制作記#448                      更新日2021年 7月 4日更新            

2021年 7月 3日(土) 戸崎市まちなか図書館の建築#4(太田市美術館・図書館)

  FALLERのホルメル駅改め、図書館にした建物の東側に新たな建物を建てて増築したいと思います(^_^)

 参考にするのは群馬県太田市の太田市美術館・図書館の建物です。

 太田市美術館・図書館を紹介します。


 東武伊勢崎線の太田駅。ここには小泉線、桐生線も接続している主要駅で駅の近くには自動車メーカーのSUBARUの群馬製作所本工場がある製造業の街です。 

 

 高架のプラットホームから緑化された白い建物が見えます。
 これが太田市美術館・図書館です。

 

 高架駅の北口を出るとすぐに美術館・図書館の建物があります。黒磯駅前の那須塩原図書館みるると同じような立地です。
 衰退する駅周辺活性化の梃子入れ策として、多くの人が訪れる美術館や図書館は良きツールとなります。

 

 この建物の内部は複雑で、3階建の建物の真ん中に吹き抜けがあり、スロープや階段で螺旋状に巡る構造になっています。

 

 螺旋状になっているので外から見ると、建物のフロアーが傾いているように見えます。

 

 階段やスロープで傾いたフロアーを巡っていくと内側の壁際に本棚などが並んでいます。
 外壁はガラスウォールで、窓際に図書館の椅子やソファーが並んでいます。

 

 もう一つ建物の魅力として、2階3階、屋上部分に空中庭園が複数設けられています。

  

 屋上庭園は建物の中からもアクセスできますが、外側にある階段からも屋上庭園にアクセスできて、外側の通路や階段、スロープを使って外側でもどんどん建物の上に登っていけます。

 

 広い屋上テラスは金網のフェンスなので開放感があります。 フェンスの外側にも白いキューブ型のスツールが置かれていて、遊び心があります。

 

 ここを撮影したのは新型コロナの感染拡大の前ですが、空中テラスにはソーシャルディスタンスを配慮したように距離を置いて椅子が置かれています。もっとも現在では2つ並んだ椅子は離れて置かれていますが。

 

 階段で3階の空中テラスに上がっていきます。木張りの床なので船に乗っているような感覚になります。

 

 

 3階まで上がると、次第に隣の太田駅のプラットホームの高さに近づいてきます。

 

 スロープでさらに登っていきます。

 

 3階の高さで建物を巻くように金網の床の通路があります。

 

 金網の通路は怖さを感じることもなく、通って楽しい通路になっています。

 

 さらに低いステップの階段を昇って行くとRF(屋上)に行けます。

 

 ルーフトップ部分は平らでなく斜めで丘が盛り上げっているように感じさせるデザインになっています。

 

 一番高い部分に登ると、駅前広場や駅の屋根を見下ろすことが出来ます。
 他の施設では、このような場所には立入することが出来なくなっていますが、ここは入れる

 

 樹の若木が植えられています。
 まだオープンしてから間もないので小さな樹になっていますが、これが10年20年と経過すると樹はどんどん大きくなって建物の景観もかなり変わってくると思います。

 

 太田駅に出入りする列車も眺められます。
 250形東武特急りょうもう

 

 ルーフトップから建物の西北の方を見ると、レトロな商店街が見えます。
 太田名物のソースカツ丼を出す食堂、バル、ハラル食品店など昭和の店構えがレイアウトのストラクチャーのように並んでいます。

 

 周辺にはレトロな店舗が何店舗もありますが、先進的なデザインの太田市美術館・図書館が完成すると、この街も今後、デザインの優れた建物が増えてくるような気がします。

 駅の反対側の西口には大型商業施設としてドンキホーテがあります。巨大な看板が掲げられていますが、ドンキホーテの文字は入っていません。
 太田市美術館・図書館のデザインに合わせて景観に配慮し、文字を消したのかと思いましたが、このドンキホーテは建物の老朽化により2022年前半に取り壊しの予定があって徐々に営業を縮小しているみたいです。

 
 


 さて、この太田市美術館・図書館に似た建物を建てようと思いますが、素材としてFALLERのMercedes-Benz Car Dealershipに六角形の建物パーツがあります。

 

 このキットを利用して戸崎21世紀美術館を製作しました。レイアウト製作記#4参照


 
 同じパーツはグリーンストアやミニスーパーなどにも同じパーツを流用しています。
 
 FALLERのミニスーパーを組み立ててスーパー ヨークタウンを造りました。 レイアウト製作記#12参照

 

 今回、またこれらのキットを使用して太田市美術館・図書館みたいな建物を製作しようと思いました。
 しかし、2021年7月現在、FALLERのキットは日本はおろか、アメリカやヨーロッパのネットショップでも在庫がありませんでした。

 キットの新規調達は断念して、今回は手持ちのキットで唯一、六角形の店舗のパーツが入っている自動車販売店のキットを使用することにしました。
 六角形の店舗パーツを3,4個使用しようと思いましたが、このキットには1個しか入っていません・・・・・

 

  1個だけ使用して建物を組み立てて行きます・・・・・


 

 六角形の店舗部分と2階建の店舗のパーツを組み合わせて図書館の建物を造っています。
 ただし六角形の建物をまるまる使うと建物の大きさが大きくなって、予定のスペースに収まらなくなってしまうので、やむなく六角形の2面を切り取って床面積を縮小しました。

 

 キットのパーツを適当に切断して組み合わせてみます。

 

 接着は透明ゴムボンドで仮組みしています。透明ゴムボンドならば仮組みして接着しても、気に入らなければ簡単に分解することが出来るので、プラスチック同士の接着ならば仮組みに最適です。

 

 これからも、この建物を建築を進めて行きます(^^)

 

 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450