新日本海フェリーで小樽・函館への旅#4(小樽上陸)
                                          2018年 3月15日更新                                                                       
 
 前部の展望室から後部のオープンデッキに移動して、日が沈んだ日本海の景色を眺めていました。

 船の上には小さくちぎれた雲が、船からかなり近い低い高さに数多く浮かんでいます。日が暮れるまで幻想的な光景に目を奪われました。

 

 グリルでの夕食はスイートルームの乗船客は一般の予約客の後の時間で19時15分からでした。

 夕食はテーマが「和洋創作会席」で、季節ごとに変わるメニューは、前菜、スープが北海道産雪化粧カボチャのフランモンブラン仕立て。 

 


 魚料理は日本海海鮮バビヨット。肉料理は牛ホホ肉の赤ワイン煮。それとホッキご飯。
 デザートは余市産紅林檎のザッハトルテ生姜風味バニラアイス添え。最後にコヒーor紅茶になります。

 

 料理はすべて美味しい(^_^) しかし、コース料理なので、一人旅だと提供される一品一品ごとに間隔が開くのが玉に瑕。とくに自分は自衛官並の早食いなので、時間を持て余してしまします(^_^;)   最後には他のテーブルより1ラウンド早く提供させることになりました(^_^;)
 グリルでの食事は時間が1時間以上かかります。(コース料理が提供されるので当たり前ですが・・・)
 



 新潟-小樽航路は夜が早い。夜が更けるとホールにも人の姿はまばらになります。
 なぜならば小樽港入港時間が4時30分なので、3時30分頃には起きていないと忙しくなるからです。
 (ただし、申込制のゆっくり下船サービスを利用すると2時間半後の7時に下船することが出来ます)

 

 新造船だけあって、船内はきれいです。 照明もLEDになり、涼しげな印象があります。

 


 翌朝、定刻の4時30分に小樽港に入港し下船が始まりました。
 小樽港フェリーターミナルは建物は門のような特色のあるデザインのビルですが、ボーディングブリッジも同じくデザイン的です。



 ターミナルに向かう通路から、新「あざれあ」のスピードを出すための垂直になった特徴的な舳先を見ながら、16時間45分すごした船に別れを告げます

 



 まだ夜が明けないフェリーターミナルの構内を、旧手宮線遊歩道に向かいます。フェリーターミナルから2㎞強なのでタクシーに乗るほどでもないので、歩いて行きます。船倉から出てくるトラックやトレーラーが頻繁に通るので、緊張しながら歩道を歩いて行きます。

 

 前回、小樽に来たのは7月で、その頃には入港時に日の出の時間を迎えていましたが、1ヶ月半経過すると日の出時間は5時になり、まだ夜明けまで少しだけ時間があります。

 

 歩いて20分ほどで、小樽市指定歴史的建造物が集まる色内銀行街と呼ばれた(今では北のウォール街と呼ばれる)通りに行ってみます。

 最初は旧北海道拓殖銀行小樽支店。現在では似鳥美術館になっています。

 

 角地でバランスのよい広がりをみせる建造物は、小樽郵便局です。美しさにホレボレします。今でも郵便局として使われています。
 ただ気になるのは電柱と電線です。同じ通りでも1本道を挟んだ通りは電線の地中化されているので、時期に電線と電柱がなくなるのではないかと思います。

 

 さらに進むと現れるのが、日本銀行旧小樽支店金融資料館。今でも日銀の建物で資料館になっています。かつては小樽が北海道経済の中心地であったことの証です。
 この辺りは電線地中化が完了しているので、景観がスッキリとしています。

 

 この日本銀行旧小樽支店金融資料館の先が、旧手宮線遊歩道の色内仮停車場跡地になります。
 旧手宮線遊歩道の入口はここから南に下がった小樽寿司屋通りにあるので、道2本分南下して遊歩道の入口から歩きたいと思います(^_^)

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