制作記#317
                  更新日2014年2月 5日更新           

2014年2月 1日(土)(体育館改め)戸崎おさかなセンターの建築#1


 レイアウトに港を造っていますが、レイアウトの港の定番といえば漁港になります。 古くはGMから、新しくはTOMYTECのジオラマコレクションから発売されています。

 港のレイアウトを造ったときに置こうと、以前購入していたTOMYTECジオラマコレクションの建物コレクション 漁港A、B、Cの一式をセットを試しに港に並べてみます。



 並べた三つの建物は、手前から、造船所、食品加工所・魚市場、漁協事務所・水揚げ場の3つの建物を置いてみます。



 すると、港に停泊している1/144の記念艦2隻が隣接しているので、ジオラマコレクションの建物がいかに小さなものかということが、強調されてしまいます(^_^;)

 それに、県庁所在地の駅の直近に、漁港や魚市場があるのも少し違和感を感じます(^_^;)
 漁港や魚市場を置くと、レイアウトが少し生臭い感じになってきます。
 港や漁港の臭いは、個人的には嫌いな臭いではないのですが(^_^;)、駅前通りや市の中核となる商店街の近くにあるのも似つかわしくないので、漁港は置かないことにしました。






 そこで、港の近くに水産物の直売所、あさかなセンターを作ります。

 海の方に旅に出ると、安くて、おいしい海産物を求めたくなります。 漁港のある街には、新潟県の寺泊や、茨城県の那珂湊、北海道釧路市の和商市場や沖縄県那覇市の第一牧志公設市場など、規模の大きな海産物の直売所が設けられています。

 それらのように、地域住民や地域の業者、そして観光の目的地の一つになるような施設として、おさかなセンターを造ろうと思います(^_^)

 ジオラマコレクションの漁港の建物は使わないで、(もともとレイアウトにジオラマコレクションの建物は使わない方針ですが)港近くに海産物の販売所である「おさかなセンター」の建物の周辺に、ジオラマコレクションの漁港に付属しているアクセサリーを活用したいと思います(^_^)


 おさかなセンターの建物として使うのは、ペーパーキットの体育館を使います。

 実物の海産物直売所や、おさかなセンターによく出かけますが、大型の建物は、天井が高く体育館のような建物になっています。

 今回は模型工房パーミル(エムズクラフト)のNゲージペーパーストラクチャーシリーズ(1/150)学校体育館キット塗装済を使います。



 このメーカー、体育館だけでなく、学校の校舎やプールなども販売しています。
 
 Nの学校は古くはGMの木造校舎があり、新しくはTOMYTECのジオラマコレクションのシリーズがあります。
 それらとの大きな違いはキットのポリシーが、無理にデフォルメすることなく本物のプロモーションを重視した設計となっています。とあります。他メーカーの学校は実物だったら狭すぎて、普通の学校としては使えないだろうという大きさに、デフォルメされています。  逆に言うと模型工房パーミルのストラクチャーは大きすぎて、これを置くレイアウトが限られてしまうおそれがありますが(^_^;)

  
 パーミルの体育館の大きさが、幅124㎜×長さ236㎜×高さ63㎜という大きさです。
 (現時点で発売予定のジオラマコレクションの体育館が幅90㎜×長さ170㎜×高さ70㎜なので、面積としては模型工房パーミルの体育館の半分の大きさになります。


 パーミルのキットの内容は、製作記#309で作りはじめたフローベルデのキットと同じ材質のペーパーで、部品構成も同じです。
 それもそのはず、パーミルはフローベルデのペーパーキットの製造委託先なので、両者はまったく同じ造りです。

 違いと言えば、パッケージがフローベルデが紙箱入りなのに、パーミルのは吊り下げ式のビニール袋と簡易なものになっています。
 そして、お値段も同じものをフローベルデから出したら倍近くなるのではないかと思うほど、パーミナルはリーズナブルな価格になっています。



 難点は、組立説明図がわかりずらかったので、説明図は全く見ずに、感覚のままに従い組み立てました(^_^;)
 完成後の構造が想像できるので、説明図を見ないで作っても間違いはなかったかと思います(^_^;)

 一番内側を窓枠のペーパーにして、柱の構造のペーパー、壁面のパーパーなど、5、6枚接着して重ねていきます。

 今回も使用した接着剤は、ジオラマ模型用のアクアリンカーです。 速乾タイプなので、ペーパーキットと相性がいい。 あっという間に組み上がりました(^_^)

 内側にガラス窓として、透明プラバン(弁当のふた)を貼り付けました。
 前回制作したヨーロッパ製のキットに比べて、窓ガラスの薄さと透明度が際立ちます。 弁当のフタはすごい(^^;)



 床と四方の壁が組み上がった段階で、レイアウトの上に置いてみます。

 ペーパーキットといっても、硬い材質の紙を5枚も6枚も重ねて接着しているので、かなり頑丈な作りになっています(^_^)
 さんけい みにちゅあーとのペーパーキットもこれくらい簡単に組めて、しっかりとした造りだったら、ありがたいなと思います。



 まだ、完成していませんが、完成後のイメージを掴むために、屋根を載せてみます。



 次回は、この体育館に看板等を取り付け、おさかなセンターらしくしたいと思います(^_^)

 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350