制作記#437
                      更新日2021年 2月14日更新            

2021年 2月13日(土) sankeiムーミン屋敷を造る#5(外構工事#2)

 ムーミン屋敷の外構工事を進めていますが、グリーンのパウダーを蒔かない茶色い地面だと、いかにも工事中といった感じです。
 今回は緑化を進めていきます。

 

 小川に水を流します。

 水となる材料としては、様々なものが売られています。
 ただ今回は、とても短い小川なのでわざわざ水の材料を買っても何なので、手持ちの材料で相応しいものを選びました。

 最初はKATOのウォーターエフェクト。 
 KATOリアルステックウォーターの上に塗ると、さざ波や水の流れが表現できるものです。 もらいものなのか我が家にありました。
 説明書によると、白い液体だけれど乾燥後は透明になるというので、試しに塗ってみましたが、48時間経過後も透明になったのはホンの一部で、残りは効果せずに白いまま。
 小川が白いままではマズイので、透明な水の表現にはKATOリアスステックウォーターを使わなければいけないかと思いましたが、この製品は3,000円(税抜)もするので購入を断念し、さらに手持ちの材料を探してみると光栄堂のモデリング・ウォーターのチュウーブが出てきました。 これも購入した記憶がないのですが、試しに使って見ました。
 するとチューブから粘度のとても低い液体が流れて、小川に注がれました。

 

 説明には効果時間15分、完全に硬化するのには1時間と書いてありましたが、12時間を経過後でも完全硬化にはなっていません(>_<)
 それでも手を触れなければ問題なく、とても透明度が高いので、光栄堂のモデリング・ウォーターを使用しました。
 
 水面に白い線が入っていますが、これは蛍光灯の灯りが映ったもので、水面はとても綺麗なものになりました、
 
 

 いよいよ緑化です。

 使用するのはKATOの比較的あたらしいジオラマ素材で、草はら糊を塗って静電気の力で「日本の草はら」というパウダーを立たせて貼り付けます。
 ドイツのNOCHの製品です。プラスチック製のボトルにパイダーを入れて、ボトルを何度も振ることによって静電気を発生させます。
 以前は静電気を発生するためにドライヤーのような形をした機械で静電気を発生させていました。機械を使用せず、ボトルをフルだけの単純な方法で、本当に草が立った状態で接着出来るのか不思議でしたが、やってみたらいとも簡単に出来ました(^_^)

 

 ボトルに入れたパウダーを、ボトルを押すとバラバラと草はら糊を塗った場所に、ほぼ均一に撒かれます。

 小川はパウダーを蒔くと水面に貼り付いてしますので、マスキングしておきます。

 

 15分ほど経過して、掃除機で余分なパウダーを吸い込んでみると、きれいに貼り付いていました。
 あまりにも簡単だったので、何か信じられない気分です。
 
 これならばTOMIXの高いレイアウトマットは買う必要がなくなります。

 



 ムーミン屋敷の玄関周りには花が一杯植えてあります。ムーミンママが花を植え、手入れをしている設定です。
 冬なので白と紫の花がポツンポツンとあるだけですが、夏は密に花が植えているようです。
 
 

 花はドイツのNOCHのGrass Tufts "Blooming"(花房)と、アメリカのWoodlandScenicsのものを使用しました。
 どちらも、まったく同じ製品ですが、Made in GermanyとあるのでNOCHの製品をWoodlandScenicsに提供しているのでしょう。
 花はパッケージから出して、接着剤で貼り付ければいいだけなので、簡単に花畑を造れます。問題は1パーッケージ42個入りで1,000円(税抜)という価格だけです。
 やはり、いい物は高コストです。

 

 レイアウトの設定は夏なので、夏のように紫、黄、赤、白の花を植えます。

 

 



 通路の開設です。

 県庁公園の有料部分の戸崎反転地公園。入口はオフィスを兼ねたもので、FALLERの一軒家 ワインレッドを使用しました。
  レイアウト製作記#207 戸崎反転地公園#26(反転地オフィス・ノアの方舟)参照

 

 このムーミン屋敷と地球屋前ロータリーは戸崎反転地公園と連結する予定ですが、戸崎反転地公園の方から観客が来る動線が良くありません。 
 もともと反転地はレイアウトの一番端っこで、行き止まりにしていたためです。
 
 地球屋前ロータリーとムーミン屋敷エリアを新設するに当たり、北口のゲートを造ることにしました。
 当初の計画だと、北口ゲートの建物として、アマギモデリングイデアの駅舎シリーズ08:1/150“地方駅舎/島々駅タイプ”ペーパーモデルキットを組み立てて置こうかと思いましたが、ムーミン屋敷の周囲に草花と樹を多く植えたいのと、駅舎をゲートとして置くと建物が密集してしますので、この計画は取りやめ。
 北口ゲートはレイアウトの外になる設定と致します(^_^;)

 ただし北口ゲートからの通路は設けることにして、地球前ロータリーには飲食店や物販店もあるので、それらの店舗への食材や商品の搬送の車両が通れる通路にします。
 
 通路は津川洋行TGWの石積を使用しました。
 グレーの軟質プラスチックで成形されているので、茶系の塗料ファレフォのLight Braunを塗りました。
 
 

 ファレフォはアクリル塗料ですが乾燥が遅く、乾燥後はツヤが目立ちます。

 石畳の通路の目地を目立たせるためと、ツヤ消しのためにタミヤ スミ入れ塗料(ブラック)を塗って、すぐにティッシュペーパーで拭き取りました。
 乾燥後は、目地がハッキリとして、色も落ち着いたダークブラウンになりました。
 
 

 ムーミンバレーパークの小川の岸には草が生えています。同じように生やします。

 

 岸辺に草を生やすと同時に、植えた花の際や、通路が地面から段差が出来てしまったので、それをカバーするために通路の両脇にも草を生やしました。

 草はKATO=WoodlandScenicsのターフ深緑色。これをターフ:2 ヤマト糊:1 水:1の割合でペースト状にして、ヘラで盛り付けました。

 

 今回、緑化にあたり様々なジオラマ用接着剤を使用しましたが、何だかんだいってヤマト糊が一番使いやすかったです(^_^)

 ヤマト糊でペースト状にしたものが24時間後に乾燥すると、このような仕上がりになります。

 

 まだ橋が未完成で、ムーミン屋敷の周囲には樹を植える予定ですが、樹が生えていると地球屋前ロータリーの工事の妨げになるので、地球前ロータリーの工事の終了後に樹を植えます(^_^)

 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450