制作記#461 更新日2022年 5月17日更新
２０２２年 ５月１４日（土）戸崎まちなか図書館の建築＃1２（外構工事＃4 植え込み）
図書館の前にイギリスの蒸気機関車のレプリカを置きました
ここも観光名所となり、多くの人が機関車をバックに写真を撮るようになると少し芳しくない事態が生じます
図書館には図書館の自由に関する宣言というものがあり、その第３に
第３ 図書館は利用者の秘密を守る
1．読者が何を読むかはその人のプライバシーに属することであり、図書館は、利用者の読書事実を外部に漏らさない。ただし、憲法第３５条にもとづく令状を確認した場合は例外とする。
2．図書館は、読書記録以外の図書館の利用事実に関しても、利用者のプライバシーを侵さない。
3．利用者の読書事実、利用事実は、図書館が業務上知り得た秘密であって、図書館活動に従事するすべての人びとは、この秘密を守らなければならない。
という宣言をすべての図書館がこの綱領を厳守しております
ときどき問題になるのが、その３の利用者の読書事実で、いくつかの刑事ドラマで刑事が図書館の貸出履歴を聞き込みし、図書館司書がそれを刑事に教えるシーンが出て来てくると、不適切でしたと後日謝罪することになります 利用者がどのような本を借りたかは公開してはならない情報になっています
同じく、誰が図書館に入館したかという情報も利用事実も保護する情報なので、図書館の内部の写真を撮ることも厳に規制されています
個人的には、美術館、博物館、図書館の建物に興味があり、図書館の内部も撮影したいところですが、上記の理由で規制されています
よって、このレイアウトでも機関車を撮影するとその背後の図書館の内部も写ってしまうので、機関車の背後の図書館の内部が写らないように目隠しすることにします
街中ではコニファーを目隠しの壁代わりに並べて植えている例が多く見られます
コニファーを使用した壁を造ることにします
コニファーは爪楊枝を使用します
先の尖ったコニファーはKATOミニジオラマサーカス製作記＃４で作りました
今回がコニファーの頭頂部が丸くなったコニファーにするので、爪楊枝の尖った先はスタイロフォームに刺す方に使います
コニファーの高さは30mmとして、スタイロフォームに刺す部分は15mmとするので、爪楊枝を45mmの長さにカット
コニファーは太さを持たすために、枝のある30mmの部分に紙粘土を巻き付け太くします
紙粘土は模型用のは高いので、半額くらいの文具用の紙粘土を使用しました
まるで秋田料理のキリタンポのように見えます(^_^)
葉を付ける部分はグリーンで塗装して下地とします
WoodlandScenics＝KATOのターフ若草色をヤマト糊と水でペースト状を巻き付け、さらにターフをまぶし、最後に指先で形を整えて乾燥させれば出来上がりです
まるで串カツを造っているような気分です・・・
完成したコニファーを10mm間隔で14本植えて、目隠しとします
図書館のベースの斜面にさらに草を植えます
草はスポンジの粒状のパウダー
イベントでKATOから見本でもらったものかと思うので、正式な名称は不明です・・・
それをペースト状にしたのもを塗っていきます
テカテカに光っていますが、乾燥後はツヤ消しになります
斜面の際には手摺を付けます
手摺は古枕木とロープを使った手摺にします
まず支柱として、マッチの軸を5mmと10mmにカットしたものを黒茶で塗装 それを20mm間隔で植え込みの境にした枕木の上に接着
ロープはEverGreenの細長いプラ丸棒を使用しようかと思いましたが、手芸店で購入した造花用の細い針金（白紙が巻いてある）を使用しました
針金なので自由に曲げられるので、ロープがたわんだ状態にして支柱に瞬間接着剤で固定しました
図書館西側にも植え込みを造ります
またマッチの軸を黒茶で塗装した後に、JTT Treesのグラスペーパーの周りに貼り付けました
植える樹は、やはりJTT TreesのGREPE VINES（ぶどうの木）
HOスケールの樹ですが、まだ若木の小さな樹ということで植えます 本物の樹なら10年後には倍の大きさに成長しているでしょう
この樹を5本、20mm間隔で植えました
この後、階段の左側の空間に、芸術作品を置きたいのですが、これには少し時間がかかるのと、何だかんだいってこの図書館の建築を１年くらいやっているので、もうとりあえず次回は人形を並べて、図書館は仮完成として、別のストラクチャーの建築に移りたいと思います(^_^)
製作記#1～100 101～150 151～200 201～250 251～300 301～350 351～400 400～450 451～500
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