新日本海フェリーで小樽・函館への旅#3(小樽へ航行)
2018年 3月 1日更新
定刻の11時45分 出港しました。
この日の天候は晴れ時々曇の良好ででした。
新潟港は信濃川の大きな河口に設けられていて、新潟市は信濃川から運ばれてきた砂によって出来た街なので、港の水も川から運ばれた土砂で茶色くなっています。
新潟を代表する弥彦山を遠くに見ながら港内を出て日本海に入ります。
前に新潟から小樽に行った2回とも、右舷(陸地側)のデラックスルームAでした。テラスから所々、陸地の景色が見えるのと、ほぼ携帯電話とポケットWi-Fiの電波が陸上の基地局と船室の中まで電波が通じるので、右舷側の船室を選んでいました。しかし、皆考えることは同じなのか、インターネット予約で部屋を指定するときには右舷側(陸地側)の部屋から埋まっていきます。前2回とも最初は右舷側の部屋が取れなかったのですが、出発直前にはキャンセルが出て希望の船室に変更できましたが、今回は片舷に2部屋しかないスイートルームだったので、最後までキャンセルが出ず、初めて左舷側の船室になりました。
希望の部屋に変更出来ませんでしたが、左舷の日本海側の船室からは日本海航路を行く他の船舶を見る楽しみがあります。
最初に、すれ違ったのが新潟港に入港する佐渡汽船のジェットフォイル「つばさ」。12時20分着予定で港内に入ってもしばらくは滑走状態で進んでいました。
新潟港ではお馴染みの大型浚渫兼油回収船「白山」。
新潟市は日本一の長さを誇る信濃川に運ばれる砂が堆積して出来た街です。
したがって、何もしないでいると信濃川の河口にある新潟港が溜まった砂で使用不能になっているので、川底の砂を集め、沖合に投棄する浚渫船は必要不可欠の船になっています。その他にタンカーなどの油流失事故や、河川の氾濫により海面に漂う流木や漂流物の回収にも活躍しています。
と、新潟港ゆかりの船2隻を見た後は、同航する船も反航する船の姿はありません。
航海中、船室のテラスから20分おきくらいに双眼鏡で航行中の船の姿を探しましたが見かけることなく、結局、小樽港内に入るまで何と、1隻船も見ることはありませんでした(^_^;) ひたすら海原と雲を見ているだけです・・・・
同じフェリーでも、太平洋航路を行く太平洋フェリーに乗ると、多くの船舶を見かけることが出来ます・・・
あとは船内生活を楽しみます。
スイートルームにはグリルでの昼食と夕食の料金が運賃に含まれています。
乗船時に受付でグリルでの食事時間が書かれた紙をもらえます。
出港前からレストランは営業していますが、昼食の指定時間は出港1時間後の12時45分からになっています。
それまでの1時間は、同乗している阪急交通社のツアーグループがグリルで食事をしていました。
船内のレストランはカフェテリア方式で、2017年6月に就航した新「あざれあ」のレストランは海に面した席が多く、とても明るい雰囲気です。
グリルで、しゃっちこばってコース料理を食事するより、レストランで好きなものを食べたいという誘惑に襲われますが、グリルも体験しておかないと・・・
レストランの入口の左舷側にグリル大樹の入口があります。開放的なレストランの入口に比べ、予約客名のみのグリルはクローズな感じな入口です。
グリルの中は静かで上品な感じ。ただ、窓の外は通路なので窓からは外の景色を見ることが出来ず、そうれは少し残念です。
スイートルームの客以外にも、予約すればグリルで食事できますが12時45分の回は、全員が4部屋あるスイートルームの客でした。
料理を出す前に、チーフからドリンクのオーダーを聞かれます。ドリンクは別料金で食後に現金で支払うことになります。こういう所に来たらドリンクをオーダーするのがエチケットだと思うので、食後にコーヒーをオーダー。
料理はコースでなくて箱形のお重に入れて持ってきてくれます。会席料理のように、一皿ずつ持ってこられると、次の料理が来るまで間が開いてしまうので苦手です。提供する側も一度ですむので楽になります(^_^)
料理のテーマは「秋の収穫祭」 主なものは、出汁巻卵焼き、赤魚西京焼、秋鮭磯部揚、サーモン錦紙巻玉子、帆立と茸のホイル包焼などがお重の中に。
このに山菜ご飯いくら掛け、味噌汁、デザートとして果物が付きます。
また、1,000円の追加料金を支払えば、ご飯がにぎり寿司に替わり、茶碗蒸しが付きます。
食事の前後にチーフがいろいろと客に話しかけてくれるので、1人客でも退屈せずに食事が出来ます。
グリルでの食事が終わったら、オープンデッキに上がってみます。
ちょうど右舷横には、毎回この航路で見ることが出来る粟島が見えます。毎回、この島を眺めることが出来るので、グリルでの食事が長引いていたら、見逃すところでした(^_^;)
新日本海フェリーから毎回、この島を眺めているので、いつかは村上市からフェリーに乗って訪れたい島になっています。
この島の行政区は新潟県粟島浦町で、漁業と観光が主な産業になっています。
日本海海上の粟島も国際情勢の影響を受け、2015年2016年と北朝鮮籍とおぼしき木造船が漂着し、身元不明の遺体が見つかっています。
島には夏の海水浴シーズン以外には警察官の駐在はなく、不法上陸の恐れもあるので2017年の12月から警察官2名が当分の間、4日間交替で派遣されることになりました。 日本海も北朝鮮の弾道弾ミサイルが落下したり、北朝鮮の漁船が大挙して大和堆でスルメイカ不法漁業に押しかけたりと、なかなかきな臭くなってきています(^_^;)
船内に入ると航海中のイベントであるビンゴ大会がまもなく開催されるところでした。
新日本海フェリーのビンゴ大会の賞品は船内で利用できる金券や、系列ホテルのお土産物や、売店で販売している商品や、納入業者のホクレンから提供された菓子などがありますが、参加者数に比べて圧倒的に賞品数が少ないので、参加者に力が入ってきます(^_^)
自分も参加していましたが、菓子類などの賞品よりも欲しかったのが、新日本海フェリーのオリジナルクリアファイル。
旅の記念品として仕事でも使かうクリアファイルを買っているので欲しいと思っていました。
しかし、一般的に賞品としてはクリアファイルは魅力がないらしく、賞品の最後に残ったのがクリアファイル。
そして、ビンゴ大会で最後のビンゴを引き当てたのが自分で、もう売店では販売していないクリアファイルをゲットしたのは、クリアファイル好きとしての冥利につきます(^_^)
部屋に戻って、窓から外の景色を眺めますが、雲と海原と水平線しか見えず、この日は日本海を行く船舶は漁船1隻すら見ることが出来ませんでした(^_^;)
25ノット弱の速度で航行しているので時速にすると約46㎞。自動車に乗っていてもかなりの風速を感じるので、テラスから顔を出すと波しぶき混じりの風を受けますが、テラスの椅子に座ると浴室の壁による遮風効果があって、少し寒く感じるくらいで済みます。
余談になりますが、この写真のガラスドアに大きな人の顔みたいなものが見えます。
よく見ると、目は外の雲が映り込んだもの。鼻は洋便器の蓋。そして口と唇、顎の輪郭みたいに見えるのは洋便器本体。
これが人の顔だと思い込むと、心霊写真が生まれることになります(^_^;)
木張りのテラスで過ごしていると、日がだんだんと沈んできました。左舷の船室だと夕日が沈むのが見られます。
テラスにしばらくいると体が冷えてきたので、スイートルームのウリの一つのオーシャンビューの浴室で沈む夕日を眺めながら入浴することにします。
バスタブの給水口は太平洋フェリーのスイートルームと同じ形なので湯量も多くて、すぐにバスタブが湯で満たされるかと思っていましたが、太平洋フェリーほど湯に勢いがなく、浴槽を満たすのに少しだけ時間がかかりました。
入浴しながら夕日を眺めます。
普段は夕日が沈むのをじっくり見ることもなかったので、水平線に落ちる夕日を眺めながら入浴と、船旅の醍醐味を味わいました(^_^)
もう日が沈むと暗くなるだけなので、あとはイカ釣り漁船の集魚灯の明かりを眺めるか、小樽港入港時に小樽の景色を眺めるしかありません。
新日本海フェリーの売り物の一つ(太平洋フェリーは「きたかみ」のみ展望室がる)、フォアードサロンでは船前方の180°の水平線が見ることが出来ます。
次の楽しみは、グリルでの夕食です(^_^)
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