制作記#314
                  更新日2014年1月 5日更新           

2014年1月 4日(土)戸崎アルファゲートビルの建築#1(1階)


 

 5階建てのビルを建てようと思います(^_^)
 前回は昭和の建物をリノベーションした商店長屋でしたが、今回はトランジットモールに相応しいような現代風のショッピングビルを作ります。

 CR旅客鉄道のレイアウト制作のコンセプトどおり、ヨーロッパ製のストラクチャーキットを、現代日本風のビルに改造します(^_^)

 現代的といっても、使用するキットはデンマークのkibriのBusiness buildingです。
 このキットは最初に販売されたのが30年から40年前でしょうか・・・ かなり息の長いキットです。




 老舗の模型店に1980年代のKibriのカタログが置いてありました。
 


 それを見ると、しっかりと今回のキットが載っています。(色合いはずいぶん落ち着いていますが)



 このカタログにはいろいろとストラクチャーキットが載っていて、絶版になったキットもありますが、現在も再版されているキットもあります。

 特にこの9階建てのアパートメントは今でも通用しそうなデザインで、長いこと絶版になっていましたが、最近再販されました。
 これも2セット購入したので、いずれはレイアウト上に登場させます(^_^)



 制作記#86で使った今も絶版になっているKehi駅のキットも載っていました。



 ヨーロッパのメーカーの駅舎で現在でも販売されているのは、クラシカルなタイプの駅舎がほとんどで、このBöblingen(ベーブリンゲン)駅も絶版になっています。 このようなビルタイプの駅舎は改造すれば日本の情景にも合うので、再販を期待しています。



 その他にも、絶版になっている古いデザインのビルも、カタログに載っていました。






 さて、このGeschäftshaus(商用ビル)のキットを2つ使って5階建てのショッピングビルにします(^_^) 
 


 最初に2年前に再販された商用ビルのキットを購入し、5階建てに改装しようと、もう一つ購入したのが1年前です。

 1年の時間差ですが、キットのパッケージが異なります。

 品番が7121のもので、ジオラマ写真になっています。



 このパッケージが1年を経たずしてパッケージが変更になりました。品番が変わったこともありますが7121の方は、パッケージ写真を見ると、キットのビルの他に後方のアパートメントも附属しているような誤解を与えてしまったのかもしれません。

 1年後に購入した品番が3712のもの。 ジオラマ写真は角の方に小さくなって、シールも塗装もしていないビルの写真が大きく掲載されています。
 ジオラマの写真が大きい方が、夢があって買いたくなりますが(^_^)



 箱を開けてみると、30年以上前の設計の古いタイプのパーツが出てきます。
 ガラスパーツが分厚く、金型のせいか透明度に欠けるのはしょうがないとして、あとはパーツにバリもひけもなく、金型のメンテナンスは非常に良好のようです(^_^)
 組み立ててみるとパーツの合いも良く、さすがkibriという感じです(^_^)
 


 組立説明図は昔のままなので、判りにくいものになっていますが(^_^;)




 最初にストラクチャーのベースをレイアウトの上に置いて、どのようなイメージの建物にするか検討(^_^)



 パルコに対面する建物なので、パルコが手掛けている中小店舗でもあるZERO GATEを参考にさせてもらいます。
 ZERO GATEの店舗の内、2014年秋に開業予定の名古屋ZERO GATEを参考にしたいと思います(^_^)


 最初にベースの塗装で、レンガ色のブロック敷にしたいので、オキサイドレッドサーフェーサーを吹いてレンガ色に染め、タミヤのスミ入れ塗料グレーで目地に色差ししました。

 

 ショーウィンドウなどになる透明パールを取り付けます。 あんまりキット附属の透明パーツは分厚く曇っているので使いたくないのですが、特殊な形状なので今回は使います(^_^;)
 


 ショーウインドウの内側には、キット附属の店内の様子がプリントされた紙を使います。

 上が1年前に買ったキットので、下が2年前のキットに附属していたものです。 
 あきらかに、下の用紙の方が印刷が悪く(カラーコピーのようです)なっており、この頃のヨーロッパ債務危機の影響があったんだろうか(^_^;)



 出来のいい方のプリントを切って、ベースに貼り付けます。 1階は家具インテリア店ですね。



 1階の天井と軒先を取付け、2階以上の取付の準備をしておきます。



 次回は2階から5階まで建てようかと思います(^_^)
 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350