2017 千歳基地航空祭の旅#2(新日本海フェリー出港)
                                    2017年 8月 8日更新     
 
乗船するために、フェリーターミナルに行きます。
 出港時間は11時45分ですが、11時現在、2階の待合室には大勢の乗船客が待っています。 
                   
 そこにいると去年とは違う違う放送が流れています(^_^;)
「現在、7月末の予定で乗船タラップの改修工事を行っております。徒歩で乗船のお客様のご案内は3階乗船口からではなく、1階玄関よりのバスでの乗船となります。またお車で乗船される方は本日に限り、ドライバー以外の乗船のお客様も、お車に乗って乗船することが出来ます。」

 ということで、タラップが改修中により今回は特例で1階玄関に並び、レンタカーのマイクロバスで車両甲板に行き、自動車のドライバーと同じように車両甲板から乗船することになります。 

 
めんどうな感じもしますが、ふだんフェリーには徒歩でしか乗船したことがないので、車に乗って乗船する機会に恵まれたと喜びました(^_^)

 
あの長い搭乗橋を渡って船の中に入るかと思うと、ワクワクしました。

 

 しかし、バスは期待に反して、最後部のトラックなどの大型車専用ランプの方へ向かっていきます。

 

 後部の大型車専用ランプは二箇所あって、左側が入口専用、右側がトレーラーを牽引して中に入り、トレーラを切り離して、トレーラーヘッドだけが出てくる出口専用になっていました。
 乗船する大型車は、下船のことを考えて、バックで乗船していました。


  

 マイクロバスは車両甲板三層中の二層目の階段のところで停まり、階段を2フロア上がって4階の案内所に行き、個室のカードキーを発行してもらいます。

 


 部屋はデラックスルームA。昨年と同じグレードの部屋です。Aは個室に専用テラスが付いている部屋。Bはテラスのないデラックスルームだけれども、新造船の「らべんだあ」のデラックスルームはすべてテラスが付いているのでAのみになっています。
 やはりテラス付きだと、好きなときにテラスに出て海を眺められるので、航海中、何度もテラスに立ちました。

 この日の新潟-小樽のデラックスルームAの運賃は24,170円。1人で利用したので、これに貸切料金12,090円(運賃の50%)が加わって、36,260円(税込)でした。
 羽田-新千歳間の航空運賃よりも安く(早割などの割引運賃よりは高いが)、のんびりと豪華な部屋で航海を楽しめます(^_^)
 
 本当は一瞬、昨年と同じデラックスルームAではなくて、最上級のスイートルームにしようかと思いましたが、運賃40,110円+貸切料金20,060円=60,170円はグリルでの食事2食分が込みでも、使う勇気はありませんでした(^_^;) 貸切料金が掛からなければ、予約したかもしれませんが・・・


 

 ベットは固めで寝心地が良いものでした。

 

 テラスの入口には2人掛けのソファーが置かれています。進行方向に背を向けているのが気になりますが、鉄道と違って速度も遅いので(それでも25ノット、時速約45㎞も出る)逆方向に座っても気になりませんでした。

 

 ライティングデスクとテレビも進行方向逆に置かれています。

 

 ビジネスホテルと同じように入ったドアのすぐ近くにはバストイレ室があります。上質なホテルと比べるとかなり狭く、特に湯船が入ろうと思わないほど狭かったので、結局ここでは入らずに大浴場のお世話になりました。この点だけは不満でした。

 



 部屋に荷物を置くと、就航まで船内探索です。
 新造船の「らべんだあ」は去年の船と比べて新しい設備、スポーツコーナー、露天風呂、ドッグフィールドなどがあるので楽しみにしていました。
 スポーツルームは、最上階の6階(デラックスルームA、大浴場と同じ階)の中部に船の後ろが見渡せる場所に、エアロバイクやトレッドミルなどが5台ほど並べられていて、早速子ども達が自転車こぎを行っていました。

 オープンデッキは速度が速い船なので、前方からの風が当たらない構造になっているのが特徴です。
 
 改修工事中のタラップが眺められます。
 一般公開を行う、護衛艦まつゆきが、山の下埠頭に接岸し、さらに右側には両津港から新潟港に向かう佐渡汽船のカーフェリーが、入港してくるのが見えます。

 

 ここより1,000mくらい離れていますが、佐渡汽船のフェリーターミナルがあります。事前に入出港時間を調べ、両津行きのジェットフォイルが11時45分の出港。
 逆に両津港からのカーフェリーが11時45分の入港時間で、小樽行きの新日本海フェリーの出港時刻と同一になっています。
 
 フェリーの左舷から佐渡汽船の2隻の入出港風景が見られるかと思い、オープンデッキで待機していました。
 11時30分をわずかに遅れてジェットフォイルが動き出しました。
 新潟港内でもスピードを上げて港外を目指します。


 

 ちょうどタイミング良く、出港準備中の新日本海フェリーの真横で両者がすれ違うので、こちらの光景も新日本海フェリーに乗る楽しみになります。

 

 ジェットフォイルはカーフェリーすれ違うと増速し、港外に出る前に船体が浮揚し、翼走状態に移行しつつあります。
 以前、佐渡汽船のフェリーボートに乗ったとき、ジェットフォイルが遅いカーフェリーにスピードを見せつけるように、追い抜いていった風景を思い出しました。
 その時は乗員が操縦席から身を乗り出して手を振っていました。 そのアピールの甲斐かもしれませんが、佐渡から帰るときにはカーフェリーはキャンセルして、ジェットフォイルで帰りました(^_^;)


 

 新潟港の近くには新潟空港もあります。出港時刻近くの離発着機の時刻も調べていきましたが、この日は曇りで視程が良くなく、離陸機は何とか見えましたが、着陸機は一機も見ることが出来ませんでした。
 
 11時20分発のANA1859便 新千歳空港行きB737-500
 この航空機は1時間後に新千歳空港に着陸しますが、私はフェリーとJRを使って新千歳空港に到着するのは20時間後です(^_^)

 


 出港時間の11時45分をわずかに過ぎて、出港です。

 

 横向きのスクリュー、サイドスラスターを使用してタグボートなしで離岸していきます。

 

 船首に近い部屋を選択したのでブリッジに近く、船長が各部に指示する交信がわずかに聞こえます。

 

 右舷側の部屋を選択したので、部屋のテラスから、山の下岸壁に停泊する護衛艦「まつゆき」の姿が徐々に角度を変えて観察することが出来ます(^_^)

 
  
  
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