2014年2月15日(土) 戸崎おさかなセンターの建築#2
このペーパーキットの体育館は、どう見ても体育館にしか見えないので(^_^;)、おさかなセンターに見えるよう工夫していきます。
具体的には、看板やポスターを使っておさかなセンターにしていきます。
建物の3方向に大きな窓があって、ガラスとして透明プラ板(弁当のフタ)を取り付けたので、外から中の様子がよく見えます。
よく見えると言うことは、建物の中も造らなければならないので、それはそれで大変なことになります。
結局は、中があまり見えないようにすればよいということにしました(^_^;)
とあるところの海鮮市場の窓に大漁旗が貼ってあるのを見て、これを参考にして窓の内側に大漁旗を貼ってみました。
大漁旗は日本の漁船に大漁のときの帰港時などに掲げる、日本独特の派手で目立つ旗です。 大漁旗のメーカーのWebにある見本をプリントさせて頂きました(^_^)
旗なので和紙プリント用紙にプリントし、窓の内側にアクアリンカーで貼り付けました。
けっこう中が見えなくなるものです。
建物の内側の作業が終了したので、屋根を取り付けます。
最初に屋根の内張になる白いボール紙を貼り付けました。
接着は、やはりアクアリンカーを使ってのですが、糊付けする壁がプラスチックキットと違って薄いので、完全に固着するまでマスキングテープで固定しておきました。
さて、体育館をおさかなセンターらしくするために、看板やポスターなどを貼り付けます。
看板は一太郎で製作。
ポスターはWebより収集したものです。
一番目立つところには、さかなクンのポスターを貼りました。 さかなクンさんが世に出るきっかけになった1993年のテレビ東京のテレビチャンピオン 第3回全国魚通選手権を見て以来、気になる存在でしたが、2010年に天皇陛下が、さかなクンの名をあげられたり、2011年の東日本大震災では、被災地を何度も訪れたり、被災した岩手県久慈市の水族館もぐらんぴあの再建のために、個人コレクションを提供したりと、好感度が高くなっています。 NHKの朝の連続テレビ小説のあまちゃんに、ご本人そのままの設定で出演されたのも頷けます(^_^)
今回の模型工房パーミル(エムズクラフト)の体育館として非常によく出来ていて、いかにリアルなストラクチャーにしようというメーカーの努力が感じられます。
自分は子どもの部活動で毎週のように学校の体育館に出入りしているので、実物の体育館を観察する機会に恵まれています。 このキットの体育館と実物の体育館を比較して、あと2つほど足りないなと感じるところがあります。
1つは、窓の内側にボールが当たったさいに窓ガラスが破損しないように、格子状のガードが付けられていますが、キットでは再現されていません。
今回は体育館でなく、おさかなセンターなので、ガードは必要ないので問題ないです(^_^)
2つめは、体育館の外壁には雨樋が何本も目立つ形で取り付けられています。
雨樋は円筒形なので、ペーパーキットでは再現が困難なものです。(フローベルデの公営住宅2階建てにはストーブ煙突など円筒形のものも平面なパーツで再現されていましたが(^_^;) ) これがプラキットならば必ず再現されていたでしょうが、これは省略されています。
軒から地面までの縦の樋、たて樋を1.5㎜のプラ丸棒で再現しました。 実物に準じて、片側6本、計12本取り付けました。
最後に、屋根を取り付けます。
水色に着色された屋根ですが、前作のペーパキット フローベルデの公営住宅の屋根で、スミ入れ塗料を使った屋根の仕上げ(製作記#313参照)が気にいったので、今回もタミヤのスミ入れ塗料のブラックを使いました。
薄く筆塗りして、すぐにテッシュペーパーで拭き取ります。
最後に屋根の接着して建物は完成です。
この後は、ポール看板や駐車場などの構築物を造り、魚の即売所らしいアクセサリーを置きたいところですが、地面や構築物造りはすべての建物が揃ってから行う方針なので、次回は新たなストラクチャーの組立を行いたいと思います。 あと3,4個は組み立てることになると思います(^_^)