2013年9月19日(木)ピットロード1/144陸上自衛隊10式戦車
陸上自衛隊の国産4代目の戦車、10式戦車は2009年に制式化されました。
キットとしてピットロードより1/144が2011年11月に3台入りで1,575円で発売されました。(塗装済完成品も発売されました)
他のスケールでは1/72がフジミから、1/48がアオシマから、1/35がタミヤから発売されています。
1/144なので部品数も14点で組立は非常に簡単です。
2010年10月24日(日)に行われた第57回中央観閲式の会場で展示されていた10式戦車の試作車です。
展示のみで観閲行進には参加していません。
第3.5世代、第4世代の戦車らしくモジュラー装甲の付いた砲塔は複雑な形状になっています。
砲塔にはかなり細かな部品が付いています。1/35の模型ではなく、1/144の模型を作っているので、この辺は気にしなくてもいいのですが(^_^;)
砲塔の四隅に取り付けられているレーザー検知装置、自車に向けられた対戦車ミサイルの誘導用や、敵戦車などが距離測定用のレーザー光線を探知すると、警報がなり煙幕弾が自動的に発射されるという、新型戦車らしい装備です。
鋼鉄のスカートの下にはステルス化のためにゴム製のスカートが付けられています。 転輪のゴムリムとハブベアリングから発する赤外線を遮断するためです。
プラモデルのスカートと比べると薄いこと薄いこと・・・
10式戦車の登場で、誕生後20年以上たった90式戦車ですが、主力戦車の地位は数的にも今だ保っています。
10式戦車は90式戦車に替わるものではなく、老朽化した74式戦車の置き換え用です。
第3世代の90戦車の無骨さも、戦車らしくていいですね。
10式戦車がモジュラー装甲なので車体の割に砲塔が大きく、バランスが悪く見えますが、見慣れれば10式戦車もバランス良く見えるようになってきました(^_^)
中央観閲式は戦車がずらりと並んだ姿を見られるので、映画「バルジ大作戦」の一場面のように見えます。
今から3年前の中央観閲式ですが、このときは菅直人内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮官である観閲官でした。
これから5ヶ月後に東日本大震災が発生し、菅総理により自衛隊が10万人規模の災害派遣の命令を受けることになるとは、思いもしませんでした。 このときの菅総理による訓示では、中国の軍事力増大についての懸念を明言していました。
今年も3年に一度の中央観閲式が10月27日(日)に埼玉県の朝霞訓練場で行われます。
観閲官は安部晋三内閣総理大臣の予定です。
ピットロードの10式戦車はプラモデルなので、さすがに塗装しないわけにはいきません。
塗料はMr.カラーの陸上自衛隊戦車色セットから、最初に濃緑色をエアブラシで塗りました。
2色迷彩なので茶色は筆塗りで。
この塗料は専用に調合した特色セットなので、色調は正確だと思います。
食玩のコナミの陸上自衛隊大全の90式戦車と並べてみると・・・・・
陸上自衛隊大全の90式戦車は、10年くらい雨ざらしにして退色したような色調です(>_<)
長いスカートはフラットブラックで塗った後、グレーでドライブラシ。
車体全体をスミ入れ塗料のブラックでスミ入れ。
12.5㎜M2機関銃や灯火などを塗り、最後に非常に小さくて細かいデカールをピンセットを使って貼り付けました(^_^)
デカールは3種類用意されているうちの富士教導団戦車教導隊第1中隊のものです。
車長は陸上自衛隊大全の人形を使いました。
戸崎駅前大通りの片側を閉鎖して行う第16旅団の観閲行進(^_^;)
本物の戦車の観閲行進は、戦車の吐き出す排気煙で視界が悪くなります(^_^;)
走行する戦車の台数が多いので排気煙により後方の車輌が霞んできます。
そんな観閲式での私の楽しみは、待機している車輌の側にいることです(^_^)
観閲式には何回か行っていますが、観閲行進を見るスタンドには一度も座ったことがありません。
スタンドで式典を見るよりは、動いている戦車を2mくらいの距離で眺めるほうが楽しいからです(^_^)
戦車が2列縦隊で隊列を組んで走行します。 訓練しているからですが、車輌間隔が狭いのには技量を感じます。
注意しなければならないのは、戦車の直近に立つと排気煙をモロに浴びるのと、舗装された路面でも埃を盛大に巻き上げるので、コンタクトをしていると、目にゴミが入ってたいへんなことになります。
以前、大泣きしたので走行する戦車の側に寄るときには、必ずサングラスをするようにしています(*_*)
最近、複数の駐屯地で創立記念行事で、戦車などの観閲行進をわざわざ駐屯地の外の公道で行っていますが、さすがに県庁所在地のメインストリートでは無理。 レイアウトに並べて楽しむことにします(^_^)
東京の銀座や赤坂では装輪装甲車が公道を走っているのですが・・・・
次回は記念すべきレイアウト制作記#300です。
レイアウトの拡張部分をレイアウト本体に組み込んで、レイアウトの全体とのバランスを考えて見ることにしましょう(^_^)