防衛省探検ツアー#7(儀じょう訓練見学)
                                          2014年11月 2日更新                    

 
 14:10~14:30 儀じょう訓練見学


 
 防衛省体験ツアーの一行が、儀じょう広場に入ると、そこには第302保安警務中隊の特別儀仗隊 1個小隊が炎天下の広場に微動だにせず整列していました。
 その光景にツアー参加者は皆、圧倒されました。

 (儀仗隊の「仗」の字は常用漢字にはないため、公文書では「儀じょう隊」と記されますが、ここでは「儀仗隊」に統一します)



 特別儀仗隊の正装である夏用の白の特別儀仗隊服装を着装し、指揮官はサーベル、旗手は拳銃を携行。



 整列している儀仗隊員は、M1ガーランド小銃に銃剣を着剣しています。 儀仗隊員の背丈はきれいに揃えて整列しています。

 特別儀仗隊としての基準、身長170㎝~180㎝、体重60~70㎏、そして明文化されていないかもしれませんが、容姿端麗(^_^;) そして、なによりも第302保安警務中隊の本来業である、司法警察職務(諸外国と違って自衛隊内部のみの権限)の警務隊員としての資質も必要になります。
 


 指揮官(三等陸尉)の号令で特別儀仗が始まります。



 儀仗訓練は、アメリカの大統領を迎えての特別儀仗という想定です。(実際の国家元首の国賓に対する特別儀仗は1個小隊でなく、中隊による儀仗になると思います。)



 捧げ銃(ささげつつ)。 受礼者に対して、敵意を持っていないことを表すために、銃口を上に向けます。



 大統領に対しての栄誉礼。 大統領役は保安警務中隊の一等陸曹が務めます。



 巡閲。  指揮官の案内に従い、建前上、日本での滞在中、護衛する隊員の面構えを大統領に見てもらいます。



 国旗に対する儀礼を大統領が行います。




 巡閲が終了すると、送迎を行います。



 炎天下の広場にもかかわらず一糸乱れぬ動きを30分以上見せても、疲労の表情を一切浮かべないのは、訓練の賜物です。



 通常の防衛省見学の市ヶ谷台ツアーでは見られない特別儀仗隊1個小隊の特別儀仗訓練(訓練の機会に出会えば、通常行われる市ヶ谷台ツアーでも見学出来る場合があります)。 訓練を間近に見られて、いい機会に恵まれました。 

 防衛省探検ツアー#8に続く→