッチと自動踏切のコントロールユニットがついていて、まとめて板に固定し、ケースにぶら下げるようにしています。
 180cmのレイアウトにKC−1は贅沢なパワーパックですが、自動踏切のユニットと合わせるために、張り込みました。 重厚なメタリックグレーの色は、高級感を感じますが、脇に付けた青いポイントスイッチが安っぽく見え、浮いています(^_^;)


高枝駅

 枝線の終点の駅として、風格のある駅舎になっています。
バスターミナルの他に、駅前の商店街やパークアンドライド用の駐車場もレイアウト上に製作したかったのですが、スペースの都合上できませんでしたので、看板等で表現したいです。



高枝駅 駅舎
 KATOから発売された複線プレート用の近郊駅の堂々とした姿に、レイアウトに組み込みたいと思いました。
 固定式の都市型レイアウトにはもう高架駅を駅舎として設けてあるので、新たにセクションレイアウトを作りこの駅を組み込むことにしました。 
 プラの地肌は出したくないので、完成品でしたが分解して全体を塗装しました。中国製ですがしっかりと組み込みがしてあって、ネジを外せば分解可能で(窓ガラスは両面テープで留められていますが)塗装を施し、元の製品とはイメージが一新することが出来ました。

 しかしこの製品、堂々としているのはいいですがサイズがでかく、このレイアウトのなかで最大の大きさになっています。
 大きすぎてレイアウトのスペースに収まらなかったために、一部はカットしてあります。



地上駅舎の加工前の姿です
駅舎正面には階段のほか、車椅子用のスロープが設けられており、こったデザインなのですが、両サイドが垂直になっており、手すり等は設けられておらず、駅利用者に落下の可能性があり危険な状態です(^_^;)
 続いて発売された「ジオタウン駅前道路セット」を組み合わせても、危険な状態は解消されません。
 この見た目にも良くない状態を解消するために、下記のように解消しました。

 また、駅舎右側の出口専用口は屋根の下はスカスカで、ホームから改札を通らなくても自由に出入り出来る構造になっています。
 この駅舎のモデルとなった大磯駅は臨時出口はシャッターが降りており、中にキヨスクが置かれています。
 
 このレイアウトでは改築して、その場所にはカレーショップが営業しています。



 駅舎の右側には「ジオタウン駅前道路セット」のバス乗り場を利用しましたが、オリジナルのままでは、駅を出てからバス乗り場に行くのに少し遠回りで、動線が良くありません。
 それを解消するために、切り立った右側に階段を設けてバス乗りへの動線をすっきりとさせました。 お客様にも喜んで頂けると思います。

 この階段では都市型レイアウトで使用した、KATOの高架駅セットのパーツを利用しました。高架駅セットには2階に駅コンコースのプレートが付いておりますが、高架駅を組立後にはこのコンコースは外からよく見えない部分なので、このレイアウトで使わせて頂きました。
 階段の他に、入口脇のコインロッカー、階段脇の周辺地図、バス乗り場においた3連自動販売機も、切り取って使わせて頂きました。
 カレーショップの壁面も高架駅セットのパーツで、これはホビーセンターカトーのジャンクコーナーで1枚50円で売られていたものを使いました。 このパーツ、峰町駅前のビルの1階に牛丼屋さんを作るのにも使用するなど、使いがいがあるパーツです。 このガラスパーツに一太郎で作ったシールを貼ってカレーショップらしくしました。店舗の中もカウンターや厨房も作りましたが、あまり中は良く見えないですね(^^;)


 高枝街道踏切

 全長180pの短いセクションレイアウトなので、ただ列車を往復しているだけでは芸がないので、自動踏切を設けました。 自動踏切自体、おもちゃっぽいのでレイアウトに使用するのは賛否が分かれますが、 列車が往復するたびに警報音が鳴り響き、遮断機が降りていくのを見るのはなかなか楽しい(^_^)/
 センサーレールは2個付いていますが、ここでは峰町駅側に1個しか付けていません。  踏切が高枝駅に接近しているので、 高枝駅側にはセンサーを設けていません。KATOの自動踏切はセンサーを設けていないと設けていない側が前進の電気が流れると踏切が作動するので、 高枝駅を出発する際に少しパワーパックのつまみを動かすと、列車が動き出す前に踏切が作動し、遮断機が降りたのを確認してから列車を出発させています(^_^)

 警報機は肉厚でだいぶ実感を損ねていますが、警報機と遮断機の可動する部分は故障の原因になるかも知れないので塗装はしていません(^^;)。 ベースはグレーサーフェーサーをスプレーした後ウェザリング、レールの間の黒いプラスチックで出来ているセンサー部分は、スプレーするのは恐ろしいので、薄めたグレーサーフェーサーを恐る恐る筆塗りしましたが、センサーは正常に作動しています。道路部分は近所の踏切を参考にして「一太郎」で印刷しました。



 以下、完成編に続く予定(^_^;)

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