よこすかYYのりものフェスタ2015 護衛艦いずも#1
2015年 7月 8日更新
2015年6月13日(土) よこすかYY(わいわい)のりものフェスタ2015に行きました。
一般社団法人 横須賀市観光協会主催のイベントで、鉄道、自動車、そして海上自衛隊艦艇一般公開が行われました。
このイベントは鉄オタもミリオタもバスオタなどのすべての需要に応える、素晴らしいイベントですが、今回はミリオタに徹して護衛艦見学に専念しました(^_^)
※お詫び・・・レンズのフィルターにゴミが付いているのに気が付かずに撮影してしまいました。
鉄道では、ヴェルニー公園での鉄道会社などの各種ブースが出店され、JR横須賀駅構内では115系横須賀色や、保線車両のマルチプルタイタンパー、軌陸車の実演やレールスター乗車体験などの展示もあり、人気を集めました。
自動車部門は主に三笠公園で、路線バスや警察 ・ 消防などの緊急車両の展示がありました。
海上自衛隊 横須賀基地での展示は、艦船の一般公開、水上高速艇デモンストレーション航行、対潜哨戒ヘリコプターの飛行展示です。
今回の目玉は、護衛艦「いずも」の一般公開です。
「いずも」は今年の3月に就役した新鋭艦で、就役直後の4月に、往復ハガキでの抽選による一般公開が行われましたが、このときには抽選に漏れて見学出来ませんでした(^_^;)
9,000人の見学枠に4万人の応募があったそうです。
その一時逃した「いずも」の見学の機会が与えられたことを喜び、11時過ぎ頃、横須賀駅を出て海上自衛隊 横須賀基地に直行しました。
総監部の建物前で、手荷物検査のテントが出ていて、順番待ちの行列が出来ていて、荷物検査まで30分待ちとのことでしたが、10分も待たずに手荷物検査のテントを出られました。 中に入っても「いずも」に乗艦するのに30分待ちとのことでしたが、これも10分もたたないうちに列は進み、艦の中に入れました。
12時過ぎには、手荷物検査も乗艦の列もなくなり、待ち時間なしで入れたので、横須賀基地のイベントとしては空いている方でした。
都市型レイアウトで作成した舷梯も馴染みがあります。
見学客用は前部の舷梯ではなく、右舷中部にもうけられた車両用のランプから出入りするようになっていました。急斜面ながらも幅が広いので、大人数でもスムーズに乗降出来ていました。
入ると格納庫で、ヘリコプターだけではなく、大型トラックを50両搭載できます。
航空自衛隊の対空ミサイル ペイトリオットも自走して搭載できるので、今後の島嶼防衛の演習等で活躍しそうです。
いずもの格納庫は、同じヘリコプター搭載護衛艦の「ひゅうが」より天井が高いので、より広く見えます。
ひゅうがの格納庫↓
「いずも」にも前部と後部に航空機用のエレベーターが1基ずつあります。 前部のエレベーターを使って一度に大勢を上の第1甲板に上げ下げしているので、見学者の行列もすぐに解消されました。
オスプレイも運用できるエレベーターは下げると甲板に大穴が開きます。下げた状態だと甲板作業に支障が出るので、甲板横にエレベーターがあるサイドエレベーター方式が甲板作業には有利です。
甲板上には、等間隔ですが星をちりばめたように白い丸が数多くあります。
数多くある丸のうち、小さいのは航空機用のアースで、大きいのは係留用のフックのカバーです。
飛行甲板(第1甲板)甲板と格納庫甲板の滑り止めも、「ひゅうが」と同じく凹凸が激しい仕上げになっていて、乗員から転んで擦りむくと大きな傷になるので、けっして甲板では走らないようにと注意がありました。
カバーを外すと、アメリカ海軍の空母でもお馴染みの十文字のフックが現れます。
消防車も甲板に固定しています。
艦橋を正面から。
「ひゅうが」に似た感じですが、レーダー関係の配置に違いが見られます。
大きな違いは艦橋前の防御用火器が、「ひゅうが」にはありませんが「いずも」には艦橋前部にが装備されています。
近接防空用ミサイル SeaRAMはもう一基、左舷艦尾に装備されています。 他に高性能20㎜機関砲(CIWS)も2基(艦首と艦尾)装備しています。
艦橋の後部
航空管制室があるので、こちらも正面の操舵室のような感じに見えます。
後部のエレベーターは離着艦作業に支障をきたさないサイドエレベーターになっているのが、海上自衛隊の艦船として画期的です。(アメリカ海軍の空母は第二次大戦の頃からやっていますが)
エレベーター上には対潜哨戒ヘリコプター SH-60Jが置かれています。
自分が注目したのが、今現在、1/144航空自衛隊基地ジオラマを制作していて、そこに航空機用の大型消火器を何本も置くことになっているので、塗装の参考の為に消火器の写真を何枚も撮っておきました。
#2に続く