制作記#86
    更新日2008年3月7日更新    

2008年3月6日(木)戸崎駅南口駅前広場整備事業 #5
          (線路際の植栽・サウス・スクェアの建築#1)
   
  


  線路際の植栽


少しでもベニヤ板平原を解消すべく植栽に励みます。
 オーバークロス道路の下は、7月という季節を考えると夏草に覆われているので、ベニヤ板の上に夏草を生やします。 草は例によってKATO=Woodland Scenicsのコースターフ(グリーン)を1: ヤマト糊:1 水0.8くらいをブレンドしたものをベニヤ板の上に盛りつけます。
 


 草は水苔のようにグチャグチャと濡れていますが、この時期(冬)だと3日くらいで完全に乾燥します。
 ついでに線路際の鉄路柵も夏になると、夏草に覆われるので、鉄路柵の周りにもペースト状になったコースターフを塗りつけておきます。鉄路柵が夏草に埋まった感じを想定しながら・・・・


サウス・スクェアの建築#1

 南口の駅前広場をデザインしていますが、広場周辺に配置する建物を決めておかないと、広場のデザインが決まらないので建物の建築も同時並行で行います。

 駅前広場からの通り沿いに駅前商店街をと思いましたが、駅前広場のデザインが区画整理によって出来た広場のスタイルになっています。そこで商店街でなく区画整理事業で出来た集団店舗にすることにしました。

 集団店舗は例によって外国製のキットを使います。
 今回はKibri社の”Bahnhof Kehl”(ケール駅)のキットを使います。
 
最近日本でも特定の駅のキットが登場してきましたが、ドイツでは以前より数多く固有名詞を冠した駅のキットが発売されています。
 ほとんどがドイツらしい古風な駅ですが、そのなかで日本の都市の駅として使えるのが、このケール駅とFALLER社の“2111”(パッケージに名前がありません。これより新しいパッケージには駅の名称が付けられていたようですが・・・)ですが、残念ながらかなり以前より絶版になっています。


 kibriの”7402 BAHNHOF KEHL”(ケール駅)のキットをですが、かなり古いキットで”ホビーセンターカトー東京”に組み立てられたものが置かれていますが、現在販売されているのは見たことがありません。
 昔のドイツの駅にしては近代的なデザインで、2階建ての駅本屋と6階建てのビルからなっている駅です。



 実際のケール駅はどうなっているのかとHPを検索したところ、ドイツ人のレイアウトのHPに実際の駅と、レイアウトに置かれたキットの駅の画像が載っているのを見つけたので、こちらを参照して下さい。
 http://www.eichenstadt.ch/die-anlage/eichenstadt-hauptbahnhof/
(ドイツ語のHPですが、他のページのレイアウトの画像も楽しめます(^_^)
 
 ケールはフランスのLRTで有名なStrasbourg(ストラトブール)にライン川を挟んで隣接したドイツの国境の町で、未だにキットと同じ駅舎が使われているのは嬉しい限りです。

 このキット、パーツも多く、壁面もけっこう薄く成形されており組立甲斐があります。ただしバリが目立ち金型がへたっているようなので、この辺も製造中止になった理由の一つかもしれません。
 


 日本型都市レイアウトのメインの駅としてもいいくらいですが、このレイアウトにはもうKATOの高架駅があるので、分割して他の目的に使用します。

 今回、左端の6階建てのビルの部分と(後で病院にするつもり・・・)、右側の1階建ての部分は使用せずに、駅舎全体の6割程度の部分を使用します。使用する部分は2階建ての駅本屋ですが、それを3階建ての集合店舗に見立てます(^_^)

 駅前広場の建物の配置場所を決めるために、建物の土台部分を置きましたが、けっこうな大きさです。(34.5p×9p)
 これでは何の為に南口駅舎を、小さな建物でまとめたのか判らなくなりますが(^_^;)、気を取り直して駅前広場の規模を拡張することにしました。 拡張はレイアウトのベースボードに板を継ぎ足していきます。
 
  

 このレイアウト、何回かベースボードが拡張しています。この後も拡張する予定もあります。
 あまり固定式レイアウトで造って最中に、レイアウトボードのサイズが変わっていくというケースはないと思いますが、いうなれば東京湾や大阪・神戸あたりで盛んに日本の領土を増やすべく行われている埋め立て工事みたいなものです。

 レイアウトボードの台枠は、第二次大戦中の米空母Essex級の飛行甲板(FlatTop)の構造を参考に造った独特な形状なので、拡張は容易になっています。アメリカの空母のEssex級Midway級がプロペラ機の時代からジェット機の時代に移行していく課程で飛行甲板が拡張されていく例に倣いました。
 だんだんと航空母艦のようにFlatTopが縦に横へと広がってきます(^_^;)


 3階建ての集合店舗ビル「サウス・スクェア」の組立にかかります。
 接着する前にパーツ段階で塗装を済ましてしまうのが、私の作法です。壁面・窓枠・窓ガラスを接着していきますが、ヨーロッパ製のキットだけに窓ガラスの透明度が悪く、また金型がへたっているのかやや波打っています。仕方がないので、タミヤの模型用コンパウンド「荒目」と「細目」で磨いて少しは透明に仕上げました。
 ※作業後、苦労して磨かんでも、透明プラ板を代わりに使えばいいと気が付きました(>_<)



 壁面を組み上げましたが、ガラスの透明度を高めたら高めたで、建物内部がよく見えるようになったので、見える部分の室内は少し工夫する必要が出てきました。



  1階部分のファザードはオリジナルだとこうなっていますが(銀行になっている)、1階部分をコンビニエンスストアーにすることにし、余分な桟はニッパーで切り取り、大きな一面ガラスにしました。 



 コンビニエンスストアーのシールを貼り("MINI STOP"でなく"MIMI STOP"ですが・・・)、3階を造る前に、1階と2階部分の内装を極簡単に行いたいと思います(^_^)


 

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