レイアウト制作記#233
              更新日2011年12月24日更新         

2011年12月24日(土) ムーミンの森公園#3(サイレントナイト記念堂のキット)
                  


 夏の風景のレイアウトの制作記ですが、今週はクリスマスなので、クリスマスに相応しい、クリスマスシーズン限定生産のキットを組み立てたいと思います(^_^)


 

 ムーミンの森公園にムーミン関係の展示室を設けます。

 埼玉県飯能市のあけぼの子どもの森公園にも、ムーミン関係の展示室と図書室が森の家という木造の建物で設けられています。



 内部は2階が図書室で、ムーミン関係の作品や、図鑑などの児童書が置かれています。



 1階はムーミン関係の展示室になっていて、ムーミン関係の年譜や作者トーベ・ヤンソンさんからの手紙が展示されています。


 
 手紙は1999年に、あけぼの子どもの森公園のスタッフが作者のトーベ・ヤンソンさんに誕生日のお祝いを贈ったことに対する感謝の手紙です。
 ヤンソンさんが亡くなる2年前の手紙です。



 さて、戸崎県庁の敷地内に設けられたムーミンの森公園はたいへん面積が狭いので、庭園施設だけでは公園としての魅力作りが難しく、ムーミン関係の資料を展示した施設も設けて、日本中のムーミンファンの訪問を期待したいところです。


 展示施設としての建物は、ムーミンにちなんで北欧風の建物を選択したいと思います。
 ドイツ製のストラクチャーキットには、南独のアルペン風の山小屋のキットは豊富に発売されています。
 木造の山小屋のキットは、ムーミン関係の展示室にまあまあ相応しいかと思いますが、県庁舎の敷地内に耐火建築ではない建造物は建てられないので、VOLLMERのOriginal Silent Night Memorial Chapelのキットを選択しました。



 このキットは1818年にオーストリアのオーベンドルフ村の教会でクリスマス礼拝準備中、オルガンが破損しているのに気づき、修理する余裕がなかったので、オルガンを使わずにギターだけの演奏可能な曲を即興で作ってもらったのが、サイレントナイト(きよし この夜)という曲です。
 
 このチャペルはオーストリアに今でも現存しています。(ただし初代は水害に遭い、現在は二代目)
 VOLLMERは現存している建物を忠実に模型化しています。  最初はHOスケールで発売されヒット商品となり、Nスケールに縮小された製品が2010年に発売されました。

 完成するとそんなに大きな建物ではないのですが、キットの価格は海外でも3千円近くもします。



 値段が高いのには訳があり、オマケとして雪景色にするためのスノーパウダー、ステンドグラス光らせるための電球、そして名曲Silent Nightの音楽CDが付いています。

 オマケのスノーパウダーは、自分の場合、夏のレイアウトなので不要。
 電球もレイアウトで電飾はやらないので不要。

 だけどSilent NightのCDは嬉しいオマケでした(^_^)
 世界300を越える言語に訳され世界中で愛唱されている曲です。

1
きよしこのよる 星はひかり  すくいのみ子は まぶねの中に   ねむりたもう  いとやすく


きよしこのよる み告げうけし  まきびとたちは み子の御前に ぬかずきぬ かしこみて


きよしこのよる み子の笑みに  めぐみのみ代の あしたのひかり  かがやけり ほがらかに


 このSilent Nightの曲が6つのバージョンで収録され、他にドイツ語、英語の他15カ国語で収録されています。
 ヨーロッパの歌詞のあと、アジアの歌詞が日本語、韓国語、中国語の順で収録されています。
 日本語は日本人が歌っているのではなく、ドイツ人が日本語の歌詞をローマ字に直したのを歌っている感じです。

 CDを演奏すると、ひたすらSilent Nightの歌が続きますが、クリスマスらしくていいかと・・・・  
 メーカーが想定しているのは、このキットを雪景色のレイアウト・ジオラマで製作し、内部の照明を点けて、CDを演奏しながら完成したレイアウト・ジオラマを眺めるのでしょう眺めるのでしょう(^_^)




 キットは塗装しなくても、十分な仕上がりになります。
 しかし、このキットもいつも通り、全面的に塗装を施しました。

 壁面はホワイトサーフェーサーを吹いて、白く塗装されたコンクリート風に仕上げ、屋根はモデルズ イモンから発売されているスェード調スプレーのダークグレーを吹いて、キットの成形色に近い色で仕上げました。

 塗装さえ済めば組立は簡単なので、トントンと組立は進みました(^_^)



 建物の内側に、ステンドグラスが印刷された黒いシートを入れます。
 j黒いシートは内部の照明を点灯したときに、壁の透け防止のためと、壁の開口部にステンドグラスを再現するためのものです。 最近のヨーロッパ製のキットによくある、透明の窓ガラスのパーツは使用せずに、窓の模様を印刷した光沢シートでガラス窓を再現するようになっています。


 組立が終わると、最後に屋根のてっぺんになる星をゴールドで塗装します。
 未塗装で組み立てた人でも。このてっぺんの星だけはゴールドかシルバーで塗装してほしいです。 この星はイエスキリストの誕生を知らせた星ですから(^_^) 



 Silent Night記念堂が完成したところで、公園の完成としたかったのですが、まだ記念堂、じゃなかった(県が公費で特定の宗教のチャペルは造れない・・・)ムーミン展示館の前の地面が造られていないので、入口の前が断崖絶壁になっています(^_^;)

 今年造ったレイアウト制作の工程表ではクリスマスまでに、このSilent Night記念堂を造り、公園も完成の予定としていましたが、工程表よりも1ヶ月ほど遅れてしまったようです(^_^;)     1/144の艦船模型の制作にも手を付けてしまったことも遅延の理由の1つですが(^_^;)

 頑張って地面造りに励む所存です(^_^)


 VOLLMERのクリスマスに限定生産するクリスマスビレッジシリーズには、他にこんなキットがあります。

 ジンジャーブレットハウス

  ヨーロッパやアメリカではクリスマスにジンジャーブレットで家を組み立てます。 これはその専門店です。
 お菓子の家ぽいので、商店街に置こうと思って発注しました。



 Christkindl郵便局



 教会
  これはクリスマスビレッジシリーズではないのですが、クリスマスシーズンに合わせて再販されたようです。 ドイツの製品には数多くの教会のキットが発売されていますがカソリックの会堂のキットが多い中、これはプロテスタントの教会に使えそうなデザインなので、これも発注してみました。



 発注したのはいいのですが、発注後、「商品の在庫はあるけど、クリスマスシーズンで忙しく、スタッフの手が足りないので発送はクリスマスシーズンが終わってからになるよ」と、率直なメールが送られてきました(^_^;)
 海外の模型店はクリスマスシーズンに発注が集中するんですね(^_^)


 それでは、みなさま I wish you a Merry Christmas (^^)/
                         
God bless you!


※2011年12月25日追記・・・・・今年の24日のクリスマスイブは、クリスマスコンサートに聖歌隊の一員としてサイレントナイトを精一杯唄ってきました(^_^)
  コンサートからの帰り、夜空は澄み切ってオリオン座を始めとする冬の星で光り輝いていました。街の中は静まり返り、真のサイレントナイトでした。

 ちなみにメリークリスマスという挨拶は12月25日に行うのが正式です(^_^)

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