制作記#365
                       更新日2015年 3月24日更新           

2015年 3月21日(土)  ドイツレベル1/144タグボートの制作#3(完成)


 
 グレーサーフェーサーで塗装したキャビンに、いろいろと色差しをしました。
 手摺りはホワイト、排気管はシルバーにブラックで煤汚れを施し、航海灯や照明、スピーカー、浮き輪などに色差しし、最後に操舵室のコンソールを塗装します。




 操舵室を組み立てる前に、操縦席に人形を1名座らせて置きます。



 このキットには、操舵室に階下から昇る階段のモールドがしっかりとされています。完成したら見えなくなると思いますが、このように乗員の動線が想像できるようなキットは良いですね。 


 
 ここまで来て、このキットの制作時間としてはちょうど半分くらいでしょうか。
 これからやっかいな部分に差しかかります。

 
 操舵室の部分を、ホワイトで塗装して組み立てます。

 以前、制作記#362で、このタイプのタグボートを「セミノール」と呼びましたが、「世界の艦船2015年4月特大号 特集・アメリカ海軍」によれば、セミノールというのはタグボートYH-805の名称で、このタイプの総称はYH-802(ヴァリアント)級と呼ぶそうです。
 記事から引用すると、
 2012年から就役が始まった新型の港内曳船で、現在隻数は6隻である。キトサップ(kitsap ワシントン州)と横須賀の米海軍基地に配備されている。
 推進部は全周回式の舵とスクリューが一体化したショテル・プロペラで曳航力は漸進2ノット、後進45ノット。排水量が410トン、全長27.4メートル、出力3600馬力 速力12ノット

 操舵室が小さくまとまっているのは、上に行けば行くほど張り出してくる航空母艦に接舷したときに、空母の船体と干渉しないためです。



 操舵室の壁面パーツは、透明パーツなので、透明なガラス部分をマスキングしてホワイトで塗装しなければなりません。



 透明ガラス部分をマスキングしてから、最初にブラックサーフェーサーを吹いた後に、ホワイトサーフェーサーを吹きます。
 マスキングする場所をこの後、2回替えて、その後、ブラックとホワイトのサーフェーサーを吹いて仕上げます。



 操舵室を箱形に組むと、特徴的な白い操舵室になります。



 操舵室に手摺りや、航行機器、ライト、そしてレーダーやGPS用アンテナ、航行灯が多数付いたマストを立てて、信号旗用のラインを0.3㎜のプラ棒でマストに取り付けて出来上がりです。
 タグボートは、どうしても自船より大きなサイズの船に寄り添うことになるので、大きな船の陰になりやすいので、目立つようにマストには8つも航行灯が付けられています。



 最後にタグボートに乗員の人形を載せます。
 乗員にするのは、TOMYTECジオコレの「現場の人々」です。 これを塗り替えます。



 タグボートの乗員は8名の場合が多いので、操縦席に座っている乗員に加えて、露天甲板にあと5名追加します。 残り2名は船内にいるということにします。
 前甲板に3名、後甲板に2名の配置。


 前甲板から操舵室の甲板のラダーを昇る乗員を2名配置しました。ちょうどラダーを昇っているようなポーズの人形がセットに入っていたもので、昇らせてみました(^_^)



 まだ船名を船体に入れたりしなければならないのですが、とりあえず完成ということにしておきます(^_^)

 なんとか最新式のタグボートをイメージ通りに組み立てることが出来ました。 TOMYTECのジオコレにもタグボートがありますが、ジオコレは省スペースのためのデフォルメが激しいので、(1/144と1/150のスケールの違いを加味しても)リアルスケールの模型と比べると、どうしても小さくまとまり過ぎてしまいます。



 次回は、途中になっている堤防を設置して、道路の貼り付けも行いたいと思います(^_^)



 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350