制作記#277
                  更新日2013年6月3日更新           

2013年6月 1日(土)記念艦JDSはつしも建造#3(艦番号・手摺り等)                          



 1/144のフレチャー級駆逐艦の2隻目の組立を再開しました。 前回は2011年12月28日の制作記#232だったので、1年半近く間隔が空いてしまいました(^_^;) 

 戸崎港に置かれる記念艦として目玉となるストラクチャーの1つなので、レイアウト完成の為に組立を久しぶりに再開しました。


 1/144のフレチャー級のキットを組み立てるのは2度目なので、1度目の経験を生かして組み立てていきます。

 2度目は1度目と作る手順を大きく変えました。
 前作は制作記216~223までの8回の制作記になっています。

 このキットは組立説明書の順番通りに組み立てていくと、駆逐艦の形になるのは早いのですが、後になればなるほど、細かい部分に細かいパーツを取り付けなければならなくなるので、たいへん苦労します。
 特に手摺りで苦労します。

 今回も手摺りと艦番号は早いうちに取り付けることにします。


 艦番号

 今回も前作とおなじくアメリカのノーチラス社から取り寄せた1/144フレチャー級用のエッチングパーツとデカールを使用します。

 艦番号のデカールは前作を作ったときに購入したものの残りの番号を使います。
 厳密に言えば海上自衛隊はもう少し丸っこい書体なのですが(^_^;)



 架空の艦なので艦番号をどうするか迷うところです。

 護衛艦ならば101から199の番号ですが、現役を引退した記念艦なので、使える番号としては練習艦の番号で3501からの4桁の艦番号かと思います。
 しかし3桁の艦番号の方が護衛艦らしいので、3桁の百番台の艦番号にすることにしました。
 海上自衛隊の現在の護衛艦は35隻なので、空き番号は(アメリカ海軍と違って)たくさんあります。

 戦後、海上自衛隊に貸与されたフレチャー級2隻は、DD-183ありあけDD-184ゆうぐれ、だったのでそれに続く番号DD-185を使うことにしました。 鉄道の方もJRが使っている185系が好きということもありますが(^_^;)
 現在、180番台は、ヘリコプター搭載護衛艦(外国からはヘリコプター空母と呼ばれていますが)DDH-181ひゅうがDDH-182いせが使っていて、ひゅうが型よりも大型化した今建造中のヘリコプター搭載護衛艦22DDH24DDHがもしかして183と184を使ったとしても、当分は185という番号は空いているので、この番号を使います。



 艦尾には、艦名をひらがなで記載します。

 艦名は事務用ラベル印刷機のTEPURAを使いました。
 海上自衛隊の書体に似たフォントをえらんで、透明テープに白インクで印刷しました。



 透明テープがテカテカ光っているので、艶を消すためにツヤ消しのクリアースプレーを吹きましたが、吹きすぎたのか白濁してしまいました(^_^;)

 後でエアブラシで修正するか、白濁もウェザリングのうちと割り切るかどちらかにします(^_^;)


 手摺り

 前作では、手摺りに非常に時間を費やしました。細い支柱に黒い糸を3段に張りました。 糸を取付済のパーツの間を縫って支柱に接着していく作業が、一番たいへんでした(^_^;)

 だから今回は一番たいへんな手摺りの部分を、初期の段階でスペースの余裕のある内に済ましてしまおうという試みです。
 キットでも実艦でも、手摺りは製造の一番最後に取り付けると思いますが、組み立てやすさを考えて、手摺りを最初の段階で取り付けて行きます。

 
 このキットも、手摺りは附属している黒い糸を3段に張るようにと説明書に書いてあります。



 前作では糸を瞬間接着剤で貼り付けていったので、たいへん時間と神経を使いました。

 今回は、前作の轍を踏まずに違う方法で行います(^_^)
 3段糸を張るのを、2段目と3段目はエッチングパーツの手摺り用の網を使い、1段目は糸でなく0.3㎜のプラ棒を使うことにしました。

 エッチングの網は自衛艦の一般公開のときに使うネットの色として、エメラルドグリーンをスプレー塗装しました。
 これを瞬間接着剤だと、前作で接着したところが白濁したので、今回は模型用の接着剤アクアリンカーを使いました。
 エッチングパーツの接着は透明ゴムボンドでもいいのですが、ゴムボンドは糸を引くのでアクアリンカーにしました。
 アクアリンカーの欠点は、接着に時間がかかるのと、接着面が光ってしまうことです。 この対策は最後にツヤ消しクリアーのスプレーを吹いて、ツヤ消しに使用と思います。



 アクアリンカーはゴム系接着剤に比べて接着力が弱いので、固定されるまでテッシュペーパーや爪楊枝を使って抑えておきます。



 一段目の柵のロープは、糸でなく0.3㎜のプラ角棒を使いました。
 いつも使うEverGreenのプラ棒は0.5㎜までしかなく、0.5㎜ありませんが、Plastructのは0.3㎜まであります。丸棒も角棒もありますが、角棒の方が接着面積が多いので、角棒を使いました。 0.3㎜にもなると丸棒も角棒も区別が付かないので、接着がしやすい角棒を使いました。   
 接着剤はタミヤのセメントです。 前作では糸を張るのに瞬間接着剤で四苦八苦しましたが、今回はいとも簡単に出来ました。



 プラ角棒の手摺りが接着出来たら、ニュートラルグレーで塗装です。



 ついでに第1甲板甲板より上の、01甲板にも装備品が付かないうちに手摺りを取り付けました。



 第1甲板に手摺りが付くまで、艦橋や煙突、砲塔などの部品は組み立てていますが、船体には取り付けずに、下から組み上がってくるのを待っています。



 次回は第1甲板(上甲板)の装備品を取り付けてから、01甲板を取付け、艦橋の組立を行いたいと思います(^_^)

 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300