2017 千歳基地航空祭の旅#8(太平洋フェリー いしかり#1)
                                           2017年11月21日更新     


 千歳駅から千歳空港駅へ行き、コインロッカーから荷物を引き取ると、バス乗り場に向かいます。
 千歳空港から1日1便 苫小牧西港フェリーターミナル行きのバスが出ています。
 北都交通バスで、空港17時20分発 フェリーターミナル18時着で、運賃は670円です。乗客は4名だけだったので、この日の収支は赤字確実に(^_^;)
 
 苫小牧までの道は、高速道路を使わずに一般道で行きましたが、平野にもかかわらず人家の少ない道を22㎞ほど進みます。 

 18時前にフェーリーターミナルに着きました。既に多く学校が夏休みに入っている日曜日の便なので個室は、ほぼ満席になっていますが、すでに乗船は始まっているので乗船券売り場も乗船口も混雑することなく、のんびりと乗船することが出来ました。
 
 

 乗船する船は三代目いしかりで、東日本大震災直後の2011年3月25日に就役した太平洋フェリーでは一番新しい船です。
 いしかりには二代目に2回ほど乗りましたが、三代目は初めてです。
 苫小牧港のボーディングブリッジも2013年に来たときには工事中でしたが、新しくされてエスカレーターやエレベーターで上がってから直接、船のインフォメーションのある5デッキの乗船口に入れるバリアフリーになり便利になりました。先代は船に入ってから2フロアー分、階段を昇っていました(^_^;)

 

 今回予約したのは、ロイヤルスイートルーム。
 太平洋フェリーのスイートルームには、船によって異なりますが、苫小牧仙台間の運賃は、A,B,Cの3つの運賃期間のうち、一番安いA期間で、セミスイート 30,000円、スイート 33,000円、ロイヤルスイート 47,500円になります。
 これが夏休み、正月期間中のB期間になると10%加算になり、一番高い、お盆期間中のC期間になると20%加算になって、ロイヤルスイートの運賃で59,000円になります。
 ただし行きの新日本海フェリーでは、定員2名の個室を1名で使う場合の貸切料金は7月15日からかかりますが、太平洋フェリーは太っ腹で8月3日まで貸切料金がかかりません。
 貸切料金がかからないので、せっかくなのでスイートルームに乗ることにしました。たまたま最上級のロイヤルスイートルームが空いていたので、こちらを予約しました。
 隣のセミスイートよりも17,500円も高いのですが部屋の広さがセミスイートの倍近くあるので、船旅を楽しむためにロイヤルにしました。
 
 貸切料金が不要な上に、インターネットで申し込むと10%割引になるので、42,700円の料金で乗れました。
 
 

 インフォメーションで搭乗券を見せると、「少し、お待ちください」と言われ、部屋に案内する女性アテンダントが来て、部屋に案内されます。
 
 インフォメーションより1フロアー上の6デッキの船首に近い最前部まで長い通路を歩くと、アート感のあるスイートルーム区画に着きます。

 

 少し高級感のあるドアを開けると、アートのあるリビングルームが見えます。

 

 ベットルームを見るとシティホテル並みのインテリアです。

 

 リビングルームは角が船らしく湾曲していて、客船の船室らしいインテリアになっています。

 

 まだまだ日は高いので、カーテンを開けてみます。

 

 窓の前のスツールに座ると、これぞスイートルームの特権。操舵室から見えるような景色が広がります。
 
 ただし、夜間は部屋の灯りが操舵室からの見張りに影響があるため、夜間航行中のカーテンの開閉は厳禁です。もし開けるのならば部屋の灯りを全部消しましょう。

 苫小牧-八戸間のフェリー、シルバープリンセスが前方の岸壁に接岸しています。

 

 リビングルームには収容人数を上回るソファーとスツールがあります。
 このソファーは3人目の船客のベットに変身すると思います。

 


 リビングルームの隣のバスルームを見てみます。
 洗面台とバスルームはガラスドアで分離しています。

 

 バスルームに入ってみると、想定していたよりも大きなバスタブでした。

 

 ロールカーテンを巻き上げると、船首方向の景色を眺めることが出来ます。

 

 2009年に乗船した先代の2代目いしかりのスイートルームの浴室は、船体の横方向に窓があり、バスタブも小さいうえに、バスタブ内で体を洗う方式でした。

 

 3代目いしかりは、日本人には嬉しいことにシャワー付きの洗い場がバスタブ外にあります。ガラス扉を閉めれば、体をガシガシ洗えます。
 ただ、風呂桶と風呂椅子がないので、立って洗わなくてはなりません。この二つがないのは、船が揺れたときにバスルームで桶と椅子が暴れるからでしょうか。

 

 トイレはいたって普通です。乗り物用の特別なものでなく、一般家庭に使われているのと同じです。独立した個室が船の中とは思えない広さなのに上等の船室だと感じます。  

 
 
  
もう一室入口から入った右側に部屋があります。クローゼットを兼ねたパウダールームだと思いますが、水道付きの大きなミラーのある化粧台が設けられています。 

 

 夕食の前に1日、航空祭でかいた汗を流します。バスタブに湯を張りますが、蛇口を捻るとものすごい勢いで湯が出ます。ものの2分くらいでバスタブがみたされるので、すぐに入れます。なかなかこれほどの勢いでお湯が出るのはホテルでも珍しく、記憶にあるのは帝国ホテルくらいです。

 

 湯はすぐに張れましたが、タオルやバスタオルがバス周りに見かけません。洗面台の引き出しや、クローゼットの引き出し、リビングルームの引き出しを探しますがなかなか見つかりません(^_^;)
 案内所に電話して聞こうかと思っていたら、ようやくベットルームのいくつかある引き出しの一つに、タオル類とバスローブ類を見つけました。
 出来れば、バスの入口の棚に置いて置いて欲しい(^_^;)

 

 バスタブは大きく、湯量も多いので航空祭での疲れをとれました。今回も朝4時半から1日中、歩き回りましたから。スマートホンの歩数計アプリを見たら、25,000歩以上歩いていました(^_^;)

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