制作記#319
                  更新日2014年2月23日更新           

2014年2月22日(土) スパーマーケット ホーネットの建築#1


 今回もストラクチャーの組立です。 製作記#288 インナーハーバー計画で買い込んだストラクチャーキットをどんどん組立ててまいります(^_^)

 レイアウトの上に、ストラクチャーのベースを置いて、どのような街造りをするか検討するのは、至福の時です(^_^)



 インナーハーバートランジットモールには、ファッション関係の2階建ての買い回り品の店舗を。



 そして、戸崎おさかなセンターに並んで、最寄り品の店舗スーパーマーケットを建てます。





 スーパーマーケットの店舗にするのはFALLERのアルディ マーケット 南/北(ALDI-MARKET SOUTH/NORTH)です。



 FALLERがこのキットを発売したのが2012年頃だと思います。金型もシャープになっていて、壁や窓枠のパーツも従来のキットと比べて薄く成形されています。
 窓ガラスも薄く、透明になっています。
 サイズは125㎜ x 185㎜ x 55 mmで、やや大柄なキットですが、スーパーマーケットとしては店舗が小さすぎて、実際の店舗でしたらミニスーパーか大型のコンビニエンスストアくらいの大きさです。 本物のスーパーマーケットでしたら、この4倍以上の大きさがないと・・・・



 アルディ マーケットといえばアメリカのスパーマーケットかと思いましたが、調べてみると発祥の地はドイツで、ドイツを中心にディスカウントスパーマーケットを経営しており、ヨーロッパやアメリカでも店舗展開しています。 なかなか海外の流通業が進出しにくい日本では店舗はなく、アジアオセアニア地区ではオーストラリアのみに展開しています。
 何で南/北というのがマーケット名に付いているのかと、調べてみると、もともと1つの会社だったのに、創業者兄弟が経営方針で対立し、兄弟で店舗を分け合って北と南に分かれたようです。
 ドイツ国内ではきれいに北と南に分かれていますが、他の国では南か北のどれかの店舗しかないところや、アメリカのように圧倒的に南の店舗が多いところもあります。 全世界では9,235店舗中、北が4,805店、南が4,430店と店舗数ではほぼ同じ比率になっています。

 キットでは南でも北の店舗でも両方再現できるように、ちゃんと両方の店舗の看板がシールとして付属しています。
 左のブルーの下地にゴールドの枠が付いているのが南。 右のホワイトの下地にブルーの枠が付いているのが北です。




 今回レイアウトに置くのは、アルディ マーケットでは日本に店舗が存在しないので、馴染みがないのと、ディスカウントスーパーではなく、成城石井や紀ノ国屋クラスの少し上のグレードのスーパーマーケットにしたいので、アルディ マーケットのシールは使わずに、オリジナルのスーパーマーケットにすることにしました。
 スーパー ホーネットの看板を自作して取り付けようと思います。


 また、キットには、ヨーロッパのキットらしく、室内照明を取り付けたときの灯りの漏れを防ぐための、建物の中に入れる紙のシートが付いています。
 シートにはには店内の写真も付いていて、これを使って店内の様子を再現します。
 以前、FALLERのミニスーパーを製作記#12で造りましたが、このEdeka local mini marketのキットははレジや陳列棚などの店内の什器のパーツもあって、スパーマーケットの店舗内部を再現する楽しみがあったのですが、このキットには一切ありません。
 大き透明な窓ガラスが付いているのが、エントランス周りだけで、あとは外から店舗の内部を見ることが出来ないので、店舗内装を再現する必要がないからでしょう。


 キットの組立に入ります。

 最初に組み立てる前に、ランナーに付いている段階で塗装しておきます。
 壁は白いプラスチックで成形されていますが、プラスチックの地肌のままにはしておけないので、ホワイトサーフェーサーを吹きました。
 アクセントとして、グレーのプラスチックで成形された屋根や柱などのランナーは、海岸通りにある店舗なので海に関連した色にしようと、WW2のアメリカ海軍機色のシーブルーをエアブラシで吹いてみました。
 つや消しの落ち着いた色に染まりましたが、暗い色調になってしまい、もう少し明るい青にした方がよかったかな(^_^;)



 ドアやウインドウのサッシ類はアルミシルバーとライトガンメタルで塗装しました。


 キットは壁から作り始めます。
 壁一面に10~20個くらいのパーツを取り付けるので、組立には時間がかかります。
 その代わり、色別のパーツが組み上がるので、組立後は塗装しないので、かえって楽です(^_^)

 パーツの合いも良く、新しいキットだけにストレスなく組み立てられます(^_^)



 エントランス付近が一番パーツ数が多くなっています。
 店舗内装のパーツは前述したとおり省略されていて、内装はプリントされているものを、エントランスの奥に填め込みます。



 内装が省略されていても、外から見えるようなガラスパーツはエントランス周りにしかなく、入り口から覗き込まない限り、店舗内部は見えないので、あえて内装を行う必要はないでしょう。 天井パーツを取り付ければ暗くなり、なおさら見えなくなります。
 もちろん、キットはLEDの照明を取り付け可能な仕様になっています。 私は室内の照明は取り付けません。レイアウト上の建物の数が多すぎて照明まで手が回りませんし、また必要も感じません(^_^;) 室内照明にコストや手間を掛けるのであれば、その分、街に人形を置きたいからです(^_^)



 エントランス周りと、四方の壁が組立終わりました。 このキット、床のパーツがあるのがエントランス周りだけです。
 実際の建築では建物の下の基礎が大切なので、床下のパーツがないと落ち着かないのですが、ヨーロッパ製のキットらしく、室内照明のことも考えて床板がないのでしょう。 全体の構造を支えるのは天井パーツになります。



 次回は、天井と屋根を取り付けようと思います(^_^)


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