制作記#352
                       更新日2014年12月 8日更新           

2014年12月 6日(土)  1/144陸上自衛隊最新装備車両#2


 F-toysワールドタンクミュージアムキットVOL2を前回に引き続きリペイントします。
 

 残りの車両に、陸上自衛隊二色迷彩の車色を筆塗りで迷彩のパターンを描きました。
 10両中、製品のままの二色迷彩の車両は4台だけで、他の6台はリペイントしたものです。



 履帯(キャタピラ)をファレフォのグレーブラックで塗装

 塗装済みのものを参考に、スカートのゴムの部分や、50口径機関銃などの塗装を面相筆を使って行います。

 アルミシルバーやオレンジを使って灯火類の塗装を行います。 機動戦闘車だけは側面の方向指示器が多くて(戦車は正面、後部のみの方向指示器のみで、側面のはありません)、片面だけで6ヶ所もありました。これは原則的に道路を自走する装輪式の車両だけに、トラックと同じ道路運送車両法保安基準が適用されて、3m以内ごとに側方灯を設けなければならないことから来ているかもしれません。

 細部を塗装すると、どれがオリジナルの二色迷彩かリペイントした二色迷彩か区別がつかなくなってきます。
 陸上自衛隊二色迷彩の塗料は他のメーカーのものもありますが、ワールドタンクミュージアムキットVOL2に関しては、タミヤ アクリルミニの陸上自衛隊色が合っていたようです(^_^)



 最後は、デカールの貼り付けです。
 キットには9種類のデカールがありますが、二色迷彩の車両に使えるのは90式戦車と10式戦車の1種類ずつだけ、他のものはPKOなどの海外派遣を想定した日の丸とUNのデカール、そして機動戦闘車の二色迷彩用のものは、実戦部隊のものではなく防衛省技術研究本部のデカールなので、実戦部隊のものは2種類しかありません(>_<)
 部隊識別マークは一部の車両だけに貼りました。そのうち1/144のデカールが発売されるのを期待して・・・・
 





 リペイントが終了したワールドタンクミュージアムキットVOL2の1Box分の車両10両を、自衛隊の中央観閲式が行われる朝霞訓練場で使う元滑走路の広場に準じて、滑走路に並べてみました。滑走路は1/400なのですが(^_^;)



 今回のワールドタンクミュージアムキットVOL2の目玉は、1/144では初登場となる機動戦闘車です。
 まだ部隊配備されていない試作段階で、2015年まで開発が続き、2016年度に部隊配備が予定されているので、その時には試作型とは異なる部分が出てくると思われます。その時には、いつか量産型が発売されるのではないかと・・・・
 まだ、どこの部隊に配備されるかは決まっていませんが、将来は戦車を北海道と九州に集中配備し、本州の部隊の74式戦車の置き換えとして配備され、道路移動による機動力を生かした運用を行うらしいです。
 


 90式戦車  旧ソビエト軍の北海道への侵攻に対する戦車として開発された90式戦車ですが、冷戦構造の変化により環境は大きく変わりましたが、今でも本州には教育用に配備されているだけで、ほぼ全車が北海道に配備されています。

 ワールドタンクミュージアムの90式戦車は車体とスカートの間に、わずかな隙間があるのが残念です。少し車体側を削る必要がありそうです。 



 すでに調達が終了している90式戦車に変わって、現在調達が進められている10式戦車です。
 世界的にも性能が優れた優れた第四世代の国産主力戦車で、74式戦車との交代が進められていますが、74式戦車の全車が10式戦車に置き換えられるわけでもなく、戦車の定数の削減や、本州部隊の機動戦闘車の配備により、調達数は74式戦車の873両を大巾に下回ることになります。

 ことらも90式戦車同様、車体とスカートの間の隙間が目立ちます(^_^;)



 1/72のアオシマの機動戦闘車のキットも同時並行で制作しました。 1/144の倍のスケールですが倍以上の大きさに感じます。カルガモの親子みたい。
 アオシマのはステアリングを切ると反対側に傾くロールギミックを搭載しています。



 手前が以前、製作記#299で制作したピットロードの1/144の10式戦車です。


 
 ピットロードとワールドタンクミュージアムキットの10式戦車を比べると、多くの相違点がありますが、どちらも一長一短があります。
 ワールドタンクミュージアムの方は後部のバスケットが抜けて成形されているのがいいです。



 2013年の雨の中の中央観閲式予行の10式戦車



 ピットロートの方はクレオスのMr.カラー 陸上自衛隊戦車色セットで塗装したものです。 暗い色調でタミヤアクリルの色調とはだいぶ異なります。
 クレオスの方は1/144に使うと塗装したばかりか、雨で濡れた車両のような色調です。
 
 

 主砲はワールドタンクミュージアムの方が太くて、90式戦車よりも小ぶりな車体に120㎜砲を載せた感じがします。両社のを並べるとピットロードの方は105㎜砲に見えます(^_^;)



 1/144の戦車は並べて楽むのが、よろしいかと(^_^)

 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~360